つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

そんなセンスない

2012-02-09 00:35:25 | 日記
お昼に少しだけ時間が余ったのでいつも通らない道から帰ってみると、不定期でやっているという食器屋さんを見つけた。
なんとなく、本当になんとなく、料理をまたいつからかぶりに作り始めて、食材よりも食器の方が気になってしまう最近だ。

といっても、そんなにいっぱい持っていても使い切れないし、そもそも収納場所は今ですら限界なので、一応射抜かれたものしか買わないことにはしている。
しかしながら、マイセンとかロイヤルコペンハーゲンとかそういう格調高いものに惹かれているわけではなく、モロッコやアラビアンなエキゾチックなものや、アンティーク風のものに惹かれるので、1個あたりは軽く買えてしまう値段であることが問題である。

私が以前から見惚れていて結局買っていないアスティエドヴィラットのカップ&ソーサーがそうなのだが、食器と食器が触れ合うときに繊細で柔らかな感触とささやかに空気を震わす音を発するものがある。
それが良いものである証拠なのかとかは全くわからないのだが、私はその感触が好きで、今日その感触に近いものがあった。

しかしそれは取っ手付きのスープカップで、ソーサーはないから、2つ買わないと接触感が味わえない。
しかし2つ買っても、わざわざそれら2つを触れ合わす意味も必要もない。
しかし1つ1000円くらいなもので買えないわけでもない。

今日は見る時間が10分しかなくて、半ば自分に強引に大きめの花瓶を買うことで収めた。
家にいるアオモジとゼンマイを入れてやりたかったのでほしかったものだ。
薄い青と黄色のストライプ柄の手書きの花瓶。
本当は少し色が弱いのだが、背丈の合わない花器に入っているアオモジとゼンマイのためだ。

「いつ開いていますか」とお店の人に聞くと「決まってないんです」と嫌味なく申し訳なさそうに言われた。
神楽坂にはそういうスタンスのお店がたまにある。
「できる限り営業日と時間はHPに掲載します」とショップカードを渡されたのでアクセスしてみたが、2/2以降の更新がされていないようだった。


『オール・アバウト・マイマザー』 監督:ペドロアルモドバル

私はあまりスペインやイタリアの映画を好んでは見ないのだが、この監督の作品は何作か観ている。
スペインのインテリアや赤を基調としたいろ使いの映像がとても好きだ。
しかし私の理解力の乏しさで、ペドロアルモドバル監督の作品は一度観ただけでは何が肝なのかがわからないことが多い。

かといって2度観たものは少ないが、代わりにレビューを読んでそうだったのかと知ることも多い。
そして少し時が経ったら1回観たいと思わせる。