つぼみな日々

いろんな花の蕾をもっていたい。たくさんの花を咲かせたい。
言葉を紡ぎたい私のブログです。

チキン&ライス

2013-06-13 23:18:02 | 日記
自転車の季節なものだから、自転車でいつもの道をうろつく。
私にとってはマーシーの『よろこびの歌』のような感じなのだけれど、本当にお巡りさんが見ているものだから、なんとなく落ち着かない。
お巡りさんも自転車で、鉢合わせないように回り道をしてみるものの、お巡りさんも当てどなくパトロールしているようだからしばらくすると鉢合わせてしまう。
私は咄嗟に「あ、」というような感じになってしまうものだから、余計に怪しい。

今のところ呼び止められたことはないけれど、真夜中に徘徊することはそんなにいけないことなだろうか。
せっかく気分良くうろついているのに、お巡りさんを気にしていたらうろつくのがままならない。

真夜中にうろつく 意味もなくうろつく
一人でいい 一人がいい 真夜中にうろつく

真夜中にうろつく 雨上がりの匂い
とりとめなく 脈絡なく 真夜中にうろつく

周りに誰がいても 周りに誰もいなくても
自分が好きなものがなんなのかは知っている
あふれ出る よろこびの歌
あふれ出る よろこびの歌

真夜中にうろつく おまわりが見ている
今は少しほっといてね 見るだけにしといて


雨が降り続くみたいだから、しばらくうろつくこともできないけれど。

雨がざんざん降っている。
洗濯物が全然乾かなそうなので、とても久しぶりに浴室乾燥を2時間のタイマーをかけて出かける。

こんな日は、部屋にこもって借りてきたたくさんの海外ドラマを観たい。
そうしていたら真夜中になって、雨は上がって自転車で散歩に出かけたい。

いつもそうだけれど、何となく少し極端と思われるような振れたことを言うと、私はそんなにおかしくないと言い訳をしたくなる。
今日で言えば、「私は別にずっと一人でいることが自分の喜びの最上級、と思っているわけでは全然ない」というように。

そういうときもあるし、そういうこともあるのだけど、全部が全部そういうことではなくて、でも、それはそれで本当のこと。
100%の純度の物事なんて、そんなにあるものではない。
変わらないことなんて、あるにはあるけど、ほとんどない。


まだ青々しく固い蕾が3つついた百合と、ぎゅっと丸く蕾んでいた芍薬の蕾。
どちらもまだ花が咲くまでには時間がかかりそうで、こんなに固く青いとそれを咲かせることは難しいのではないかとそう思いながら買った。
いつもは、咲いた花か、咲く直前の蕾を買うことが多い。
こんなに固く青い蕾を買ったのは初めてかもしれない。

先に百合が、だんだんと蕾の血色を良くしていた。
そして、私の部屋に来て4日目、帰ると3つのうち2つが花びらを広げていた。
あと1つも、蕾に血が通い始めている。

何度も、何度でも、私はこの様が見たい。
水しか吸い上げてない花が、音なき音を立てながら咲いていくその様を。
そして、次第にその艶の時期を終えていくその様を。

芍薬は外側の1枚の花びらが外れて、少しだけ空気を取り込み始めた。