ぴあピアノ教室 in 目白

豊島区目白にある
小さなピアノ教室のページです。
日々の出来事を綴っています。

興味と刺激

2019-07-17 09:12:00 | レッスン
Jちゃんが
聴音の勉強をしている時、
次にレッスンの
Cちゃんが到着。
 
前のJちゃんのレッスンが終わるまで、
Cちゃんは椅子に座って待つ。
…はずが、Cちゃん、
Jちゃんのいる机に
そそそ…
と近づき、
Jちゃんのノートを覘く。
 
Jちゃんが気になるから(笑)
ちょっと離れて
座って待っててもらえる?
 
「は〜い」
とCちゃんお返事して
ちょっと離れて座り待つ。
…はずが、
Jちゃんがノートに書き始めると
また
そそそ…
と近づき
見に行ってしまう(笑)
 
Jちゃんがレッスンを終え、
帰ってしまってから、
Cちゃんに聞いてみた。
 
さっきJちゃんがやってたヤツ、
興味あるんでしょ?
 
するとCちゃん笑顔いっぱいで
「やってみたい」って。
 
今、Cちゃんがやっている
譜読みが落ち着けば
Cちゃんもやりますよ。
 
と私が言うと
とっても嬉しそうに
ますます笑顔でいっぱいになった。
 
JちゃんはCちゃんより
学年が一つ上。
Cちゃんはお姉さんのレッスンから
刺激をもらい
興味津々の様子。
 
別の週、
Jちゃんに、
Cちゃんに覗かれるの気になるか
と聞いてみたところ、
 
「気になるけど、
ちゃんとやらなきゃ!
って思っちゃうから
別に嫌じゃない」
とJちゃんも笑顔。
 
こんな影響の連鎖。
嬉しいな(o^^o)
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『私以外みんな不潔』

2019-07-15 19:04:00 | 
『私以外みんな不潔』能町みね子
 
一瞬怯んでしまいそうになるタイトル。
何故手に取った(笑)?
の理由は簡単。
ここ数年、
本をどう選んだらいいか、
分からなくて。
コレ!と当たりを付けて
読み始めたらハズレ
とかも多くて(笑)
だから最近は、
美容院で手にした雑誌の中で
おススメ本☆みたいになっているページを
写メっておいて、
片っ端から図書館に予約。
片っ端から読む。
 
で、今回はコレ。
 
最初、何の話なのか、
話がどんな方向のものなのか、
さっぱり見当がつかなくて、
2章あたりで
「やめちゃおうかな…」
と思っていた。
 
一人称が「私」なので、
思春期あたりの女の子のお話かと思いきや、
ぜ〜んぜん違った。
 
3章目で、
年齢設定がかなり小さな子なのだと分かり、
4章で「私」は
幼稚園生の男の子なのだと分かる。
 
そこからは、
実に面白かった。
 
札幌から東京に引っ越して、
新しい幼稚園に転入する。
自分の世界を持っていて、
自分の世界をとても大事にして、
人と関わることにまだあまり慣れていなくて。
そんな男の子が、
「周りの子はみんな子ども。
自分は子どものように振る舞うけれど
中身は大人。
周りに合わせるために
子どもフリをしているのだ」と考え、
他を寄せ付けない努力をしたり、
自分の世界に入って来る子に
彼なりに何とか対処しようと懸命。
その懸命さが純粋で真っ直ぐで、
とてもとても愛おしい。
 
子どもの頃、
あぁ、私も、
訳のわからないことを真剣に、
これで世界の終わりだ、
みたいなこと、
自分の周りの小さな世界を
どう受け止めたら…とか
色々考えていたかも知れないなぁ
なんて思いながら。。。
 
もりなつきくん。
もし出会えたら、
嬉しくてぎゅーってしたい!
かわいい。
 
お話の主人公なので
会えないのは分かっているけれど。
会いたいなぁ。
 
解説もあとがきもなく
本は終わっている。
 
その後の彼が
どんな小学生になったのか、
想像するだけで、
ワクワクしてしまう。
 
小さな子の
一生懸命な思いに
心が鷲掴みにされてしまう作品、
でした。
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付箋

2019-07-14 16:26:00 | レッスン
教員免許取得のために
勉強するRさん。
 
ピアノも弾けなければ
いけないけれど、
それと共に
楽典や音楽史、
音楽諸々の知識も必要。
知識問題は
手を拡げようと思えば
いくらでもどこまでも。
 
そのため、
1週間自宅で取り組んだ
学科問題の分からないもの、
私からの補充問題やら、
練習問題やらの
分からないもの。
問題集やノートのあちこちに
付箋を貼って持ってくる。
レッスンの大半が
その付箋部の問題解決の時間。
解決すると都度、付箋を外していく。
 
