〝ドラゴンズ・ロス“に陥っているワタシの、余暇を楽しむための映画鑑賞第3弾?は、昨年公開された〝ブルーアワーにぶっ飛ばす“。
DVDをレンタルして観たんですが、これを手に取ったのはタイトルに惹かれて、ですかね。
なんかカッコ良くないですか?
〝ブルーアワー“とは「一日の始まりと終わりの間に一瞬だけ訪れる、空が青く染まる静寂の時間」を言うらしい。
この前紹介した〝きみの鳥はうたえる“は、まだ何者でもない若者を描いた作品でしたが、今回の主人公は夏帆さん演じる30歳の既婚女性。
CMクリエイターとして忙しく働きながら、ストレスで酔い潰れる荒れた生活。
家では優しい旦那が待っていながら、職場内不倫をやめられない。
ちょうど30歳ぐらいって、自分が何者なのか?だいたいわかってきちゃうんですよね〜。
自分の限界が見えてくるというか。
そんなある日、入院しているお婆ちゃんのお見舞いをするため、友達のシム・ウンギョンさん(〝新聞記者“という映画で日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を獲った女優さんです!)と、嫌いだった茨城の実家へ帰省するというお話。
まるで〝翔んで埼玉“の茨城版?というぐらい茨城をディスっている部分もあるんですが、脚本も書いている箱田優子さんという女性監督が茨城県出身なので、私小説的な面もあるのかな?と。
主人公が女性なので、共感できるかどうか?観る前はちょっと不安だったんですが、地元が嫌いっていうところは、東京に出てきてそのまま居ついてしまった身にとっては〝あるある“な感じがして、若い頃を思い出しちゃいました。
まったく共感できない人もいると思うし、評価が分かれる作品かな?という気もしますが、ボクは好きですね、これ。
Shin
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