つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

2Bags

2011-11-06 00:57:59 | 日記
私、最近感性が変わったのだろうか。

ウッディアレンは好きだけれど、三谷幸喜の作品は『古畑任三郎』『振り返れば奴がいる』以外面白いと思ったことがなかった。
彼の得意とする喜劇が私はよくわからないでいた。
『THE有頂天ホテル』も『ザ・マジックアワー』もDVDを借りて途中で寝てしまって観返すことがなかった。
しかし一般的に幅広く誰が見ても人が面白いと思う作品であることが多いようだから、私は彼の面白さが理解できなくて残念に思っていた。

映画『素敵な金縛り』の公開の宣伝で作られたTVドラマ『ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~』を観る。
いつか彼の作品を面白く観れるようになりたいと思い、でもまた寝てしまうかもしれないからと片手間に物を整理しながら流し見していた。

なんだろう、なんでだろう。
すごく、面白い。
深津絵里がいいからだろうか。

流し見ていた前半20分くらいをもう一度きちんと見たいくらいだ。
三谷幸喜は自分の頭の中にある溢れんばかりの発想を、できる限り余すことなく、実際にはそれは不可能だが、見せたい魅せたいというのが強いのだろう。
そういう発想が全体的な設定にぶれることなく台詞や演技の端々に織り込まれている。
ただトゥーマッチになってしまうと残念なことになりかねない気もする。

何の流れでもいい、面白いと思えることや楽しいと思えること、正の感情を起こすものが増えることは何であれ良いことである。
2ヶ月もすればギンレイホールで上映しそうな気もするが、映画館に観に行こうか。


8月くらいにとても慌ただしく書いた東京書作展の少字数部門で、結構いいところまで残ったらしい。
光栄、なことであるが、いや、光栄でもない。
私は自分でどんな感じで書いたのか、それに覚えがないのだ。
教室の大きな筆を借りて、4種類の字を8枚ほど、1時間で書いたものだ。

『蕾』『群陰』『飛龍』『健』
のうち、『群陰』(諸々の憂鬱の意)と『飛龍』を出品した。
『蕾』以外はその場で参考の字が回ってきたのがそれだった。
あの時私はまさに群陰を抱えていたから、タイミングとはあるものだと思っていたが、成績が良かったのは『飛龍』の方だったようだ。


少し久しぶりにピアスを買った。
ピアスについては一通りの斬新さを見尽くしてしまっていたようで、これというものはなかったのだが、白鳥モチーフのものとやけに長い華奢なデザインのものを2つ。

さーという静かな音で、仄かに甘そうな秋の雨が降っている。
今朝洗濯をして乾かなかった布団カバーを布団乾燥機で乾かす。
秋の夜長、群陰。