夕べ、寝床の中で耳でテレビを聞いていた。
午後11からのNHKの視点論点「草を食べる」と題して
七草粥の話題から「もったいない」について・・・
本来七草は立春を過ぎて芽生えるもので、その新芽の息吹に感謝を込めて食べていた、
今はハウス栽培してパックで売り出されている。
今もったいないとは「そんな高いものもったいない」とか「捨てるのはもったいない」といったお金にまつわる、一歩進んだとして、エコにまつわる見方がされているけれど
本来、というか私達の子どもの頃には、お米は踏んではいけない、とかご飯一粒まで残してはいけないといったことに「もったいない」を使っていた。
そこには生き物、穀物、自然に対しての畏敬の念が含まれていたように思う。
人間はあらゆる生き物、動植物を食べたり利用して生きている。
それらなしには生きることは全く出来ないのである。
牛や豚や鶏、魚、植物にしても、自然のままに生涯を生きながらえるべきものを奪って、人は生活をしているのです。
そのことをすっかり忘れてしまっていないだろうか・・・
もったいないとは、それらに感謝を込めた言葉であって欲しい
といった内容だったとおもいます。
目からうろこ、まさにその通りですね。
でも現代社会、そんなことを思いながら日々生きている人がいるでしょうか。
人間のおごりは果てしがありません・・・・
たまにはこんな反省もし、生きとし生けるものへの感謝の念も必要ですね。