詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

社会福祉と自然環境再生について

2008年01月31日 | Weblog
国や政府が何よりも真っ先に為すべき仕事とは、一部の国民の利益をはかることではなく、すべての国民の安全や将来の不安の解消ではないかと思う。その意味からも、特定の道路関係の政官財の利益を尊重するガソリン税等の暫定税率は廃止して、国民大多数の利益を尊重すべきだと思う。(物価高の元凶が高いガソリン税なのだから)

福田首相が地元群馬で作った「福田ダム」が、8800億円とか。地上げの時はすさまじかったらしい。それに比べると、林野庁が森林整備に使うのはその少ない予算のたった一割300億円以下だとか。日本の山林の約三分の一は荒れたまま放置され続け、杉・ヒノキが多いので・・成長不能のヒョロヒョロ状態で、全く売り物にならなくなっているのだという。台風・豪雨・地震等の際にも被害がより甚大になる。

「温暖化」防止を、馬鹿のひとつ覚えのように唱えるよりも、ますます荒廃しつつある山林を再生することで、地方の雇用を増大させ、日本が世界一の木材輸入国としての世界中の森林破壊を、もうこれ以上止めるべきではないのだろうか?

社会福祉や教育関係の予算がますます減らされ続けている。社会福祉だけに限定しても、毎年約2500億円ずつ減額されている。教育費などは先進国中でダントツの最下位だ。

その一方では、佐世保の高速道路(一キロ作るのに200億円とか)についても、インターチェンジを米軍基地の近くに作ってやったばかりではなく、本来は道路関係にしか使わないという道路特定財源で、十数軒の米軍の住居を一軒二億五千万円もの税金で作ってやったのだと・・社民党福島党首が国会で追求していた。

海へ

2008年01月31日 | 日記
休みになると 一家揃って
海に行っていた
あの頃を懐かしく思い出す

日曜日には海へ行こう
世界一淋しい日本人には
青い 青い海と
波と 水平線しかないけど

ぼくは一杯の
苦いウイスキーを飲み干して
ぼくの過ぎ去った人生と
磯の香りに乾杯する

大きすぎる窓には
驟雨がゆきすぎるばかりだけれど
それでも まだまだ
人生は捨てたもんじゃない

日曜日には海へ行こう
世界一貧しくなってしまった日本人には
広い 広い海と
風と 水平線しかないけど

税金の横領をこれ以上許してはならない!

2008年01月30日 | 政治
天木直人氏のブログは、いつ読んでも素晴らしい内容だ。このような人を国会に送らずして、どんな人間を国民の代表として送るべきなのかと思う。この次は是非彼に投票したい!

