ばばの気まぐれ日記

老後の暮らしというものはこういう事だったのかと思う日々
老後を迎えて初めて気が付くことも多い日々

朝日新聞夕刊の記事から・・鳩山「短命政権」を読み解く

2010年06月03日 | 雑感
朝日新聞夕刊の 鳩山「短命政権」を読み解く
東北大学教授 牧原 出(いづる)さんの記事を読んで、最近の短命政権がなぜ起きているのかを少しだけ理解できたような気がした。

記事の内容を上手く要約する事はsazae3にとっては困難なことである。
この記事を読んで最近の短命政権が何故繰り返されるのか?についての疑問は解けたような気がする。


70年代、首相の在任期間はおおむね2年を超えていた。歴代の政権が「官僚主導から政治主導へ」の第一歩を踏み出せずにいたからこそある程度の在任期間が保てた。

90年代には、連立政権が常態となり、政党間交渉に重点が置かれるようになった。
小泉内閣は省庁再編により企画権限を得た官僚を徹底活用した。
鳩山内閣に於いては貧弱な官邸の補佐集団しかいなかった。

普天間問題では、政策知識の乏しい政治家が意思決定の中枢にすわり。専門官僚を排除した。結果として政策の素人談義が横行した。

鳩山首相辞任の際には「官僚バッシング」は起こらなかった。
責任は政治家にあると言う先進諸国では当りまえの風景が日本にも姿を現したのである。

記事から抜粋させて頂いたのであるが、90年代からのもやもやしたものは少しだけ理解できたような気がした。「政治主導 成熟への第一歩」であるとする記事であった。
道行く人へのインタビューや、評論家などの話を聞いていても、何にも分かっていない人がそれらしい事を言ってくれるので、余計に訳が分からないまま何を信じて良いかが分かりにくい状態の昨今であった。

この記事を読んで、長い間の疑問が少しクリアーになったような気がした。
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2 コメント

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短命政権・考!! (はたやん)
2010-06-04 20:08:07
◆自分もそう思うのでありますが我ソフトボール同好会の衆議一決は、2世・3世の政権であり、生まれてこの方、逃げ場の無い立場に追い込まれることを経験したことの無い人物(裸の王様経験者)が首相になったりするからであります!!
◆その点では今度の宰相は2世議員でもなくあの市川房江さんのスタッフが原点のようでもあり、(結果として未納ではなかったのに)自身の年金問題で代表を辞任し四国八十八か所巡りもやったりした人物であり周りのブレーンがこれまでの2・3世宰相のような裸の王様にはしないとは思いますが、取り巻く環境は非常に厳しい状況でもあるので長期安定政権の保証は診えないと思ってます!!
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そうだったようですね (sazae3)
2010-06-05 06:30:42
年金未納問題も社会保険庁のミスで誤解されたり・・・本当にいろいろご苦労をされたようですね。

市川房江さんからの学んだものはいずれは反映されることと期待しますが、短期政権ばかりで政治の不安定は困りますね
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