少し前から唇の左下の所にオデキの様ないぼの様な物が出来ています。
何かと気になりいじってしまうので、少しずつ大きくなっているようにも感じました。今迄皮膚科で診て頂いた経験がなかったので、先ずは何処の皮膚科で診てもらったらよいのか?から始まります。
身近な数人の方に声をかけて教えていただきました。初めて診療を受けた皮膚科では「ケラトアカントーマかな?」これを取りたいのであれば紹介をします。と言う事になり早速近くの大きな病院への紹介状を頂きまして、翌日午前中に診療を受けに参りました。その時にその若い先生に「○○病院へ行けば、切りたがりの先生が大勢いますから直ぐに切ってもらえますよ!」と言われた事が頭に残っています。
まぁ・・紹介をされた病院はいつも大混雑しています。いつでもこの様な調子ですね。そんなに名医が揃っているのでしょうか?混みます混みます・・。紹介状があっても予約の方が優先なので、8時半病院へ行っているのに呼ばれたのは、11時15分頃となりました。
やっと順番が回って来て診察室へ・・若い男の先生です。唇の処を小さなカメラで撮影します。なんであるかは?言わないままに、手術の日程のお話になりました。5月はびっしりと予定が入っており、6月の中旬に何とか一日取れました。それではその日にいたしましょう。「切り取るので、傷は残ります。」「その時に悪性かどうかを調べて、もし悪性であったら、もう一度切り取ることになりますがよろしいですか?」
出来ものやほくろ・いぼ等の手術です。手術となると感染症や血栓等の合併症も・・手術の後は1週間後には抜糸があります。手術後の機能的予後について心配される事として、唇のずれと悪性の可能性・・・等があげられるとのことで、同意書に名前を書かされました。
手術に関する処置・検査・麻酔等に対する同意書ですね。本格的になってきました。いよいよ私も癌に突入なるのかな・・等と不吉な気持ちに、血液も沢山採取しました。
帰宅の途中で「??これって何か変ではないか?」例えもうじき70歳にも手が届きそうな年齢とは言え・・顔に傷が出来るかも分からない。他のやり方は無いのだろうか?
うぅ~んもしかしたら癌?がん?皮膚がんと言うことかな?・・・・と不安は広がります。忙しいからなどと言って、手術の予定を先延ばしにしていたら・・どんどん進んで手に負えなくなるのかなぁ・・・悪質なものだったら。・大変だなあ。。と心配が先に立ちます。この時点では両性のオデキとかイボであるとの事はすっかり頭から無くなっています。この様な場合、悪性かもしれないと言う事ばかりが頭を掛け巡るのですねぇ。
でももしかしたら・・・違った解決法があるのかも。切らずに焼いてしまうとか・・・・・帰路の運転中に考えました。
心が決まれば早い方が良いのではとその日の午後に動きました。
もう一つ友人から良かったとの評判の皮膚科です。こちらはベテランの先生です。診察室へ入りいつ頃から出来たかなどを尋ねられた後に、いぼの様なものを診て、直ぐにその場で、液体窒素(ドライアイスの様な白い煙が出るもの)でジジジジ~少し痛かったのですが・・・数秒間で処置は終わりました。
1~2週間後にまだ残っていたらもう一度焼きましょう。はいお終いです。
何という違いなのでしょう?何が起きたのか?一日も悩まずに解決です。3日後の本日表面に出ていた吹き出物の様なイボ状の物はいつの間に消滅しています。沢山採った血液を返してもらおうかしら?費用も・・・・ったく!・・・・・
最初に罹ったお医者様に義理立てして悩む事はありませんね。何となく勘が働き?おかしいな?と感じたら「セカンドオピニオン」を受診致しましょう。自分の体ですから。
液体窒素で取ってもらい、切らずにすんでよかったですね。
外科的手術となると、切って・はい・終わりにはならないです。
特に顔では心配ですよね~
セカンドオピニオンの大切さを痛感しました。
セカンドオピニオンってやはり自分の事ですから・・・医者といえども人間のすることですものね。妙なことに縛られて判断を誤りそうでした。