《 ガソリン税の次は岩国市長選挙だ

 つなぎ法案は世論の反撥をおそれた自民党がとりあえず譲歩した形で終わった。自民党はあきらめたわけではないだろう。年度末にもう一度山場が来るらしい。しかし、時間が経てば経つほど、暫定税率の延長はできなくなる。国民の暮らしがますます苦しくなるからだ。税金の無駄遣いがますます明るみになるからだ。自民党は敗北したのだ。
 しかしこれは決して野党の勝利ではない。無言の民衆の勝利である。日本の政治史のなかで記録に残る民衆の勝利である。
 今度の騒動をきっかけに、私たちは、今後の政局を、そして与野党の政治家の言動を、有権者の立場から厳しく監視していこうではないか。観客は我々である。舞台に上がって演ずるのは官僚と政治家だ。大根役者が茶番劇を繰り広げ恥をさらす事になるのか、それとも我々の心に響く政治家が一人でも現れて、正しい政治というものを我々の前で見せてくれる事になるのか、けだし見ものである。
 今度の騒動には大きな意義があった。それは、黙って政府の言いなりになって税金を納めてきた、沈黙した大衆が、「俺たちの税金を勝手に使うことはゆるさない」、と素朴な怒りを覚えたことだ。そして、我々の税金が、官僚がつくった複雑な税制の下で、政治家、官僚、天下り役人、利権業者などの一部の間で食い物にされてきた、その事が少しでも一般大衆にわかったことだ。
 暫定税率などというごまかしが何十年も続いてきたなどという事は、この騒動がなければ国民が知る事はなかっただろう。つなぎ法案などという、それ自体は中立的、過渡的な措置を、切羽詰った自民党が姑息な政争の具に使おうとして失敗をした、そういう茶番も見せてもらった。議員立法なるものが、政府、閣僚の責任ではなく議員の責任でつくられる事、だから政府の答弁は必要なく、議論なしで通過する事、「私は一切関与していません」などと無責任な答弁を福田首相ができる事も見せもらった。これで我々の政府・官僚不信が決定的になった。
 繰り返して言うが、この世の中には生活に困らない多くの国民がいる。たかが25円ばかりガソリン価格が下がったところで何だ、と思っている国民は多いだろう。テレビの娯楽番組や芸能ニュースに興じる国民も多いだろう。それはそれでいい。しかしそういう国民も、その日暮らしに追われている多くの国民に思いを馳せなければならない。その日暮らしを強いられている者の中には、いわゆる自己責任に帰すべき者もいることだろう。しかし政策の犠牲者となって苦しい生活を余儀なくされている者も多いのだ。よしんば自己責任で苦しい羽目に追い込まれている者であっても、我々は連帯の手を差しのべなければならない。それが共生というものだ。
  日々の暮らしに窮する人がいる一方で、政策を決める立場にある政治家や官僚が、自らの怠慢や、無能や、不作為を棚に上げ、あるいは国民を騙し、保身に走り、責任を逃れようとする。やはりこれは間違っていると思う。許してはいけないと思う。無関心であってはならないと思う。
  たとえば我々の税金が次のように使われている。この事を知るだけでよい。凡百の識者の論議より、税金泥棒を許してなるか、という単純な、しかし根源的な感情を奮い立たせるだけでよいのだ。
  「道路保全技術センター」なる国交省所管の財団法人がある。全職員190人のうち、役50人が国交省OBという絵に描いたような天下り財団である。まともな仕事のないその財団の、官僚OBの職員の給与が、我々のガソリン税で賄われている(30日日刊ゲンダイ)。税金の横領ではないのか。
  元防衛政務官の米田健三元議員が日刊ゲンダイの連載「日米防衛利権」の中で書いている。一機83億円もする米国ボーイング社の戦闘ヘリコプター「アパッチ」を、自衛隊は米国から62機も買わされようとしている。ところが製造元が生産を中止したため予定より大幅に少なく調達する羽目になった。数が減ると上乗せされる設備投資償却分が大きくなり、一機216億円に跳ね上がるという。自衛隊関係者も認めているのだ。「アパッチは湾岸戦争でイラクの戦車軍団を相手に威力を発揮したが、値段も高く、使い方も複雑。そのうえすぐ部品が磨耗する。世界の軍事筋では決して評価は高くない。一機30-40億円の独仏共同開発「タイガー」の選択もあったのに、アメリカ製が最初から優先された」。我々から搾り取った税金をこんな無駄遣いされていた事をどの国民が知っていただろう。そして知ってしまったら黙っていられる国民がいるというのか。
  ガソリン税の次は岩国市長選挙である。米軍再編へ協力する事が至上命令となっている政府、外務・防衛官僚は、それに反対する井原市長を辞任に追い込んで、従属するあらたな市長に首をすげ替えようとしている。我々の税金を勝手に使い分けて、従えばばら撒いてやるが、反対すればビタ一文恵んでやらない、と締め付ける。こんな権限を我々は政府・官僚に与えた覚えがあるか。
  自公政権にとって、国民より米国政権のほうがはるかに重要である。だからガソリン税引き下げについて国民の目をおそれる自公政権も、日米軍事同盟については、住民がどんなに反対しても米国への協力を優先する。
  だから岩国の市長選挙に対する政府のしめつけはとどまるところを知らない。政府に反対する井原市長は苦しい選挙を戦わねばならないと思う。だからこそ負けるわけにはいかないのだ。私の反骨魂の全てはいま岩国の市長選挙に向かっている。
  市長選挙は2月3日に告示され10日に投票される。告示前日の2月2日に岩国市で井原市長を応援する集会がある。私はそれに駆けつけて井原市長を応援する。不正義がまかり通る日本であってはならない。これはイラク戦争に反対した私の原点だ。それを訴えるために一人の日本人が、JRを乗り継いで岩国市へ向かう。岩国市民の正義感に迫ってみせる。》(「天木直人のブログ」より)

高級官僚や与党政治家のこれ以上の暴走とやりたい放題を止めよう!

