昨年公開された“焼肉ドラゴン”という映画を、先日WOWWOWで録画して観ました。
タイムリーと言ってはなんですが、なかなか改善しない日韓関係のニュースを日々観ている中、
大阪万博が行われた1970年の大阪で生きる、在日の家族の日常を描いた作品。
もともとが韓国と日本の共同で上演された舞台がベースになっているらしく、監督や俳優さんも半分は韓国の人で、
その中で三姉妹役が真木よう子さん、井上真央さん、桜庭ななみさんという異色の配役。
父親と母親が韓国の俳優さんで、3人の美人姉妹というのが、最初はちょっと無理がある?ような気がしたんですが、
そこは韓国の俳優さんの演技で、見事にカバーされています。
真木よう子さんの幼なじみ役で登場する大泉洋氏も、その情けない感じがこれもハマり役。
在日ならではの悲しいエピソードもあったりするんですが、在日に限らず、あの時代の日本には、
こうやって日々を必死に生きていた家族がたくさんいたんだろうなぁと(ある意味自分もそうですが)、ノスタルジックな気持ちにさせてくれる、切なくも心温まる作品です。
そして映画の中で出てくる「今日がどんなに辛くても、明日はきっといい日になる」という言葉の通り、
日韓の関係も良くなることを願っています。
Shin
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