自由診療は高額で特別、保険診療は安いけれど中途半端、という「思い込み」が肛門科診療にはあると思います。私はそんなに単純なものではないと考えています。以前から肛門科領域の「保険のわく」が狭いため、保険適用外の治療をおこなう肛門科が多くあります。世界では標準の治療でも、日本では保険診療でできないことも多いのです。そのため、はじめから自由診療という医療機関もたくさんあります。
まずおおざっぱに自由診療のメリット・デメリットを見ていきましょう。
まずおおざっぱに自由診療のメリット・デメリットを見ていきましょう。