『アリス・イン・ワンダーランド』
『アバター』
『Michael Jackson's This Is It』
海外ドラマの最新シーズンがひと段落してしまったので、一昔前の作品からもう一昔遡って観ている。
最近も週に2,3作観たりするが、最近になってようやく私は結構映画とか好きなのかもしれないと思い始めた。
映画を観る習慣のない家に育って、私の中にそういう文化が育たなかった。
スキーに行く習慣のない家に育って、私の中にはそういう文化が育たなかった。
前者は、テレビドラマは元々好きだし私の中に文化もあったから、映画に触れ始めたらすんなり入れた。
後者は、過去数回あった誘いを自ら拒否して、私はまだ一度もゲレンデに足を踏み入れたことがない。
旧作100時間100円とはGEOBOXはすごい。
ただあのボックスの中に収められる作品の数はやはり数がしれている。
基本的にSFもファンタジーも、私の集中力と想像力のなさの問題でついていけないからあまり得意ではない。
でも、最近ファンタジーへの乗っかり方がわかるようになってきた。
幼い頃、私はディズニーやジブリ映画の何が面白いのがさっぱりわからなかった。
『トトロ』も『魔女の宅急便』も、なぜみんなが好きな映画だというのかが全然理解できなかった。
ファンタジーさよりも一歩手前にいて、しかし登場人物の感情や映画の作り手の思いや内包されている意味を想像するほど頭も経験もなかった。
感情移入というのはその感情と似たような感覚を味わったという経験がないとできないような気がするのだが、子供の頃に「物語の主人公になったような気分で」本を読んだり映画を観たりできる人が多いらしいので、やはり私の想像力はどこか欠如していたのだもしれない。
そしてファンタジーさも感じられず、物語の理解にも至れず、飽きてしまっていたのだと思う。
この類の映画は実にいろいろな大人の事情が入っているように思う。
善悪、罪と罰、愛、真実、裏切り、戒め、・・・
26にしてやっと、物語への自分なりの解釈とそれとは別にあるファンタジーへの入り方を心得てきたのかもしれない。
そういう意味で『アリス・イン・ワンダーランド』も物語に身を預けて楽しむことができた。
ティム・バートン監督の不思議で、少し気味悪くて、エキセントリックで、でも遊び心のある作風が好きである。
『アバター』も随分と気を抜いて観たら実に楽しめた。
これもまた今さらであるが、映像酔いをしてしまうからとまだ私は3D映画を観たことがない。
大学の時の先生のブログを拝見していたら、先生が御贔屓にしている甘味処のご主人が急死したと書かれていた。
くも膜下出血で倒れられたのだそうだ。
もちろん私は先生のごまんといる教え子の一人であり、その甘味処のご主人を直接知らない。
それでも、その甘味処の奥さまや身近な方々がいつか元気になれるといいと願う。
明日が来ることを私たちは信じている。
明けない夜はない、のは揺るがない真実だ。
明日が来なかったり、夜が明けなかったら、それは死ぬということだ。
残された生きている人には、たとえそう思えるような感覚に襲われても、明日は来るし夜は明ける。
この世の生死とは何によるのだろう。
父が死ぬ1週間ほど前、「俺は何か悪いことしてきたかなあ」と呟いたことがあった。
そういうのは本人しか真実を持ち得ないとすると、この世は理不尽で無情だ。
『アバター』
『Michael Jackson's This Is It』
海外ドラマの最新シーズンがひと段落してしまったので、一昔前の作品からもう一昔遡って観ている。
最近も週に2,3作観たりするが、最近になってようやく私は結構映画とか好きなのかもしれないと思い始めた。
映画を観る習慣のない家に育って、私の中にそういう文化が育たなかった。
スキーに行く習慣のない家に育って、私の中にはそういう文化が育たなかった。
前者は、テレビドラマは元々好きだし私の中に文化もあったから、映画に触れ始めたらすんなり入れた。
後者は、過去数回あった誘いを自ら拒否して、私はまだ一度もゲレンデに足を踏み入れたことがない。
旧作100時間100円とはGEOBOXはすごい。
ただあのボックスの中に収められる作品の数はやはり数がしれている。
基本的にSFもファンタジーも、私の集中力と想像力のなさの問題でついていけないからあまり得意ではない。
でも、最近ファンタジーへの乗っかり方がわかるようになってきた。
幼い頃、私はディズニーやジブリ映画の何が面白いのがさっぱりわからなかった。
『トトロ』も『魔女の宅急便』も、なぜみんなが好きな映画だというのかが全然理解できなかった。
ファンタジーさよりも一歩手前にいて、しかし登場人物の感情や映画の作り手の思いや内包されている意味を想像するほど頭も経験もなかった。
感情移入というのはその感情と似たような感覚を味わったという経験がないとできないような気がするのだが、子供の頃に「物語の主人公になったような気分で」本を読んだり映画を観たりできる人が多いらしいので、やはり私の想像力はどこか欠如していたのだもしれない。
そしてファンタジーさも感じられず、物語の理解にも至れず、飽きてしまっていたのだと思う。
この類の映画は実にいろいろな大人の事情が入っているように思う。
善悪、罪と罰、愛、真実、裏切り、戒め、・・・
26にしてやっと、物語への自分なりの解釈とそれとは別にあるファンタジーへの入り方を心得てきたのかもしれない。
そういう意味で『アリス・イン・ワンダーランド』も物語に身を預けて楽しむことができた。
ティム・バートン監督の不思議で、少し気味悪くて、エキセントリックで、でも遊び心のある作風が好きである。
『アバター』も随分と気を抜いて観たら実に楽しめた。
これもまた今さらであるが、映像酔いをしてしまうからとまだ私は3D映画を観たことがない。
大学の時の先生のブログを拝見していたら、先生が御贔屓にしている甘味処のご主人が急死したと書かれていた。
くも膜下出血で倒れられたのだそうだ。
もちろん私は先生のごまんといる教え子の一人であり、その甘味処のご主人を直接知らない。
それでも、その甘味処の奥さまや身近な方々がいつか元気になれるといいと願う。
明日が来ることを私たちは信じている。
明けない夜はない、のは揺るがない真実だ。
明日が来なかったり、夜が明けなかったら、それは死ぬということだ。
残された生きている人には、たとえそう思えるような感覚に襲われても、明日は来るし夜は明ける。
この世の生死とは何によるのだろう。
父が死ぬ1週間ほど前、「俺は何か悪いことしてきたかなあ」と呟いたことがあった。
そういうのは本人しか真実を持ち得ないとすると、この世は理不尽で無情だ。