おせっちゃんの今日2

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夫をちょっと疑った

2020-09-05 15:42:00 | わが家の話

昨日まったく久しぶりに渋谷まで夫とともに出かけました。(このことは日を改めてかくつもりです)

夕方帰宅したのは5時頃で、それから洗濯物を入れ、畳み、夕飯を作り結構ドタバタしていました。夫は夕食前に必ず風呂に入り、滝汗を流しながら飲むビールが人生の生き甲斐です。勿論昨日もです。冷房のあまり効いていない台所で、ガスを使い、おさんどんをしている女房のことなど頭にはありません。待たないで、自分だけでぐっと開けています。

そんな時、玄関にピンポンです。宅急便の来る当てがあったのでそれだとばかり思って玄関に出ると、それとは違う大きな段ボールです。心当たりがありません。
でも宛名は間違いなく夫にです。差出人も夫です。変だなあと思いつつ受け取りました。

「あなた、何か買いましたか?大きな段ボールですけど・・・」
「え~?買ったかなあ?一寸思い出せないけど・・・買ったかもしれない」
まことにあやふやな返事です。

その時私の頭に浮かんだのは舅(夫の父親)の最晩年の行動です。94歳まで生きた舅はかなり頭がいかれてきていました。電話をかけるのが好きで、また、弱ってきている人とは思えないほど、流暢に、しっかり話すのです。それでよく通販のものを頼んでいました。頼むことが好きなので、頼んでしまえば忘れるのです。姑が、そっとキャンセルの電話で断っていました。

なぜかそれが頭に浮かんだのです。
「あなた、人から勧められて買っちゃったのではないでしょうね。覚えていないってどういうこと?そんな口に乗ったら、以後狙い撃ちにされるわよ」。厳しい私の口調です。夫は困った顔をしていました。我が家の夕食前の空気が固まりました。

そこに、電話のベル。出ると先日家のメンテナンスを引き受けてくれた建築会社の係りの人からでした。出来栄えの満足度を聞き、礼を言います。固かった自分の口のきき方を慌てて和らげて相手をしましたが、相手はおもむろに本題に。

「明日あたり、一寸大きな段ボールが届くと思います。メンテナンスをなさるのがわが社のサービス週間だったので、お礼の景品をお送りしたのです」
「あ、今の今、心当たりのない段ボールが来て、年寄二人頭をひねっていたのです。ああ、S林業さんでしたか、まあ、ありがとうございます。よかったあ」
「業者が明日届けると言ったものですから、電話が遅れてびっくりおさせしました、ごめんなさい」一件落着でした。

コロナに効くか効かないか分かりませんが、かかりつけの医者の待合室にも置いてある、プラズマ空気清浄機でした。