TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 210

2019年03月24日 | エッセイ
 2月10日付の「折々の写真&雑感#204」で耐えられぬほどの肩の痛みとしびれについて述べたが、それが大分に弱まってきた。危険な手術を避け、ゆっくり痛みとしびれを弱めていくと云う担当医の治療計画通りになってきた。治療を始める前は仰向けでは寝られず、左の横向きでしか寝る事が出来なかった。それが、薬を飲み始めて2週間も経たずに、枕を少し高くすれば仰向けでも、右を下にした横位置でも寝る事が出来るようになった。感謝である。

 薬が効いただけではなく、痛さへの対処法を会得したせいもあるかもしれないと、多少はそのように考えていた。だが、先々週に郵便局に行くために自転車に乗った。まるで痛みを忘れてしまったのではないかと思うほどに痛さとしびれが和らいだ。それまでは、最初は痛くないが、一分も経つと、右手を背中に廻すか頭の上に乗せるようにしなければ痛さとしびれで自転車をこぐことも出来なかった。それが右手をそのようにしなくても、きちんとハンドルを握っていられた。

 痛さとしびれだが、24時間を通してそのような状態になるわけではない。だから、つい無理な首の動かし方をしてしまうのである。バスの中でこのような動きをしてしまうとどうしようもない。降りるまで20分でも30分でも痛い。それがどうしたわけか、降りて少し歩きだすと徐々に痛みとしびれが消えていく。それは治療を始める前のことであった。治療を始めてからは薬が効いてきたおかげで、バスに乗っても以前のような状態にはならなくなった。

 もしかしたら頸椎の手術を受けなければならないかもしれないと云うと、聞いた相手は「もし失敗したら下半身麻痺」だとか、「頸椎の手術は喉から行う」とか私の心配することばかりを云う。私を慰めるとか労わるとかの神経を持っていないのかと疑いたくなる。そうではない。私がそのようにはならないと信じているから安心してそのように云っているのであろう。私を担当して下さっている医師が性急にならず、「まず薬物で治しましょう」との手術を避ける治療計画を立てて頂いたことに感謝したい。

 新宿御苑に写真仲間と行ってきた。運がいいことに、値上げ前だった。僅かの金額ではあるが、何か得をしたような気分になった。上野動物園と同様に、日本語が通じる北京御苑だった。日本人ばかりではなく、他の国の人々もよその国を思わせる「御苑」に遠慮がちに行動しているようだった。気のせいであればいいが。


キャノンEOS7DMkⅡに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/250秒、 露出補正:+1、 WB:オート。


キャノンEOS7DMkⅡに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/180秒、 露出補正:+1、 WB:オート。
 毎年この時期になると、邪魔なヒヨドリがやってきてはメジロを追い払ってしまう。折角メジロを撮るのを楽しみにしているのにと腹が立つ。だが、今年は殆どいなかった。最初に一羽を見かけただけで、そいつが飛び去ってしまうと一羽もやって来なかった。


キャノンEOS7DMkⅡに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/250秒、 露出補正:+1、 WB:オート。


キャノンEOS7DMkⅡに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:100、 f5.6、 1/90秒、 露出補正:+1、 WB:オート。
 多くのカメラマンとスマホを持ったお嬢さんたちが群がっていた。見ると、ヒヨドリが鈴なり状態で枝にとまっていた。メジロのいる枝に飛んでくると憎たらしいが、ヒヨドリだけを見ていると意外に可愛らしいことに気づいた。そして、どうやらメジロとヒヨドリが住み分けをしているように見受けられた。


キャノンEOS7DMkⅡに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:400、 f5.6、 1/125秒、 露出補正:±0、 WB:オート。


キャノンEOS7DMkⅡに100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 ISO:400、 f5.6、 1/180秒、 露出補正:±0、 WB:オート。
 上の池にいた連中が下の池まで泳いできたらしい。飛んでくればあっという間に着くだろうに、なぜ泳いできたのか理解に苦しむ。花見をしながらゆっくり、のんびり泳いできたのか。優雅なもんだ。

 値上げ前の一日を、新宿御苑の隅から隅まで写真を撮りまくった感があった。申し訳ないような200円の入園料であった。