2008年01月29日 | 政治
この国はほんとうに破滅してしまう寸前だと思う。これが最後のチャンスだと思う。その第一歩がガソリン税等の暫定税率の廃止と、道路特定財源をこれからは福祉・国民救済や環境再生へと使うことだと思う。

いつまで国土交通省官僚たちのリクレーションのためや、彼らの運転手つき高級車や、天下り官僚のために約千億円という税金で駐車場を作ってやり、その料金も彼ら天下り官僚の懐を肥やすためにやらなければならないのか?これはもう二重・三重の詐欺行為ではないんだろうか?

数十兆円という税金で作って官僚どもに強奪された高速道路も同じだ。世界一高額な高速道路料金のうえに、なんで彼ら天下り官僚どものために、数十兆円もの税金で新しい高速道路を作ってやって、その料金を彼らに与えてやらなければならないのか?
ほんとうに腐りきった、蛭みたいな官僚や与党政治家ではないんだろうか?

たまにスーパーへ行くと、値上がり品の多さと、土日でもガラガラなのに驚きです。
「今日安いのはなに?」というお年寄りたちの会話には胸が詰まる。故郷北海道では、灯油が買えないので、一日中駅やスーパーで過ごすお年寄りたちが増えているという。

春からまた、75歳のお年寄りたちの医療保険や医療費が上がるという。それまで扶養家族だった人たち(従来は認められてた扶養家族が認められない)や、元気で働いてる人たちへの従来のような国・地方からの援助が無くなって大幅な負担増とか。
おまけに、年金から強制天引きして、払えない老人たちから保険証を取り上げてしまうのだとか・・

こんな情けのない国があるのか?自分たちは税金や年金や雇用保険等をネコババ・詐欺行為し続けながら・・
国鉄・高速道路・郵便局の国民共有財産を私利私欲のために奪い続け、ありとあらゆる福祉や住民サービスを廃止しつづけながら・・
こんな吸血鬼以下の国や政府や官僚・役人などはよっぽど無い方がいいと思う。税金で給料をもらいながら、税金にたかり続ける蛭以下の存在ではないのかと思う。

プーチンの例ースパイと内部告発者の違い

2008年01月29日 | 日記
北海道苫小牧の食肉偽装問題で会社幹部の内部告発者の話が目からウロコだった。
「自分が内部告発されそうだったので内部告発した」とか。これは多くの内部告発者の心情であり、上の者たちに悪用されているのではないかと思う。つい先日のNHKのインサイダー取引問題もそうかもしれないなと思う。

一時期スパイ小説に凝ったことがあった。「寒い国から来たスパイ」や、CIAやモサド(イスラエル諜報特務局)等の引退者の実話が多かった。暗殺が日常茶飯事で、裏切ったスパイが暗殺を恐れる話ー警戒して水分は隠れ家へと連れてった山羊の乳だけなのについに殺されてしまう。CIAの人体実験材料の話(軍隊内やロス等の大都会に覚せい剤を撒いたり・・)を読むと、エイズなども人体実験であり、日本のエイズ・肝炎の意図的ともいうべき放置なども、製薬会社からの圧力の人体実験ではないかと思った。(独占的な実験データ取得や新薬の独占的開発・販売で二重三重に儲かるので)

現在スパイについて最も詳しいのは、「外務省のラスプーチン」と呼ばれた佐藤優氏ではないかと思う。特にプーチンとロシア情勢は世界でもトップクラスではないかと思う。
詳しくは僕のリンク集下参照を。

