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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

One for all !  All for one ! (55)

2013年04月14日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ▲ One for all !  All for one ! (55)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
 昨日(4月9日)の入学式でのビラまき報告が、『えっ!授業してたのに処分?裁判』の原告・福嶋さんから届いています。
なお、福嶋さんの裁判は4月15日(月)、以下の日程です。
 10時傍聴希望者集合(傍聴抽選なし、先着順) 10時30分開廷
 東京地裁527号法廷 (定員42名) 報告集会:弁護士会館502号EF


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 本日9日、「教育を考える多摩西部市民の会」で入学式のビラ撒きを2校で行いました。
 <福生高校>
 福生高校には 8:20くらいにつきました。
 まだ新入生はほとんど登校しません。 ぽつりぽつりと来る生徒に渡します。

 8:40くらいから新入生と保護者も来るようになりました。
 副校長と覚しき人が少々しつこく「ビラを撒かないよう、交通の邪魔(交通量はあまりない)、敷地内に・・」などのお決まりのことをしつこく言って来ました。
 9時過ぎからは生徒保護者の数も多くなりバタバタと配っていたら9:20くらいには400枚のビラがなくなりました。新入生は受け取りがいいです。
 <昭和高校>
 昭和高校はS嬢、M嬢の2名で行いました。
 8:20くらいに行ったときには新入生の多くはもう登校済みだったとか。

 聞いたところによると 公安と覚しき者2名が近くにしばらくいて、その後校門内に車で入っていったとのこと。
 また、制服警官も自転車で来ていろいろと言っていったとのこと。

 校門警備の教員も以前よりも冷たく、規制的な言動だったとのこと。
 以前は(福嶋さんの)知り合いも多く、校長もありきたりのことは言いながらも友好的、教員は当然のように友好的だったのに異動により、かなり雰囲気が変わったようです。
 そんな中でも300弱を撒きました。
 都教委の校長への締め付けがあったと言うことが実感できます。

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 2校で約700枚のビラが撒かれたわけです。
 一人でも多くの生徒・保護者が本当の事を知ってくれればと思います。

 本日(4月10日)午前中、都教委教育情報課に田中聡史さんに関するFAX(下に貼り付けます)を入れ、人事部職員課服務係に電話をしました。
 電話では、FAXに書いておいたようなことを述べたのですが、係りの人は、「処分に関することはお答えできません」と言って黙って聞いているだけで、「以上ですか。それでは切らせて頂きます」として一方的に切られました。
 また本日午後は、都教委で入学式での不起立者への事情聴取がありました。田中さん以外にも不起立者はいました。
 これで、卒業式、入学式ともに昨年の春(3人と1人)を上回る不起立者が出たことになります。
 不起立者の方々に心から敬意を表します。
 (また大阪でも昨年同様粘り強く闘いが続けられています。)
 この闘いは日本社会の右傾化と戦争への道を食い止める最前線の闘いの一つであることをつくづく実感します。
 なお本日、国会では安倍首相が「教科書検定制度」見直しを表明しました。
 日本の教科書は戦争美化、排外主義に貫かれた子どもたちを新たな「小国民」に育て上げるための科学的でも芸術的でもない卑俗な内容のものになりそうです。
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 (都教委へのFAX)

 ◎ 田中聡史さんへの減給処分に抗議し、
   入学式での田中さんの不起立処分に反対する。

                                2013年4月10日

 都教委は3月29日、板橋特別支援学校の田中聡史さんに対し、「君が代」不起立を理由に「減給10分の1、1ヶ月」の処分をした。
 しかし、昨年1月の最高裁判決では、「戒告を超える重い処分」を原則違法とした。
 にもかかわらず、都教委は「減給」処分をした。
 そうして「戒告では秩序の維持が困難」と述べた。

 しかし、現憲法下での「秩序」とは、「国民は、すべての基本的人権の享有を妨げられない」ということであり、その基本的人権の中には「思想・良心の自由」、「集会、結社、言論、表現の自由」などがある。
 都教委こそこの憲法で保証された秩序を破り、自分たちが作り出した「秩序」を一方的に強制しているのである
 こういうのを独裁と言う。

 また、猪瀬新都知事は、「歌いたくないなら、起立して口パクやればいい」と言った。
 これこそ問題ではないか。この程度の歌のために、どうして田中さんが減給という重い処分を受けなければならないのか。
 都教委の論理(「国歌への敬愛の念」)からすれば、猪瀬都知事こそ処分に値するのではないか
 要するに都教委の「秩序」は権力者の独裁に他ならないことを猪瀬都知事は図らずも知らしめたのである。
 これに対し、田中さんは「再発防止研修」でも、繰り返し『公務員として憲法を尊重する義務を果たしたい』と述べている。
 どちらが正しいかは歴然としている。
 4月9日に行われた板橋特別支援学校の入学式でも田中さんは、同じような考えから「不起立」した。
 彼こそ石原前都知事が作り出した独裁的な教育行政から東京の教育を守っているのである。
 その石原氏は今公然と、「日本は強大な軍事国家になるべきだ」とまで言っている。
 いつまで、都教委はそのような独裁的な戦争にも直結するような教育行政を続けるつもりなのか。
 田中さんへの処分は全く違憲違法・理不尽なものである!
 田中さんへの処分は絶対にするな!!

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 「One for All ! All for one !」のメールは、昨春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
 この春の卒業式では処分を食い止めることはできませんでしたが、「公務員として憲法を尊重する義務を果たしたい」と言っている田中さんは入学式でも不起立で闘いました。
 この春の卒・入学式での東京での不起立者はいずれも昨年(3人と1人)を超えました。
 闘いの火は2013年度も燃え続けています。
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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