TDY、Temporary Duty。アメリカの軍隊用語で出張を意味する。世界の僻地の出張記録!TDYの次は日常の雑感

現役時代の出張記録。人との出会いと感動。TDY編を終え、写真を交えた日常の雑感を綴る。

折々の写真&雑感 292

2020年10月18日 | エッセイ
 その時期になると、祖母が母を手伝わせ物置から樽を出して茄子の塩漬けを作った。そこには必ず錆びた釘を入れていた。漬けあがると実にきれいな色の茄子が姿を現した。美味しかった。丸ごとかじって食べたことが何度もある。このような茄子を食べられなくなってから久しい。特に最近では野菜の値段が高騰し、樽に千円札を漬けるようなものだと家内は云っている。

 母と祖母が漬物の作業をしているときに地方出身の友人が遊びに来た。そしてその光景に驚いたような様子で「東京でも漬物を自分で作るんだな」と感じいっていた。そのようなものは全て店で買ってくるものと考えていたようだった。祖母が元気だったころまでは白菜、キューリ、茄子をはじめとする野菜の塩漬けや糠漬けを作っていた。最近の我が家でも糠床はあるが、容器は昔と比べようもないほどに小さいものだ。

 高血圧を心配してか、漬物の塩分は非常に少ない。そのため、陽気の良い時期の糠床は冷蔵庫の中に入っている。私は高血圧ではないので、もう少し塩気が効いていた方がいいと願うのだが、家内は頑として塩分を増やさない。

 下町に住む友人宅では昔ながらの江戸の味を保っている。行く度に昼食や夕食をご馳走になるが実に美味い。特に焼き魚など、七輪で焼いたかのような味である。友人には幼馴染と結婚してよかったと惚気られる。羨ましい限りだ。

 先々週に上野動物園に行った。昨年の12月末以来の動物園だ。現在は気軽に行けない。毎週土曜日に、次の週の土曜日からその次の週の金曜日までの予約をする必要がある。希望の曜日と時間(15分刻み)、申込者の名前は勿論のことメールアドレスに電話番号を申告し、同行者の氏名まで記入しなければならない。変更は許されない。申込みをしたときは、運よく午前中の都合の良い時間が空いていた。いつもの写真仲間に連絡をし、ご都合を伺ったのでは間に合わぬ。それで確実に連絡のつく動物好きの友人を誘った。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f11、 1/100秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
 動きの激しいヘビクイワシ、非常に撮りにくい。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f11、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:400、 WB:オート。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f11、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:400、 WB:オート。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f11、 1/100秒、 露出補正:-1、 ISO:400、 WB:オート。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f11、 1/60秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
 このアフリカから来た猿はアビシニアコロブスと長たらしい名前を持っている。住居と食料の心配はないが、相当にストレスが溜まっているようだ。生まれ故郷の大地に帰してやりたい。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f5.6、 1/125秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f11、 1/100秒、 露出補正:-1、 ISO:100、 WB:オート。
 ワオキツネザルが悪の相談をしている現場を見た。私と目が合うと非常に気まずそうにした。誰にも云いつけやしない、心配するな。


キャノンEOS7DMkⅡにEF100-400mm、4.5-5.6Lを装着。 f11、 1/80秒、 露出補正:-1、 ISO:200、 WB:オート。
 飼育員のお嬢さんからおやつを貰っている。

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