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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

第8回「日の丸・君が代」問題等全国学習・交流集会資料から(18)終

2018年08月10日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ★ 「われ反抗す。ゆえに我らあり」
   ~「『日の君』全国ネット」から連帯のアピール

2018.7.22
<許すな!「日の丸・君が代」強制、止めよう!安倍政権の
改憲・教育破壊全国ネットワーク>代表世話人・小野政美

 (1)東京都教委・大阪府教委が行った「君が代」不起立処分と「再発防止研修」・「意向確認」という名の「思想転向強制」に「ひのきみ全国ネット」として抗議・撤回を要請
 ① 東京都教委は、2018年4月18日付で、2017年度の卒業式で「校長の職務命令に従わず、君が代斉唱時に国旗に向かって起立しなかった」として、東京都立高校教員1名を「戒告」の懲戒処分を行った。
 私たちは、不当処分に断固抗議するとともに、東京都教委が行った憲法違反の卒業式「君が代」不起立処分を直ちに撤回することを求めた
 私たちは、東京都教育委員会による「日の丸・君が代」強制、「日の丸・君が代」不起立処分、そして、「日の丸・君が代」不服従被処分者への「転向強制研修」3点をセットにした東京都教育委員会による権力的行為が、学校現場で、子どもたちや教職員の人間としての尊厳を奪い、日本国憲法が保障する「思想・信条・良心・教育の自由」を全面的に破壊していることに対し断固抗議し、東京都教育員会による「日の丸・君が代」強制、「日の丸・君が代」不起立処分、不服従被処分者への「思想転向強制研修」を即刻中止することを要請した。
 ② 大阪府教育委員会は、今年の府立高等学校の卒業式で、「君が代」斉唱時に起立・斉唱しなかったとして、大阪府立高校3校・3名の教員に対して「戒告処分」を行った。
 私たち「ひのきみ全国ネット」は、今回の戒告処分に断固抗議するとともに、今回、大阪府教育委員会が行った日本国憲法が保障する「思想・信条・良心・教育の自由」違反の卒業式「君が代」不起立処分を直ちに撤回することを求める抗議・要請書を大阪府教委に送った。
 今回の処分において、増田俊道さんには、2回目の「不起立」だとして、「職員基本条例第29条第2項の規定に基づき」、次回不起立の場合、「地方公務員法第28条第1項第3号規定により免職することがあることを警告します」との「警告書」を手渡した。
 この「警告書」は、東京での「君が代」不起立についての累積過重処分を否定して減給処分を取り消した最高裁判決や「自らの思想信条を捨てるかそれとも教職員の身分を捨てるかの二者択一を迫られる」ので「個人としての思想良心の自由の実質的な侵害につながる」として停職処分を取り消した高裁判決を無視するものである。
 今回の憲法違反の処分を含め、この間、大阪では、2011年「日の丸・君が代条例」・2012年「職員基本条例」のもとで、延べ戒告62名(うち1名は取消)・減給3名の「君が代」不起立処分が行われている。
 わたしたちは、日本国憲法が保障する「思想・信条・良心・教育の自由」を全面的に破壊する、大阪府教育員会による「日の丸・君が代」強制、「意向確認」という名での「良心・思想の自由」蹂躙、「日の丸・君が代」不起立処分、「日の丸・君が代」不服従被処分者への「思想転向強制研修」等の即刻中止を求めたが実施された。
 大阪府教育員会による「日の丸・君が代」強制、「意向確認」という名での「良心・思想の自由」蹂躙、「日の丸・君が代」不起立処分、「日の丸・君が代」不服従被処分者への「思想転向強制研修」を中止することを要請した。
 ③ 東京都教委・大阪府教委による「日の丸・君が代」強制、「意向確認」、「日の丸・君が代」不起立処分、そして、「日の丸・君が代」不服従被処分者への「転向強制研修」などの権力的行為が、学校現場で、子どもたちや教職員の人間としての尊厳を奪い、日本国憲法が保障する「思想・信条・良心・教育の自由」を全面的に破壊していることに対し断固抗議する
 大阪府教育員会による「日の丸・君が代」強制、「意向確認」という名での「良心・思想の自由」躁躍、「日の丸・君が代」不起立処分、「日の丸・君が代」不服従被処分者への「思想転向強制研修」を中止することを要請した。
 また、東京・大阪での憲法違反の判決が続いていることも決して許してはならない。大阪・東京における「君が代」不起立処分、「思想転向研修」を許さず、被処分者・裁判当事者と連帯して全国各地で闘おう!
 (2)安倍改憲・軍国主義教育に抗する私たちの課題はいまこそ鮮明である

 ① 戦後初めて道徳が教科になり、道徳教科書を使用した道徳授業と子どもたちの「人格評価」・「愛国心評価」が2018年4月から全国の小学校で始まった。
 道徳授業が2018年4月から全国の小学校で行われ、早いところではこの1学期末にも子どもたちは「愛国心」・「徳育」を押しつけ評価された。
 この夏には、中学校の道徳教科書の採択が行われ、2019年4月から中学校でも道徳授業が行われ、「愛国心」・「徳育」を押しつけ評価される。
 ② 小中高校だけでなく、保育園・幼稚園・大学でも「日の丸・君が代」を強制する。
 中学校学習指導要領「体育科・武道」で「銃剣道」を種目とし、「お国(天皇)のためにいのちを投げ出せ」という「教育勅語」を教材とする。
 学校は「子どもたちは戦場に送る揚」になり、子どもたちは海外で殺し殺される戦場に向かう。
 東京都教委や大阪府教委が行っている「行政権力の命令・行為にひとりの不服従者も許さない」ことにより、「もの言わぬ教員」をつくり、国家への不服従を強制する。東京都や大阪府市の教育委員会の行っていることは、安倍政権による集団的自衛権行使容認と安保法制施行、9条改憲準備を前提に、戦争準備体制の強化と軍国主義教育を積み重ねている。
 9条改憲と自衛隊海外派兵のために、「現代版治安維持法」=「共謀罪」法、秘密保護法、「安保法制」、教育制度・教育内容・方法も国家主義的に一元化される「新学習指導要領」の施行、道徳教科書による授業と内心評価、「教育勅語」教育、「日の丸・君が代」強制、中学校「歴史」・「公民」授業、高校「公共」等での自民族優越主義・民族排外主義・歴史修正主義教育、「保健体育科・武道」での「銃剣道」授業等により、「海外派兵国家・日本」による「教育の軍事化」・軍国主義教育が急速に進められている。改憲・軍国主義教育に抗する私たちの課題はいまこそ鮮明である
 私たちは、多くの全国各地の市民・教職員・保護者・子どもたちとともに戦い続ける。
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