●動画『復興五輪前のフクシマを訪ねて』(17分)
https://www.youtube.com/watch?v=lRcLYgPvJPk&feature=youtu.be
東日本大震災、そして福島第一原発事故からわずか9年しかたっていないというのに、政府は来年で追悼式を辞めると発表しました。そして今年の3・11も。終わるはずのない原発事故の被害に区切りをつけるために、「復興五輪」と名付けられた五輪が準備されています。しかし、五輪で復興すると思っている人はいません。
コロナ騒動で正確な情報がないままに、日常生活が脅かされ、行動が規制されています。この三月、集会やイベント、上映会などは軒並み中止に追い込まれました。そんな中、「さよなら原発100万人アクション」「ひだんれん」によって、福島の今を記録し情報発信しようというプロジェクトが立ち上がりました。以下、2月29日から3月1日にかけてリポートした映像です。
大熊町や双葉町の駅が避難解除になり、14日にはJR常磐線が全線開通します。けれど、帰還困難区域を無理やり解除したのだから、放射線量は驚くほど高い。ちょっとだけ立ち寄って「復興しました」という安倍首相をみていると、ここに住んでみてよと言いたくなります。五輪で終わらせることはできない、フクシマの現実をみてください。(堀切さとみ)