 プーチン・ロシア大統領が、KGB(旧ソ連国家保安委員会)に勤めたいと思ったのも、第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに潜入したソ連の工作員を主人公としたテレビ映画『剣と盾』を見た影響が大きいと本人が語っている。諜報(ちょうほう)機関員一人の働きで国家の命運が左右されることもあると感じた中学生のプーチンは、レニングラード(現サンクトペテルブルク)のKGB支局を訪ねた。そこで対応したKGBの係官が優しい人間だったので、プーチン少年に次のアドバイスをした。

《「坊や、KGBは自分から志願してくる者は採用しないことをよく覚えておきなさい。KGBで働きたいのならば、大学にきちんと進学するといい」 「どこの大学で、何を勉強したらいいの」 「そうだね。専攻は法律がいい。そうして待っていると、KGBの方から誘いに来るよ」(「愛国心を鍛錬する諜報機関…スパイ映画が映す現実 」佐藤優より)

僕の大好きな山之口獏という沖縄詩人

2008年01月28日 | 日記
少し前に、故郷沖縄へと数十年振りに帰ったこの詩人の映像を見た。宮沢賢治・金子光晴同様に関東大震災が詩作の出発点の詩人だ。方言の訛がきつかったので、何度か死ぬ目に会ったのではないかと思う。(関東大震災後に約一万人の朝鮮半島の人々、中国人、ドモリや訛のきつい人々が、「君が代」が上手く歌えず自警団に撲殺されたという・・)


  「紙の上」  山之口獏

戦争が起きあがると 
飛び立つ鳥のように 
日の丸の羽をおしひろげ
そこからみんなで飛び立った
一匹の詩人が紙の上にいて 
群れ飛ぶ日の丸を見あげては 
だだ だだ と叫んでいる
発育不全の短い足 
へこんだ腹 
持ちあがらないでっかい頭
さえずる兵器の群をながめては 
だだ だだ と叫んでいる
だだ だだ と叫んでいるが 
いつになったら「戦争」がいえるのか 
不便な肉体 どもる思想 まるで砂漠にいるようだ
インクに渇いたのどをかきむしり熱砂の上にすねかえる
その一匹の大きな舌足らず 
だだ だだ と叫んでは
飛び立つ兵器の群をうちながめ 
群れ飛ぶ日の丸を見あげては 
だだ だだ と叫んでいる


 『ミミコの独立』

 とうちゃんの下駄なんか
 はくんじゃないぞ
 僕はその場を見て言ったが
 とうちゃんのなんか
 はかないよ
 とうちゃんのかんこをかりてって
 ミミコのかんこ
 はくんだ と言うのだ
 こんな理屈をこねてみせながら
 ミミコは小さなそのあんよで
 まな板みたいな下駄をひきずって行った  
 土間では片隅の
 かますの上に
 赤い鼻緒の
 赤いかんこが
 かぼちゃと並んで待っていた


  『座蒲団』 山之口 獏

土の上には床がある
床の上には畳がある
畳の上にあるのが座蒲団でその上にあるのが楽といふ
楽の上にはなんにもないのであろうか
どうぞおしきなさいとすすめられて
楽に坐ったさびしさよ
土の世界をはるかにみおろしてゐるやうに
住み馴れぬ世界がさびしいよ

  
   「世はさまざま」

人は米を食っている
僕の名と同じ名の
獏という獣は
夢を食うという
羊は紙も食い
南京虫は血を吸いにくる
人にはまた
人を食いに来る人や人を食いに出掛ける人もある
そうかと思うと琉球には
うむまあという木がある
木としての器量はよくないが詩人みたいな木なんだ
いつも墓場に立っていて
そこに来ては泣きくずれる
かなしい声や涙で育つという
うむまあ木という風変わりな木もある


   「がじまるの木」

ぼくの生まれは琉球なのだが
そこには亜熱帯や熱帯の
いろんな植物が住んでいるのだ
がじまるの木もそのひとつで
年をとるほどながながと
気根(ひげ)を垂れている木なのだ
暴風なんぞには強い木なのだが
気立てのやさしさはまた格別で
木のぼりあそびにくるこどもらの
するがままに
身をまかせたりしていて
孫の守りでもしているような
隠居みたいな風情の木だ


