実は今、カミさんが観たいドラマがあるという事で、WOWWOWを契約してるんですが、
おかげで映画がたくさん観られるんですよね。
といっても時間が無限にある訳ではないので、そんなには観られないんですけど。
そこでこの前録画して観たのが、2017年に公開された“あゝ荒野”という映画。
何というか、とにかくエグい!作品です。
前編・後編に分かれていて、合わせて5時間に及ぶ大作。
何せ長いので、観始めた時は割と気を抜いた感じで観てたんですが、
だんだん引き込まれてきて、結果そんなに長さを感じなかったですね。(もちろん何回かに分けて観たんですが)
原作はあの寺山修司氏が1966年に発表した唯一の小説で、映画では時代設定が2021年のオリンピック後に置き換えられています。
新宿を舞台に、悲しい生い立ちを背負い、仲間にも裏切られた菅田将暉クンと、
韓国と日本のハーフで、吃音でうまくコミュニケーションが取れない韓国の俳優さん(ヤン・イクチュンさん)が出会い、ボクシングを始めます。
仲間への復讐や日々の怒りをボクシングにぶつける事になるんですが、最後は意外な展開へ・・・。
若さゆえの苛立ちや熱情を、菅田将暉クンがうまく表現してます。
ボクシングもサマになってたし、彼の役への入り込み方は凄い!ですね。
原作の寺山氏ならでは?の社会風刺的な部分もあり、最近の映画にしては濡れ場(言い方が古い!)も多く、もうお腹いっぱいな感じ。
観て損はない!と思いますが、時間と心に余裕のある時に観る事をお勧めします。
Shin
https://youtu.be/5NI0Wbq1_eU
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