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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

2・1 人事委員会傍聴者の声その26

2007年02月03日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  人事委員会傍聴者の声 その(26)-1 【2007・2・1】
 「イイ加減ニ シネーカ、コノ悪党ドモ!」
  05年度卒業式⑬グループ・第1回審理:請求人本人陳述


*「高校教育の場で起こっている思想侵害などの現状について知る事が出来ました。それを訴える先生方の勇気に感謝すると共に、この場で感じた思いを自分自身も大切にし、アウトプットをしていこうと感じました。全国の方にこのような現況を伝えていくことが大事だと感じます。ありがとうございました。」 (匿名 請求人のお子さん 大学生)

*「皆さんの陳述を聞いていて、映画『白バラの祈り』を思い出しました。どれほどのプレシャーをうけながら、人間として、信念を貫いたか。涙が出てきた。これは、好き嫌いやわがままでという問題ではない。『日の丸・君が代』の歴史を考えたら受け入れることはできない。たとえ『国旗・国歌』とされても。アメリカでは、星条旗を焼くことさえも自由としているのに。また卒・入学式の場には必要でない。命令だからと、従っていたアイヒマンは、人間としてどうなのかと問われたのだ。現代の『踏み絵』でつらいけど、抗していきましょう。」 (M 請求人教え子 現私立高校教員)

*「現在、子どもを通学させている友人から『子どもの立場で考えてくれるいい先生がどんどんいなくなっちゃう。先生は子どもを守ってほしい。』と聞きました。間違った命令に盲従してはいけない、と教えてきた自分に誠実であろうと、職務命令に従わなかった教員である友人からは、校長から『教育活動も立派だし、生徒から信望があることは知っているが、私の方針に合わないから異動して下さい。』と異動を強要されている事も聞いています。保護者と教員を隔て、子どもに滅私奉公の画一的な人間像を押しつける権力とその迎合者を憎みます。」 (むらき数子 都立高校卒業生)

*「10人の先生方、皆さん都立高校を代表する良心のある先生方です。感銘を受けました。憲法を守り、歴史を学び、生徒の人権を大切に先生方でした。このような真摯な先生方を執拗にいじめ続ける都教委はまさに人間ではなくなっている。『イイ加減ニ シネーカ、コノ悪党ドモ!』と言って悪人を切り捨てる時代劇がある。私もこう叫びたい。民主主義の現代ではできないけれども。」 (岡田英顕 元都立高校教員)

*「学校をやめたのが2001年3月、今は年金生活者です。人事委員会の口頭審査を傍聴したことがなかったので、1・15はじめて来ました。ただ傍聴しただけなのに、陳述終了後、被処分者の方々が『傍聴者が大勢いてくれて勇気が出た。ありがとう。』といわれてビックリ。そしてうれしくなって(?)、4回とも聞きに来てしまいました。30人以上の請求人陳述。どの方の陳述も心打たれずには聞けませんでした。素晴らしい陳述に涙しそうになったこともしばしばでした。このような素晴らしい先生と学校を守らなければ...、と改めて思いました。このような当たり前のことを、生命と生活を賭けして闘わなければ守れなくさせている石原都政と政府の異常さに強い憤りを覚えています。」 (棚井行隆 元都立高校教員)


   続 人事委員会傍聴者の声 その(26)-2 【2007・2・1】
 請求人の声は、6万東京都全教職員を代表する声だ!


*「教師である前に、一人の人間として、一人ひとりの先生方の陳述は、心に響くものがありました。自由と平和を愛するこのような人々を苦しめ、教育の現場から排除しようとする姿勢は決して許されるものではありません。ひざを屈せずがんばって下さい。応援します。」 (大橋勉 陳述人の教え子)

*「処分者側代理人の左端の人物のまるで聞いていない態度に一喝してもらったのはスカッとした。強い者には従い、長いものにはまかれろという態度がまる見えであった。
 請求人の声は請求人だけの声でない。『6万東京都全教職員を代表する声だ!』まったくです。都教委・都知事・都民に知らせたい。養護学校の式の様子はまるで殺人です。呼吸も困難な子どもも座らせて正面に向けさせるなんて、あらためて都民に訴えましょう。」(U 都立高校現役教員)

*「私は、以前から戦時の教育との関係で、『日の丸・君が代』に反対の立場だったのですが、本日の傍聴させて頂き、宗教や身体的な理由からも理不尽なものであると感じました。法律的な面からも、公教育を通してそれを強制するのはおかしいと思います。」 (匿名 請求人のお子さん 学生)

*「何故、強制するのか― 何故、信用失墜にあたるのか― という素朴な問いかけが、審理室に響きわたりました。憲法は、個人の人権、思想信条の自由を保障しているのに―。
 不起立によって、式は、何ら進行に支障をきたしていないのに― ホントにそう思います。
 都教委は、一刻も早く、10.23通達を撤回すべきだと思いました。それでこそ、東京の学校はよみがえります。」 (都障教組 池谷 正)

*「皆さんの熱い思いに勇気づけられました。私も頑張りたいと思っています。」 (現役都立高校教員)

<ヒゲメモ>
*「1.30と本日の人事委員会審理、昨日は『嘱託不採用』裁判。3日連続で真摯な己の信念に正直に生きる本物の教職員の魂の叫びを聞いた。何度も涙があふれそうでした。全員の皆さんが堂々と胸を張り、この国の『平和・人権・国民主権』と教育の『自由・民主主義』を守る気迫があふれていました。皆さん実にカッコが良かった。素敵だった。請求人の中には、奥さんやお子さんも傍聴に参加して一緒にたたかいに参加していました。多くの生徒・保護者・同僚教職員にも見せたかった。話は飛びますが、本日(2・1)の朝日新聞夕刊の1面に、わが弁護団の尾山・澤藤・加藤弁護士が紹介されています。更に12面の文化欄に、先の国会で教育特別委員会の公述人で話されて、傍聴席にいた私が、余りの感激で鳥肌が立った、広田照幸.日大教授の話が掲載されています。是非お読みくだされ。」
(傍聴者34名。心から感謝しています。請求人・代理人14名。被処分者の会 星野)

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