宇宙や星の話は政治や経済の話と違って夢があるから好きである。
ビッグバンとか超新星とか、ブラックホールとか、理解できないところが面白い。
今日の新聞記事にベテルギウスのことが載っていた。
ベテルギウスといえば、冬の星座オリオンの左上の赤い星、冬の大三角でも有名である。
そのベテルギウス、寿命が来て「間もなく」超新星爆発を起こす兆候があるらしい。
ここ15年で15%質量が減ったとか、ガス放出が激しいなど末期の現象が見られると。
その「間もなく」というのが、数万年後か、ひょっとしたら明日でもおかしくない・・・
というのだから、そこのところがやっぱり時間スケールも宇宙的である。
もし爆発すれば、満月ほどの明るさになるというからこれも楽しみなことである。
でも・・・
ベテルギウスは、地球からの距離が600光年のかなたの星である。
今見ている星の光は600年前の光が届いているということ、
と言うことは・・・待てよ? 「明日でもおかしくない」というのは
それに「ここ15年の変化」って言うのも・・・
現地時間?で言うと・・既に600年前の出来事??
既に爆発しちゃってる・・っていうことにも・・・・?
考えてみるだけでも楽しいことではないか。
政治も経済も、人間社会もちっぽけなことに思えてくる。
写真は「斜陽」