パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

高校生の表現の自由に対する目黒九中副校長による驚くべき弾圧(続報)

2020年07月13日 | 暴走する都教委
 ◆ 都立高校生I君が公道上でビラまき中に、
   目黒第九中副校長のデッチあげで私人による「現行犯逮捕」される


I君がまいたブラック学校批判のビラ

 (1)7月8日、現役の都立高校生のI君の不当逮捕(新宿区内の都立高校)
 7月8日の早朝に、目黒区立第九中学校での登校時のビラまきで、同校高橋副校長により、不当に「私人逮捕」されました。
 「私人逮捕」というのは、痴漢やスリなど現行犯逮捕でなければ犯罪を確定することが困難な場合で、その場に警察官などがいない場合に、緊急の私人による逮捕が認められるケースを言います。I君は、前7日に続き、同校でビラまきをしていた時に私人による現行犯逮捕されました。
 I君は、7日に続き2日連日で同校前でビラまきをしたのですが、不当な弾圧を考慮して、校門より200メートル離れた公道でビラまきをしていました。中学生の登校に無理に押しつける等のないように配慮していました。そのために、前日の7日にはビラを受け取った生徒は1名でした。無理をせずに配布していた様子が分かります。
 また、ビラの内容は、同校中学生の進学先として有力な都立小山台高校のプール指導の危うさを訴えるものです。
 I君たち日本自治委員会では、「ブラック校則」等の生徒の人権を侵害にあたるような教員の「行為」「指導」などを批判してきました。
 都立小山台高校では、コロナ禍の6月にプール指導を実施することになっていました(同校生徒からの情報)。そこで、自治委員会では小山台高校に「質問状」を提出し、更に都議にも訴えるなどの活動をしてきました。
 このため、同高校のコロナ禍でプール指導は中止されましたが、「寒くても、コロナ禍でも(未遂)、プール強行」と大見出しのビラを近隣の中学校にビラまきしたのです。
 コロナ禍でのプール指導は都教委でも「中止」の文書を下ろしており、そんな中での「プール強行(未遂)」を中学生にも知ってもらおうと、ビラまきしたものです。
 なお、高校生の自主的組織である自治委員会では、毎日のようにどこかの学校(中・高校を問わず)でビラまきを実施してきています。
 (2)不当な逮捕の状況

 7月8日早朝の逮捕の状況について報告します。
 I君は、7時30分頃より同中学校の前でビラまきをました。前7日に高橋副校長がクレームをつけてきたので、警戒しながら、「口実」を与えないように注意しながらビラを配布しました。8時頃に前日に続き高橋副校長が現れ、ビラまきを中止するように言ってきました。
 「公道でのビラまきは違法ではない」ことを伝えたましたが、執拗に言ってきました。その内、片柳校長も現れ、執拗に中止を言ってきました。
 そして、ビラまきを物理的に中止させようとしてきたので、I君はスマホで録画を始めました。
 すると副校長は「象徴権の侵害だ」などといってきましたが、I君はかまわずにスマホ撮影を行いました。
 すると、副校長はスマホを取りあげようと手を伸ばしてきました。そしてスマホに手をぶつけて「アイタタ-!」と叫び暴力を受けたと言い始めました
 そして警察を呼ぶと言って、その20分ほど経って警察官が現れ、逮捕されました。
 罪名は「公務執行妨害」で、副校長らによる私人逮捕になっていました。

 ここで何故に私人による現行犯逮捕になったのかの疑問ですが、これは副校長が警察に電話した時に、警察が入れ知恵したのではないかと思われます。
 とにかく、スマホで怪我をしたという訴えですから、時間が経てば「知らない」と言えばそれまでです。そこで、そこで怪我を受けたその場での現行犯逮捕であれば逃れられない、という卑劣な判断です。
 そして罪名が「公務執行妨害」ですから、これも理屈に合いません。
 校門から200メートルも離れた公道(歩道)ですから、副校長のどのような「校務」が存在するのかが疑問です。恐らく、生徒のスムーズな登校を確保することを「公務」としたいのでしょうが、別に生徒の登校を妨害した事実もありませんし、明らかに不当逮捕です。
 なお、警察にスマホとパソコンが押収されましたが、弁護士が8日中にI君が拘留されている碑文谷警察に接見に行きましたが、その折、押収手続きを確認しましたが、スマホとパソコンは手続きリストに入っていませんでした(その後、手続きがとられましたが)。
 弁護士が、手続きされていないから「返してくれ」と言うと、本部に問い合わせてからと答えたそうです。そして管轄は公安ではなく強行犯係だというのです。恐らく、現役の高校生を公安関係の事案にすることの困難性を考慮したものだと思います。
 (3)あまりにも早い地検送り

 9日になりI君は霞ヶ関の地検に送られました
 改めて弁護士が霞ヶ関に接見にいきました。通常、高校生の場合、重大事件でもない限り24時間以内に拘留が解かれ送検されることはありませんが、地検送りになりました。そして10日間の拘留が決定しました。
 通常、10日間の拘留は、証拠隠滅や逃亡、そして背後関係の解明の時に行われますが、現役高校生の10日間の拘留は異例です。
 弁護士は拘置理由の開示を行う措置をとりますが、これは公権力による「いじめ」の様なものです。
 10日間の拘留となりますと(更に延長される可能性もあり)、学校の在籍が不安になります。学校から「退学処分」となったり、家族から「退学届け」が出されたりします。学校の関係だけではありません。家族間の分断が生じる可能性もあります。そうなりますと、I君の将来に不安を生じさせる要因になりかねません。
 このような不当な逮捕・勾留は教育現場の所属学校や都教委も警察・検察に厳重な抗議をすべきだと思います。
 そして、このような逮捕・拘留が認められますと、あらゆる場面でのビラまきはできなくなります
 デッチあげで、私人による「現行犯逮捕」があらゆる場面で行われることになります。
 I君の早期解放と不当逮捕を糾弾するために、皆様のご支援をお願いします。

 (お願い)緊急の救援体制をとらなければなりません。カンパをお願いします。
 <振替番号>00110-5-449424
 <加入者名>「全国集会・交流集会」で「I君カンパ」と書いてきてください
 よろしくお願いします
 永井栄俊(「日の君」全国ネット)


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