お墓参りで出会った花々。
勉強になりましたよ。
ヒサカキ
確かにガス臭い匂いがしました。
花期は3~4月、枝の下側に短くぶら下がるように多数咲く。花は白っぽいクリーム色で壺状で、強い芳香を放つ。
この芳香は一般的な花の匂いとは大きく異なり、都市ガスやたくあんに似た独特の匂いである。
関東以北では、この類似種・別属)のヒサカキ をサカキとして代用している。
名の由来は小さいことから「姫榊」とも、サカキでないことから「非榊」とも。by wikipedia
シキミ (仏前草)
空海が青蓮華の代用として密教の修法に使った。
青蓮花は天竺の無熱池にあるとされ、その花に似ているので仏前の供養用に使われた。
なにより年中継続して美しく、手に入れやすいので日本では俗古来よりこの枝葉を仏前墓前に供えている。
密教では葉を青蓮華の形にして六器に盛り、護摩の時は房花に用い、柄香呂としても用いる。
葬儀には枕花として一本だけ供え、末期の水を供ずる時は一葉だけ使う。納棺に葉などを敷き臭気を消すために用いる。
茎、葉、果実は共に一種の香気があり、日本特有の香木として自生する樒を用いている。
葉を乾燥させ粉末にして末香・線香・丸香としても使用する。
樒の香気は豹狼等はこれを忌むので墓前に挿して獣が墓を暴くのを防ぐらしい。
樒には毒気があるがその香気で悪しきを浄める力があるとする。
インド・中国などには近縁種の唐樒(トウシキミ)があり実は薬とし請来されているが日本では自生していない。
樒は唐樒の代用とも聞く。樒は密の字を用いるのは密教の修法・供養に特に用いられることに由来する。
古代にはサカキと同様に神社でも用いられたといわれるが、神式での「榊」(=サカキ)のように「梻」(木偏に佛、「佛」は仏の旧字体)
と書く国字もある。現在でも京都市の愛宕神社などの神事には榊でなく、シキミが使われている。シキミを挿した水は、腐りにくいのである。
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