  「底を歩いて」

なんのために
生きているのか
裸の跣で命をかかえ
いつまで経っても
社会の底にばかりいて
まるで犬か猫みたいじゃないかと
ぼくは時に自分を罵るのだが
人間ぶったぼくのおもいあがりなのか
猫や犬に即して
自分のことを比べてみると
いかにも人間みたいに見えるじゃないか
犬や猫ほどの裸でもあるまいし
一応なにかでくるんでいて
なにかを一応はいていて
用でもあるみたいな
眼をしているのだ

どのマスコミを言わないがー二重取りの詐欺だと思う

2008年01月28日 | 政治
ついさっきのニュースでも、五百数十億円の道路特定財源で駐車場を作って、そこに国土交通省官僚が天下りしては私物化して、料金を自分たちの懐へと。
これは「高速道路民営化」と同様の、天下り先の確保と税金・料金の二重取り詐欺とも呼ぶべき悪質な官僚犯罪だと思う。

以前民主党が高速道路の無料化を唱えた時には、新しい高速道路建設のために高額な料金が必要だという話だったのだから・・それならば、高速道路建設費用は高速道路料金を回すだけでいいのではないのかと思う。
何故税金を使って、天下り官僚たちの懐をさらに肥やしてやらなければならないのか?

道路特定財源やガソリン税等の暫定税率は、税金と料金を2重に懐に入れる詐欺行為であり、さらに一万数千キロの高速道路建設とその料金を懐に入れては、次々と国土交通省官僚の高速道路関連会社への天下りを助長する行為だ。


絶滅危惧種で天然記念物のジュゴンは助かるのか?

2008年01月27日 | 日記
米軍普天間飛行場の移設をめぐり、名護市キャンプ・シュワブ沖に生息するジュゴンの保護を求め、日米両国の自然保護団体などが米国防総省を相手に起こしている「沖縄ジュゴン訴訟」で、米国防総省が敗訴したという。

そのうちに、自然保護については、なんの役にも立たない日本政府や日本の裁判所を通り越して、アメリカの裁判所で次々と裁判ということになってしまうのかもしれない。
アメリカの51番目の州みたいな特典はそのくらいか?
詳しくは下記をー

《普天間飛行場の移設予定地である名護市辺野古沖に生息する国の天然記念物ジュゴンをめぐって、日米の環境保護団体が米文化財保護法(NHPA)に基づき保護を求めた訴訟で、サンフランシスコ連邦地裁は24日(現地時間)、米国防総省が普天間飛行場代替施設建設でジュゴンへの影響などを評価、検討していないことがNHPA違反に当たるとし、同省として公的な環境への影響調査を実施するよう求める判決を下した。
 同地裁は国防総省に対し、ジュゴンへの影響などを示す文書を90日以内に提出するよう求めた。
 米国での訴訟原告団の米自然保護団体「アースジャスティス」のホームページでの発表によると、判決は「米国防総省がNHPAに違反し、ジュゴンを傷つけることを避けるために、沖縄の危機に瀕(ひん)しているジュゴンへの影響を避けるよう考慮すべきだ」と申し渡している。
 アースジャスティスで同訴訟にかかわるサラ・バート氏は「この判決は文化遺産保護を懸念していた沖縄の人々にとってとても大きな勝利だ。この判決で、裁判長は国防総省に対して海外での活動による他国の文化遺産の損壊回避に、慎重に注意を払う責任を明確にした」と、判決の意義を強調した。
 同訴訟は2003年9月に提訴された。
 原告側は「歴史遺産の保存を定めたNHPAは、米国外の歴史遺産に対しても、米政府が悪影響を及ぼす行為をする場合は悪影響を回避、緩和する措置をとるべきだと定めており、代替施設建設は同法違反に当たる」と主張していた。
 米政府側は04年8月の初回審理で「NHPAの適用対象は建造物などで、ジュゴンのような生物は対象になり得ない」と却下の申し立てをしていた。
 同訴訟は07年9月に結審した。》(「琉球新報」より)

