姫路大手前・岡崎外科 消化器肛門クリニック ブログ・肛門科通信

姫路城が好きで姫路在住の消化器・肛門科医によるクリニックのブログです。胃腸肛門の情報あり、気軽にお越し下さい。

中四国肛門疾患懇談会で発表 姫路の岡崎外科 肛門科のブログ

2015-03-01 23:22:20 | 裂肛(切れ痔)
2015年2月28日は岡山で開かれた第64回中四国肛門疾患懇談会で発表しました。前回の懇談会で、今回座長をされる高知の小野二三雄先生(おの肛門科胃腸科外科)と愛媛の小野芳人先生(渡辺病院)からニフェジピン軟膏による裂肛治療について報告をするように宿題を頂いていました。今回「ニフェジピン軟膏による化学的括約筋切開の経験」と題して発表しました。以前から全国の肛門科でニトログリセリン軟膏により裂肛治療がおこなわれていましたが、ニトログリセリン軟膏製剤が発売中止になり、軟膏治療は減少していました。ところがこの間世界的にはニフェジピンを代表とする「カルシウム拮抗薬」による治療が進んでいたのです。今回の発表で、ニフェジピン軟膏による治療によって、ニトログリセリンとほぼ同等の治療効果が出ていることを示しました。「日本の肛門科治療を世界レベルに」というのはいささか大げさですが、そのような方向で少しずつ進めています。肛門科の学術雑誌から論文投稿を依頼されています。さて、今月も忙しくなりそうですね。
 今回の発表では座長の小野先生はじめたくさんの方から、コメント、質問、励ましをいただきました。中谷外科病院(玉野市)の中谷先生、児玉クリニック(福山市)の児玉先生、藤原胃腸肛門科外科医院(広島市)の藤原先生、増田肛門クリニック(神戸)の増田先生ありがとうございました。ヤノ肛門外科(高松市)の矢野先生とも情報交換、先日は良い統計の参考書を紹介していただきました。野上病院(大阪市)の金川先生は隣席で色々教えて頂きました。また懇親会、二次会では、中川外科胃腸科肛門科(広島市)の中川先生、チクバ外科胃腸科肛門科病院(倉敷市)の竹馬彰先生、大橋胃腸肛門科外科医院(新居浜市)の大橋先生(親子で)、森谷外科医院(岡山市)の森谷先生、冨岡先生、高木先生、そしてもちろん師匠の瀧上先生、お世話になりました。瀧上先生には、4月から姫路聖マリア病院へ就任される予定の姫路出身の治田先生をご紹介して頂きました。こうして「ひととのつながり」が増えて行くのは、とてもうれしいことと思います。
 写真は岡山駅で、新山口行きの500系こだまです。(A7 Summicron 35/2)


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