ばばの気まぐれ日記

老後の暮らしというものはこういう事だったのかと思う日々
老後を迎えて初めて気が付くことも多い日々

なになに?リストラにあった??

2009年03月07日 | 雑感
二人の若いもんが。。珍味の試食を持って事務所の扉を開け入ってきた。
急いでドアの前に出たsazae3は取り急ぎ「今日はお弁当を持って来ているし、珍味などは要りません」といつもの紋切型のお断り文言で、対応していた。

sazae3の背後から、大きな声が飛んだ。「いったい何を売りに来たんだ!」「いきなり入ってきて、食べ物を買ってくれとは何たることか!」と大きな声が飛んだ。一瞬ピーンと張りつめた空気が漂った。

二人の(20歳代後半位の男性が二人)物売りは、少し怯んだようす、「リストラされましてぇ~」といかにも同情を乞うかのような表情を見せ、言い訳がましいことを言うのである。

「いきなり人の家に踏み込んで、どこのだれが作ったかもわからない食べ物を・・・試食してくれだと!・・・何たることだ!」「会社名は?」「リストラにあって仕事しようと言うのであるなら、考えろ!」「お前らそんな食べ物を何を信用して食べられるか?」「自分だったらどうだろうか?」と考えてみろ!。。。

聞いていたsazae3はただただ最もなことだと納得しながら、背後からのどなる声を小気味よく聞いて立ち尽くしていた。

お見事な対応である。

今までお断りは当たり障りなく「やんわりとお断りすること」ばかりしか考えていなかった。

素晴らしい!なんとも見事な応対ではないか!

何を考えているか分からない様ないい加減な相手ではあっても、本当に心に響く言葉で叱りつけている若い新社長にsazae3は魅力を感じた。そして38歳の新社長に、心からの拍手と信頼で心が熱くなった。

最近このようなしゃきっとした人間に出会っていないような気がする。

二人の若者は、「本当に貴重なご忠告をありがとうございました。」と神妙な面持ちで引き下がって行ったのである。(実行に移すかどうかは?怪しいものではあるが・・・)

「お味噌を買ってくれ」とかいろいろな事情を言って同情や憐れみを売り物にいろいろな物を売り込みに来る人間はいつの時代にでもはびこっている。
このような慈愛に満ちた心に響く激しい言葉を浴びせられた人は実は「幸せ者なのだ」と、気が付いて欲しいな!


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