慎さまの「終わりなき旅」

人生は終わりなき旅。
自分探しの旅の途中で、今想うことは何?

強烈なビジュアルと裏腹の感動

2021年09月05日 10時26分00秒 | 映画
あんまりここに上げてはいないんですが、最近もWOWWOWでよく映画を観ています。
先日観たのが〝ミッドナイト・スワン”。

今年の日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲った映画で、ボクも役者さんとして一目置いている草彅剛氏が主演なので、公開された時に観に行こうかなぁ?と思ってもいたんですが。

何せトランスジェンダー役(早い話がオネエ)の草彅クンのビジュアルが強烈!過ぎて、ちょっと尻込みしてたんですよね。
でもちゃんと観てみたら、いい映画でした。

オネエの草彅クンが、母親からネグレクトされていた親戚の女子高生を預かることになります。
草彅クンはオカマバー?みたいなところで働いていて、それはもう異次元の世界。

そんな異様な?生活の中で、女の子はバレエに興味を持ち才能を開花させていくんですが、それを草彅クンが応援していくというお話。
ヒロインの女の子役はオーディションでバレエ経験者を選んだそうですが、演技はまったくの素人らしい。

その演技をしていない感じがかえって自然で、草彅クンの体当たりの演技を引き立ててるようで良かった!ですね。

性的マイノリティならではの悲哀が感じられるシーンもあって、ジーンとくる台詞もあり、いつの間にか映画の世界に引き込まれて、あっという間に過ぎた2時間でした。

皆さんも怖いもの見たさで?一度チャレンジしてみてください。

Shin

長くて暑い夏

2021年09月02日 13時50分00秒 | 映画
実は先週、夏休みを取りまして。

と言ってもこのご時世、遠出もできないので(いつになったら旅行ができるんだ!)、1日はカミさんと珍しく買い物に行って、1日は久しぶりに映画を観に行ってきました。

初めて行った映画館だったんですが、結構混んでて、一席ずつ空けたりしてないんですよね。
「これって密じゃん」と思いながら、映画を観てて飛沫が飛ぶ事はあまりないので、まぁいいかと。

観たのは村上春樹氏原作で、今年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した〝ドライブ・マイ・カー”。
長かった!そして暑かった!

何せ上映時間が3時間あるんですよね。
3時間の作品を映画館で観る事があんまりないので、トイレに行かずにじーっと座っていられるか?自信がなかったんですが、意外と平気でした。

ただ満員に近かったこともあり、当日は外が暑かったからか、途中から館内が暑くなってきて。
もうちょっと空調を強くしてほしいなぁと思いながら、なんとか観切りました。

なんか我慢大会みたいに聞こえますが、肝心の映画は良かったですよ。
村上春樹さんの小説を読んでいるような感覚と言うんでしょうか?

台詞や世界観に独特のものを感じたし、ファンにはたまらない!作品だと思います。
ただ、もうちょっとコンパクトにまとめていただいて、2時間ぐらいの方が観やすくて助かるなぁと思った次第です。

Shin

史上最悪の事故の記録

2021年03月12日 20時30分00秒 | 映画
ご無沙汰してしまいました。
10日ぶりの投稿になります。

プライベートな問題が発生し、なかなかプログを更新する気にならなかったというのが本当のところなんですが、ここでお話できる事でもないので、それに関してはまた時がきたら・・・という事で。

話は変わりますが、昨日は東日本大震災から10年という節目の日。
私ごとですが、今の仕事を始めたのが震災が起こった年で、このブログを始めたのもそれからなので、「もう10年かぁ」と思うと早いですね。

当時の映像を見ると、やっぱり忘れてしまっている事もあったりして。

直接被災していない関東でも、電車が止まって帰れなくなったり、計画停電で当たり前に電気が使える事のありがたみを知ったりしたはずなのに、どこか過去の話になっている節があるので、「これではいけない!」と思う次第。

ちょうどこの前WOWWOWで観た〝Fukushima  50“という映画(今日も地上波で放送されるみたいですが)が、震災直後の原発事故をリアルに描いていて(当然現場を見ていた訳ではないので、どの程度現実に近いのかはわからないんですが)、「そういえばそうだった」と、思い出す事がたくさんありました。

史上最悪の原発事故を起こしてしまった国として、後世に記憶を残すためになくてはならない映画だし、渡辺謙さんや佐藤浩市さんを始めとした錚々たる俳優さんたちのシリアスな演技が光る、見応えのある作品でした。

先月も大きな地震があったばっかりだし、今一度!備えを徹底したいもんです。

Shin

元国民的アイドルの新たな一面

2021年02月14日 14時40分00秒 | 映画
SMAPの草彅剛氏、香取慎吾氏、稲垣吾郎氏の3人が、最近になってようやく地上波のTVに出始めたましたよね。
ジャニーズが公取委から注意を受けたりした事もあるのかもしれませんが、解散してもう4年。

その間、〝新しい地図“としてインターネットの番組に出演したり、映画に出たり、慎吾ちゃんなんかは個展や歌もやっていたようですが、地上波のテレビで見ることはあんまりなかったと思うので。

その慎吾ちゃんが主演した、2019年公開の〝凪待ち“という映画を観ました。

SMAP時代の慎吾ちゃんは、明るく親しみやすいキャラクターが売りでしたが、この映画では一転、ギャンブルと酒に溺れるどうしようもない中年男役が結構ハマっています。

今テレ東で放送している〝アノニマス“という連続ドラマでも陰のある刑事を演じていますが、新たな一面を見せてくれてますね。

そしてこの映画、去年紹介した〝ひとよ“という作品を撮った白石和彌という監督の作品。
人間の業というか、心の奥底にある感情みたいなものを描くのが上手い人だなぁと思いました。

そしてもうひとつ、これも去年観た作品ですが〝アイネクライネナハトムジーク“にも出演していた恒松祐里さんという女優さん。
まだ20代前半の若い女優さんですが、演技もしっかりしてるし、可愛いらしくて今後が楽しみ!です。

そういえば草彅さんも、今日から始まる新しい大河ドラマに出るみたいなので、こちらも要チェック!です。

Shin

35年前の事件と15年ぶりの再会

2021年01月10日 14時04分00秒 | 映画
先日の冬休み2日目。
緊急事態宣言が出る前日でしたが、久しぶりに映画館に行ってきました。

小栗旬氏と星野源氏主演の〝罪の声“。
〝グリコ・森永事件“ってありましたよね?

ボクが20歳ぐらいの頃に起きた未解決事件なんですが、当時はやっぱり遊びたい盛りで、恥ずかしながらあんまりニュースを見ていなかったので、案外詳しくは知らないんですよね。

映画では企業名なんかは変えていますが、その事件をベースにして、大胆にフィクションを加えた意欲的な作品。
2時間20分を超える作品なんですが、展開が気になって長さを感じませんでした。

30年以上も前の事件を今さら?って思う人もいるかもしれませんが、一見の価値ある見応えのある作品です。

そして映画とは関係ないんですが、ビックリ!したのが、昔の知り合いが映画館の入っているビルで働いているというのを今年の年賀状に書いてあったのを思い出して、ちょっと覗いてみようと思った訳です。

向こうから歩いてきた女性がなんとなく「そうかなぁ?」と思い近づいたら、目が合った瞬間、向こうが「あーっ!」と大声を出し。
たぶん15年は会ってなかったのに「よくわかったね」って言ったら、「その濃い顔はすぐわかりますよ」と一言。

人間白髪が増えようが、メガネを変えようが、変わらないものってあるんですね。

Shin