夕方6時、突然電話が鳴った。「お母さんがいない!」電話の向こうでオドオドと泣く1孫の声。
どっどうしたの?、こちらも心臓がドキリ、声には現れないようにと必死に取り繕う。「今その家には誰がいるの?教えて!」必死でその場の様子を聞きだしている。頭の中が真っ白とはこんな時だ。落ち着こう落ち着こう。と自分に言い聞かせて、なるべく声を震わせないようにと声の調子をダウンし、ゆったりとした話し方で、一瞬どのように動いたらよいか頭の中をいろいろなことが駆け巡った。「お母さんの携帯にバァバが電話をしてみるから少しこのままじっとして待っているのよ!」○ちゃんと○ちゃんはどうしているの?と聞く「ここに居る。TV観ている。」(どうやら二人は泣いては居ない様子ヤレヤレ。。)
「バァバお母さんの携帯はここにあるよ!」エェッ!
お父さんに電話をしてみるから、このまま動かずに二人を見ていて頂戴ね。今度会ったらご褒美を上げるから。。。ネ!
父親に電話を掛けたが、「この電話は使われていません」愕然とした。まったく呆れてしまう。
彼の実家にも電話を掛けた。同じく使われていない携帯電話番号であった。情けない。。勤め先の電話も知らされては居ないのだ。
危機管理が悪い人たちだねぇ~。。。私が子育てをした頃とは随分違う!暢気過ぎる。プンプンプン
心臓がドッキンドッキン激しくなってきた。アァ~どうしよう。このまま電話を切って子供が不安になって動き回るのは危険なのだ。よくよく言い含め車で駆けつけると伝えた。乗りなれない大きい方の車に飛び乗った。
夜の運転でもあり、ライトが何処なのか?探しても見つからない?兎に角エンジンは掛かった。ギアーをどうしたかな?あぁ~こんな事があるなんて。。。まだ心臓はドキドキしている。
やっとの思いで車をスタートしようとしたその時ショルダーバックの中の携帯が鳴った。
「ゴメン!買い物に出かけていたの!」「子供には、買い物に行く」と言って出かけたのよ!「来てくれるんだったら、どうぞ!新しく飼い始めた金魚を見に来る?」 ったく!....もうっ! 冗談ではない。
あきれ返って開いた口が塞がらないとはこんな時の言葉だろう。
あぁ~無事でよかった。 ったくぅ!
「使われていません」等と言う携帯電話番号を知らせてそのままとは本当に呆れてしまう。
今度から頼りにしているのだったら、「電話番号ぐらいは正確な番号を知らせといてね!」
心配が怒りに変わっている。
あぁ~。。。。
お嬢さんには子供だけ置いて出かける時にはほんのちょっとと思ってもおばぁちゃんにメールをするようお話しておかれた方が良いかもね。
それにしても何事も無くて本当に良かった!
少しの間でも連絡を取ってくれるように言います。
1孫が我が家の電話番号を覚えていたのには驚いたのですが、最近の子供は凄いですね。電話の掛け方を知っている割には、泣いて電話をしてくるなんて、幼い部分との落差が。
パソコンなどsazae3の方がお孫さんに教えを請うようになるのも時間の問題かも?(^_-)-☆
案外何か無いと危機感が生まれないのかしら?何かなんてないほうがよいに決まっているのですが。。。
多分婿殿は娘が具合が悪くなるなんて考えたことがないかもね。苦労が足らないのね。
何事もなくて、なによりです。孫をみている私にも、よくわかります。
そんなとき、息子や嫁はしれ~っとしていて一人で怒れてしまいます。
まだ車で駆けつけられる距離でよいですね。
我が家の場合は、ジィジと二人どちらかが一人になったら考えなければならないのですが、スープの冷める距離ですので大変です。娘は暢気なものですっ!