ライク・ア・ローリング・ストーン

2008年01月26日 | 日記
もうじき 春だというのに
生きることは ますます困難

こんど病気や怪我に
遭遇してしまったら
この国で この年での
三万何番目かの自殺者に
なってしまうかもしれないし
千数人目かの餓死者に
なってしまうかもしれない

それでも
転がりつづける石のように生きてゆこう
転がりつづけることで
還ってゆくべき場所が
見えてくるまで

吹き過ぎてゆく風に
行く先を聞かれて 
ふっと
「還るんだ」と
つぶやいてたぼくがいる

国民の怒りの原因を全く理解してない高給官僚や与党政治家だと思う

2008年01月26日 | 政治
道路特定財源やガソリン税・自動車重量税等の暫定税率について、日本人が怒りを覚える二つの理由をまるで理解していないと思う。自殺者はもう十年間三万人以上だし、餓死者は年間千人以上で、独居老人の死亡も倍倍に増えつつあるのが現状だ。

国民の怒りの理由はー
道路建設だけに使うと言いながら、長い間国民をだまし続けて・・自分たちのテニス・ゴルフ・ゲートボールの娯楽のためや、自分たちの豪華な宿舎等の利益のために使い続けてきながら・・「法律的には問題ない」などという居直る態度だ。(さらに最悪なのは、公明党の冬柴大臣や国土交通省次官からの謝罪がないことだ。)

もう一つの怒りの原因はー
理不尽に高価な石油というものが、単に個々のドライバーの問題ではなくて・・すべての物価高や世界一の生活費の原因である点だ。
それは、トラックでの輸送費や漁船の燃料や、工場での燃料や農家でのハウス栽培等のすべての生産・流通活動での経費増となって物価高の原因となるという点だ。灯油高ももちろん。
これほど貧困に苦しんでいる国民を、さらに物価高で苦しめる最大原因だ。
年金・雇用保険もまた、厚生労働省や社会保険庁官僚によって同じ運命だが・・

ー古い俳句帳からー (1)

2008年01月26日 | 日記
百数段駆け降り満月掬い飲む

切り株に新芽と震えて春遠し

心中の野に滅ぶべし鬼剣舞

神殿の屋根すれすれに冬鴎

氷上の銀河砕けば始発列車

海霧(ガス)に船春遠ければ海猫(ごめ)の河

捨て猫のまた一匹がブス・ブ男?

悪魔かも廃線駆けゆく犬ニ匹

リストラの日は薔薇のワインついに開け

錆付いた貨車見送ればタンポポの野

何もする気がない日は「時実新子川柳集」を読む

2008年01月26日 | 日記
ぬかるみを越えたら言おうその言葉

ガム幾万吐き捨てられて沖縄よ

れんげ菜の花この世の旅もあとすこし

何だ何だと大きな月が昇りくる

愛こうやはるかはるかにさくら散る

日との世に許されざるは美しき

わが胸で伐採音の絶え間なし

嘘のかたまりの私が眠ります

慣れぬ町きょうはポストに会釈して

うしろから目隠し神か仏かな

ビール缶ぺこんと暮らし荒れてゆく

手が好きでやがてすべてが好きになる

草の駅あのころ汽車は恋だった

熱帯魚わたしにはない価格札

心という厄介なもの眠らせず

盲目  (詩 NO8)

2008年01月25日 | 日記
初冬の一本道を
ひとり歩いてゆくぼくに
「さよなら」と微笑みながら
いつも 君の自転車が
追い越してゆく

ある夕方には
君だと思って
「さよなら」と振り向いたら
「カムサムニダ」
カラスたちが
「カアー カアー」と鳴いていた駅前

いつも
後ろ向きで生きてきたから
いまさら
前を向いてなんか生きてゆけない

両眼も 心も
とっくに盲しいているから
こんなにも
世界は美しいのだと思う

両耳を塞いで生てきたから
たったひとつの言葉が
いつまでも懐かしい

忘れていた何かを
思い出せそうでいて
思い出せない夕暮れには
より深い群青色へと
染まりゆく風の後ろ姿を見上げる

失われてゆくものだから美しい
死んでゆかなければならないいのちだから
若者も 老人も 
あらゆる生命がみんな平等だ

かたわらを
流れすぎていったものたちよ
意味もなくお前たちを
呼び止めてしまったのは
ぼくの心も また
捨てることしか知らない
盲目だったから

それ以外には
いのちをあらわす言葉を
ついに
知らなかったから

首切り (詩 NO7)

