その日は、もうこれ以上撮るのは嫌だと思えるほどに沢山撮った。一休みしようとしたのは上野動物園西園のキリンの檻の辺りだった。ベンチに座ろうとした時、表情の非常に豊かな男の子を見かけた。思わず一枚撮ってしまった。親御さんにお断りしないといけないと、周囲を見廻したがそれらしい人はいなかった。モデルに魅せられ随分と撮った。彼は私に気が付くと、両手を広げて私の方に駆け出してきた。100-400ミリのレンズを付けていたのであまり近寄られると撮れない。私は後ずさりしたが、その子は私に飛びついてきた。その時、トイレの方から母親が現れた。「すみません、勝手に撮ってしまいました」と謝ると、「いぇ、いいんですよ、この子だって動物ですから」と云われた。おおらかな母親に助けられた。
後日、メールでその時の写真を送り、ブログへの掲載をお願いした。丁寧な礼のメールとともに掲載の快諾も頂いた。

この、何かをじっと見る顔に魅せられたのだ。何を見ていたのか、その先を見ればよかったが、その余裕はなかった。表情がどんどん変わっていったのだ。

母親が戻ってきて、一人でどのように過ごしたか報告しているようだった。

何かを見て、又表情が変わった。非常に深刻なものを見たようにも思えたが、見たものを真剣に分析しているようにも見えた。上の写真のような無邪気な男の子とは全く違う子の様に見えた。このような子と暮らせる母親はさぞ楽しいであろう。
後日、メールでその時の写真を送り、ブログへの掲載をお願いした。丁寧な礼のメールとともに掲載の快諾も頂いた。

この、何かをじっと見る顔に魅せられたのだ。何を見ていたのか、その先を見ればよかったが、その余裕はなかった。表情がどんどん変わっていったのだ。

母親が戻ってきて、一人でどのように過ごしたか報告しているようだった。

何かを見て、又表情が変わった。非常に深刻なものを見たようにも思えたが、見たものを真剣に分析しているようにも見えた。上の写真のような無邪気な男の子とは全く違う子の様に見えた。このような子と暮らせる母親はさぞ楽しいであろう。