七尾旅人はキャンドルが焚かれたような幻想的な暗いところで聴くのならば違うのかもしれないのだけれど、今の私の鼓動のスピードや強さには合わないなあと思って、奥田民生が思いがけずとてもしっくりはまっている。
ユニコーンは2か月前くらいに何枚か借りて、正直なところ、よくわからなかった。
ユニコーンの歌を聴いて、私は本物の男子だったらなあと思って聴いていた。
奥田民生の歌も、男子でないと分からないような心情というのはたくさん出てくるしそれが題材にされているようにも思うけれど、それでもユニコーンの奥田民生よりも、「男子としての奥田民生」というよりは「人間としての奥田民生」という感じがする。
だからなんとなく、私にも入ってくるのかもしれない。
私は女として感じられる何か、をおそらく男性よりも感じることができるけれども、どうしてもこういう作り手側の「男子感」みたいなところを私は永遠に正しく感じられないことをやはりとても残念に思う。
男性、女性、のカテゴライズは、「人間」という一括りを前提に、やっぱりものすごく意味があって価値があるものだと思うから、私が好きなロックの形についても女であるがゆえに理解の深度が男よりも深度が浅くなってしまうかもしれないのは本当に嘆かわしいと思うのである。
どれだけそれについて私が嘆いたところで、それぞれの性を満喫する以外にはないけれど。
そして現実的に、男よりも女が所謂意味で「得をする」ことを私は享受することを止めないし。
例によって、あんなに有名なユニコーンも、こんなに立派なアーティストの奥田民生も、私はほとんど全く聴いたことがなかったので、今彼を知ってここにも面白い人がいるなあとまたありがたく思うわけである。
奥田民生と言えば、PUFFYもさほど知らないけれど、PUFFYや井上陽水と一緒に浮かんでしまうくらいなものだったし、どちらかと言えばすごくアーティスティックで分からない解せないタイプの人間だという認識があった。
「はっきりしなくて、空気感だけで生きている人」と位置付けていて、それはたぶん間違いなのだけれど、私はずっとそういうものや人を間違った認識のまま遠ざけてきたなあと思う。
ギター一本で、大きな口を開けて歌っているソロライブの映像をYouTubeでよく見るけれど、彼が醸し出している、もしくは演出している"ゆるさ"みたいなものの中に、芯として一生懸命があるのだなあと思う。
それに、歌詞や歌い方や曲調全体には"ゆるさ"が漂っているように思うけれど、彼の創るギターソロは決してゆるくはなくて、むしろ、とても鋭くて繊細で荒々しくて嘆いているような切ない感じがする。
叫んでいる、という感じだろうか。
真面目で、お茶目で、繊細で、ゆるい。
全部が全部じゃなくて、そんな要素が独立してくっついているいうようなイメージ。
ここから引っ越しまでの土日に予定がぎっちりなので、少しずつ引っ越し準備をすることにする。
にしても段ボールを組み立てて置いておく場所もままならないので、捨てるものを早々に捨てておくことくらい。
3年前くらいにパリで一目惚れしたクロエの重たいバッグに、おばあちゃんからもらったグッチのバッグを売った、引っ越し代にもならなかったけれど。
かつて活躍していたポータブルDVDプレーヤーも、書道の展覧会の賞品の立派な額も、デザインは気に入っているけど着心地の悪い服も捨てることにする。
NUMEROのバックナンバーも、トピックの面白くないものは捨てようか。
私は何に嵩張られているいるかと言うと、服と書道用品と食器と花器。
収納は今の倍以上の大きさになるけれど、かと言って物を増やすのには抵抗がある。
好きなものに囲まれることに折り合いをつけながら、大好きなものに囲まれるべく、なるべくスリムにして、新居に住まいたい。
ユニコーンは2か月前くらいに何枚か借りて、正直なところ、よくわからなかった。
ユニコーンの歌を聴いて、私は本物の男子だったらなあと思って聴いていた。
奥田民生の歌も、男子でないと分からないような心情というのはたくさん出てくるしそれが題材にされているようにも思うけれど、それでもユニコーンの奥田民生よりも、「男子としての奥田民生」というよりは「人間としての奥田民生」という感じがする。
だからなんとなく、私にも入ってくるのかもしれない。
私は女として感じられる何か、をおそらく男性よりも感じることができるけれども、どうしてもこういう作り手側の「男子感」みたいなところを私は永遠に正しく感じられないことをやはりとても残念に思う。
男性、女性、のカテゴライズは、「人間」という一括りを前提に、やっぱりものすごく意味があって価値があるものだと思うから、私が好きなロックの形についても女であるがゆえに理解の深度が男よりも深度が浅くなってしまうかもしれないのは本当に嘆かわしいと思うのである。
どれだけそれについて私が嘆いたところで、それぞれの性を満喫する以外にはないけれど。
そして現実的に、男よりも女が所謂意味で「得をする」ことを私は享受することを止めないし。
例によって、あんなに有名なユニコーンも、こんなに立派なアーティストの奥田民生も、私はほとんど全く聴いたことがなかったので、今彼を知ってここにも面白い人がいるなあとまたありがたく思うわけである。
奥田民生と言えば、PUFFYもさほど知らないけれど、PUFFYや井上陽水と一緒に浮かんでしまうくらいなものだったし、どちらかと言えばすごくアーティスティックで分からない解せないタイプの人間だという認識があった。
「はっきりしなくて、空気感だけで生きている人」と位置付けていて、それはたぶん間違いなのだけれど、私はずっとそういうものや人を間違った認識のまま遠ざけてきたなあと思う。
ギター一本で、大きな口を開けて歌っているソロライブの映像をYouTubeでよく見るけれど、彼が醸し出している、もしくは演出している"ゆるさ"みたいなものの中に、芯として一生懸命があるのだなあと思う。
それに、歌詞や歌い方や曲調全体には"ゆるさ"が漂っているように思うけれど、彼の創るギターソロは決してゆるくはなくて、むしろ、とても鋭くて繊細で荒々しくて嘆いているような切ない感じがする。
叫んでいる、という感じだろうか。
真面目で、お茶目で、繊細で、ゆるい。
全部が全部じゃなくて、そんな要素が独立してくっついているいうようなイメージ。
ここから引っ越しまでの土日に予定がぎっちりなので、少しずつ引っ越し準備をすることにする。
にしても段ボールを組み立てて置いておく場所もままならないので、捨てるものを早々に捨てておくことくらい。
3年前くらいにパリで一目惚れしたクロエの重たいバッグに、おばあちゃんからもらったグッチのバッグを売った、引っ越し代にもならなかったけれど。
かつて活躍していたポータブルDVDプレーヤーも、書道の展覧会の賞品の立派な額も、デザインは気に入っているけど着心地の悪い服も捨てることにする。
NUMEROのバックナンバーも、トピックの面白くないものは捨てようか。
私は何に嵩張られているいるかと言うと、服と書道用品と食器と花器。
収納は今の倍以上の大きさになるけれど、かと言って物を増やすのには抵抗がある。
好きなものに囲まれることに折り合いをつけながら、大好きなものに囲まれるべく、なるべくスリムにして、新居に住まいたい。
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