2008年01月24日 | 日記
つい先日 トヨタグループに続いて
創価学会系企業からの首切りだった
この奴隷国家では 
もはや誰もが生きる権利が残されていないが

トヨタ方式のリストラ方法はー
グループ内の人事・総務責任者が
定期的に集まっての共産党対策や著名人を呼んでの勉強会
極秘の「要注意人物ブラックリスト」の検討会
誰それが何月何日にどこへ行って誰と会ったとかの報告会

共産党員や他の左翼やなにかの反体制的運動をやった人々のリストが
コンピュータシステムを寄贈した警察署等との間でやり取りされる
会社への反抗度から 交友関係図式
(「それ見りゃスパイは一目瞭然!」とうっかり口をすべらせてしまったので
リストラ後に共産党からは見放され
警察からは目をつけられてほとんど毎日パトカー等尾行つき
散弾銃でフロントガラスが弾痕だらけになったことも

ブラックリストの内容はというと
借金・貯金額から趣味やセックス内容から
本人ですらうろ覚えの家族の車ナンバー
通院・病歴や病院での診察内容や言った事まで
僕もリストラされた何人かの上司も
「病院でなんで会社の秘密をばらすんだ」と
もっと上の上司からの大目玉

過労死や突然死や自殺も多かった
団体割引の生命保険ウン千万円が
濡れ手で粟で入ってくるのでお偉いさんたちのドンちゃん騒ぎ
ウン千万円の臨時収入だ
トヨタでは一番の出世コースの組合もまた
組合費で接待ゴルフや海外旅行は日常茶飯事
僕はといえば満期の生命保険を受け取り拒否したので
出世コースから外れて窓際族になってしまった
あの時受け取っていたら
課長や市議くらいにはなってたのかも

以前はまだまだ穏便だったトヨタ方式首切り方式
仕事を与えず 配転先で「あいつはアカだから話すな」とか
中高年社員や女子社員を一列に並ばせて退職するまで芝生のゴミ拾い
トイレの時間や回数をストップウオッチで測定
僕の場合は手かざしの新興宗教に連れて行かれて「狐がついてる」とか
逃げ出した女子社員を皆で取り押さえて引きずりまわし 
「山口系暴力団の殺し屋に注意しろ」との脅迫

創価学会系企業の方は
社会貢献や 悩める人々の救済どころか
税金ネコババ官僚ども顔負けの
汚れた金のマネーロンダリングや 
政党・政治家へ渡される我々の血税の守銭奴への上納
この国の腐りきったすべての宗教団体同様の
人間など虫けら同然と見なしてのやりたい放題
宗教団体の利益よりも
一人一人の人権こそもっとも大事なものであるはずなのに

半年くらい仕事を与えず
電話も受けるな 掃除もするなと
そして公然と目の前で僕の悪口を言い
「首にする」「早く辞めろ」の毎日
自分らの私利私欲しか眼中になかったトヨタでさえ
「掃除をやってます」とか
「母の介護が出来なくなるので出向できない」とか
という事は認めざるを得なかったというのに・・
法務官僚がリストラのために天下ってくるまでは・・

ネバー・ギブアップ(詩 NO5)

2008年01月24日 | 日記
空を飛べないからって
べつに嘆くことはない
人間は もともと
鳥じゃないんだから

金が無いからって
べつに嘆くことはない
人間は ほどほど
身軽な方がいいから

美人じゃないからって
べつに嘆くことはない
美人は たいがい
三日くらいで見飽きてしまうから