パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

◆ 「君が代」調教NO!裁判、控訴審に向けて

2023年05月24日 | 「日の丸・君が代」強制反対

  《大阪ネットニュースから③》
 ◆ 起立・斉唱しない子がいた今年の卒業式・入学式
  この裁判は勝たなくてはいけない 控訴審にご支援を

「君が代」調教NO!松田処分取消裁判原告 松田幹雄

 ◆ 控訴審第1回口頭弁論は、6月に延期

 この原稿を書こうとしていた4月27日、弁護士さんから「裁判所から、裁判体変更を理由に5月9日の控訴審第1回口頭弁論延期の連絡があった」と伝えられました。支援団体D-TaCで控訴審第1回期日の案内チラシをつくってもらって発送したばかりだったので、えっ?困るやないか!という気持ち。
 一方、私のもう一つの裁判「コロナ在宅勤務不払い裁判」の地裁判決が5月17日(奥野さんの合理的配慮無視の不起立処分撤回裁判判決と同じ日)なので、そちらが一区切りついてからの方が集中できるかもとも思いました。
 とにかく、今から調整しなおして日程を決めるので、控訴審第1回期日は6月中旬以降です。

 

 ◆ この裁判に絶対勝ちたいと思った今年の卒業式・入学式のできごと

 控訴理由書を3月10日に出してからしばらくして、京都の小学校の卒業生が「君が代」を起立・斉唱したくないと申し出たら、「みんなに迷惑がかかる」「みんなの努力を無駄にするのか」などと学校から圧力を受けているという情報が飛び込んできました。
 お母さんと話すことができるようになり、聞いた話では、その子は、学校からの圧力をはねのけて、小学校卒業式、中学校入学式と自分の思いを偽らずに参加できたとのことです。

 その力となったのが、大阪ネットZAZAで作成・配布した高校卒業生向け「卒業おめでとう」ビラやD-TaCから大阪市の小・中学校にメールで送った「校長・教職員のみなさまへ」という「君が代」指導にかかわるお願い文書だったということでした。
 小学校卒業式前にはその子が高校生卒業生向けビラを持っていって先生に渡し、中学校入学式前には、D-TaCの「お願い」文書をお母さんがアレンジして学校に持っていったとのことです。

 卒・入学式の主人公たる当該の子どもの意志がはっきりしていて不起立を実行すれば、その行動によってその子が孤立したりいじめられたりすることがない状況をつくることは学校・教職員の義務になる…それが明らかになったできごとでした。
 また、「日の丸・君が代」の歴史からすれば、「君が代」起立・斉唱は嫌だ、したくないという子どもたちは少数であってもいる、「日の丸・君が代」強制は決して教員だけの問題ではないことを改めて再確認させてくれたできごとでした。
 控訴審で勝利したい、「日の丸・君が代」強制を跳ね返す権利を確立したいと強く思いました。

 

 ◆ 私の「思想・良心」・「教員としての良心」を事実認定させる控訴審に

 大阪地裁横田判決(2022年11月28日)は、「君が代」を起立・斉唱できないという私の「君が代」起立・斉唱・にかかわる「思想・良心」・「教員としての良心」の内容を、「『日の丸』『君が代』に否定的な考えを有する原告」の一言にして切り捨てることで、これまでの別の裁判のコピペ判決を導きました。
 国際人権自由権規約18条違反を根拠に闘う控訴審では、私の「思想・良心」・「教員としての良心」を事実認定させることを重点にしたいと思っています。
 みなさん、ぜひ、控訴理由書(リンク)を見てください。特にそれに関係する部分は、「第5 思想良心の自由の侵害」の「3 控訴人の思想について事実認定の誤り」の「(2)控訴人の思想良心の内容」(P19~P24)や「第10裁量権の逸脱濫用について」の「3懲戒事由に該当すると認められる行為の動機」(P44~P49)です。
 控訴理由書は、D-TaCブログや教職員なかまユニオンHPから読むことができます。

『大阪ネットワークニュース 第28号』(2023年5月13日)

 


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