そんなRさんの疑問点を眺め、
Rさんの苦手な問題傾向を見つけ、
また1週間分の課題を出す。
 
こんなことを繰り返し、
学科問題は大分落ち着いてきた。
付箋が減ってきた。
 
覚えておいた方が良いポイントには、
また付箋を貼っていく。
「そろそろインデックスを作らなきゃ」
とRさん。
さすが、大人。
勉強の仕方が効率がいい。
 
学科は音楽だけではなく、
まだ他にも何教科かある。
こんなに多岐に渡る
学習範囲。
勉強量、ハンパない。
スゴイなぁ…。
…でも、
すごく活き活きしていて
楽しそうに見える。。。
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スイッチ

2019-07-12 08:36:00 | レッスン
Mちゃん。
教室にやって来て
バッグから楽譜を出し…。
準備の仕方をみているだけで、
何故か
その週の練習度合いが分かる。
…。
私にも疑問(笑)
でも分かっちゃう。
 
弾いてきたわね?
 
と問うと
 
「はい、今週は弾きました」
とMちゃんも言う。
 
ピアノを弾き始め、
やはりきちんと練習されていることが分かる。
 
Mちゃん。
基本、
あまりスイッチがオンにならない(笑)
オフの期間、
結構長い(笑)
 
たまにオンになると、
それはそれは
スンバラシク弾く。
これ、ちょっと続く。
 
やる気スイッチ。
どこにあるのかなぁ。
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ギャップ

2019-07-09 09:02:00 | レッスン
学校帰りにレッスンに来る兄妹。
学校帰りなので荷物が多い。
それぞれが、
ランドセル、サブバッグ、
校帽、ピアノバッグ。。。
二人が揃って
これらを教室のお部屋中に広げると、
足の踏み場も無くなってしまう。
ここに、それぞれ、
待っている間に宿題を広げるため、
ちょっとスゴいことになる。
 
だから、ちょこっと
荷物を角にまとめる方法を提案した。
で、お部屋が整った(笑)
 
そんな兄妹。
 
妹Bちゃんのピアノ。
勢いで流れに任せて弾くタイプ。
細かいことは、
あまり気にしない。
弾ければOKとばかりに、
マークやらルールやらは
知らないフリ傾向(^_^;)
 
対する兄Mくん。
恐ろしいほどの慎重派。
石橋を叩いて叩いて叩いて、
安心してから渡るタイプ。
ピアノを演奏していても、
流れよりも、
確かめて確かめてゆっくり進む。
 
なのに。
生活タイプは真逆らしく。
 
妹Bちゃんは、
兄が広げた荷物、
散らばっているものモノ、
待っている間に
せっせと片付ける。
曲がっているものも、
まっすぐ揃え直す。
片付け上手。
 
一方の兄Mくん。
宿題をあっちに広げ、
こっちに広げ、
帰るまでにどうにかするさと、
気にしない。
ピアノを弾く時の慎重さはどこへ(笑)?
 
この二人のギャップ、
それぞれ、ピアノとのギャップが
とーっても興味深い。
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歌の公開レッスン

2019-07-07 20:50:00 | 演奏
オペラの公開レッスンで、
伴奏をやらせていただいた。
 
オペラの世界で活躍されている
歌い手さんたち、
忙しさもあり
「合わせ、ナシで」と。
(`・ω・´)
私、試されてる…
「落ちても大丈夫なので」と。
「落ちる」とは、
音楽の世界では
音楽の流れから「落ちる」こと。
簡単に言えば、
分からなくなり止まること。
…こわこわ。。。
そんなユルさを口にする依頼主、
色々色んな風にユルいけれど、
しっかりね、
と言われているに違いなく。。。
出来て当然の世界でしょうが、
私はオペラにはあまり精通していず…。
でも、
やる!!って言ってしまったからには、
やるっきゃない(古っ(笑))
 
今回は計5曲。
4曲は私にとっては新曲。
準備に準備を重ねなければ、
いくらレッスンでも
歌い手さんに迷惑をかけてしまう!
ピアノを弾くことに捕われてしまうと、
歌い手さんのブレスや歌い回しに
付いていけないので、
頑張らないと…プルプル…。
 
イタリア語。
ちゃんと、ではなくても
なんちゃってイタリア語ででも
歌詞で歌えないと合わせられないし。
もーここのとこ、
呪文のようにブツブツ練習。
 
邪魔しないように
歌いやすいように
今日は伴奏できていたらいいな。
 
こんななので
合わせてみるまではドキドキ。
 
でも、
一旦音楽が始まると、
楽しいーーー!!
一人で弾いていたのとは違って、
音楽を運ぶ力が加わり、
雰囲気が出て、
二重唱、三重唱になると、
とーっても華やか。
それに加われていることが、
本当に楽しかった!
 
そしてそして、
公開ではあっても
レッスンなので、
歌い手さんたちに
アドバイスが出る。
 
口の奥の方での発音の仕方。
外国語の歌だけれど、
カタカナ語にならないように
ここはこう発音するとか、
口の形や体の使い方。
聴いているだけで
とっても勉強になった。
 
呪文からは
これで解放(笑)
でも、
終わってしまったことが、
今はちょっぴり寂しい(´-`).。oO
 
楽しい時間でした。
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柔軟

2019-07-07 20:28:00 | レッスン
「肩が痛い痛いって言っていたら
整形外科に連れて行かれました」
とJちゃん。
 
えー!?
大変だぁ。
どうしたの?
 
と聞くと
 
「あっさり、
肩こりです、
と言われました」
って(笑)
 
あれまぁ。
まだ小学生なのに。
ものは試し、
 
前屈してみてよ
 
と促し、
やってもらった。
 
か、固い…(。・ω・。)
これも、かなりキツいらしい。
毎日30秒目標にどう?
と言ってみた。
肩の稼動域は割りとあるみたい。
要するに腰が固いのだから。
 
…で、Jちゃん。
毎週、レッスンが終わると
自ら率先してこのポーズを取る。
 
「どうですかぁ?」
と言って(笑)
 
1ヶ月。
かなり柔らかくなったみたい。
Jちゃん、努力家!!
 
Jちゃんの次のレッスンのAちゃん。
そんな場面にちょうどやって来たので
ちょっとやってみてよ
と言ったら、
あっという間にペタって足にくっついちゃった!
や、柔らかい(゚∀゚)
 
Jちゃんに掲載許可をもらったので、
写真入れました。
…と言うより、
「先生、写真撮っておいてください」
って言うから、
「Jちゃん前屈アルバム」が
私のスマホにできてしまった(笑)
 
次は…、
肩甲骨…かしら?
 
注意。
当教室は体操教室ではありません(爆)
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8分音符

2019-07-06 14:56:00 | レッスン
8分音符に課題があるHちゃん。
先週、
身体を使って
リズムを勉強。
 
なんと今週、
ピッタリすっきり、
いいリズムで弾けました(o^^o)
 
初めての曲だと
まだ不安定さもあるけれど、
こちらから声をかけると、
勉強したものから
自分で取り方を確認しながら
修正ができる様子。
 
一歩が進めると
やっぱりホント、
うれしい(*^o^*)
 
「今日のレッスンは
これで終わりね」
と私が言うと、
 
「えー!!」
と残念そうにしてくれる。
 
これもうれしい。
 
帰り際、
私の横にピタっとくっついて来て、
 
「先生ダイスキ!」
と言って離れない(笑)
 
いやいや、
いやいやいやいや。
…可愛い過ぎる(*≧∀≦*)
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笑顔

2019-07-04 15:49:00 | レッスン
お買い物の途中、
Hくんに出会った。
 
お友だちと肩を組み
楽しいの気持ちが
いっぱいの笑顔を見せていた。
 
すれ違う時、
「こんにちは〜」
と手を振ると
Hくんも
「こんにちは〜」
と手を振り返してくれた。
一緒にいたHくんのお友だちも
「こんにちは〜」
と同じリズムで返してくれた(笑)
 
最近、
疲れ気味な様子だったので
ちょっと心配していたのだけれど、
楽しいがいっぱいの笑顔。
 
ホッとした。
子どもは、
伸び伸び遊んでいる時、
ホントに
いい笑顔になるなぁ。
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どんな風に

2019-07-03 22:34:00 | ピアノ教育
「今日、コレ合格ください。
じゃないと、お母さんに怒られる!」
 
なんてセリフ、
実はよく聞く。
 
元より、
合格させるために、
お母さんと
必死に練習するお家も…。
 
実は私、
合格させることより、
その曲を弾けるようになるために
どんな道を辿ったか、
そちらが大事と考える。
 
目をつぶって
全速力で駆け抜けるより
周りの景色を見ながら、
歩いてほしいと思う。
 
お母さんに
車で運転してもらって
合格に辿り着いても
正直、意味はないと思ってしまう。
いつまで
お母さんに運転手をさせるんだ?と(笑)
 
分からないリズム、
初めて出会うリズム。
もちろん、
とっかかりのヒントは
宿題を出すときに
話すけれど、
答えには自分で辿り着いてほしい。
その方が、
やり甲斐があって、楽しい…。
その方が、
絶対に次に繋がる力になる。
 
ただ最後まで間違えずに
弾けるようになることより、
表現を考えたり
情景を考えたり、
それを置き去りにしてしまっては
音楽がつまらなくなってしまう。
 
せっかく、
本が進むのだから、
同じような曲に通用するような力、
次に繋がる力を
手に入れていってほしい。
 
だから、
マルッと答えを教えるようなことは
したくない。
 
だから、
お家でも
「黙って見守ってほしい」こと、
いつもお話する。
 
本がバンバン進むこととか、
進むスピードより、
どんな風に合格に辿り着いたか、
どんなことを考えて、
練習をしたか。
 
合格という結果ではなく、
そこまでの過程を
すごーく大事にしたいと思っています。
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