市営グランドの柵を乗り越えたら
そこは満天の星々が揺れる芝生の渚
まるでぼくの船首にまたひとつ
流れ星が堕ちて輝く
市営グランドに寝そべって見上げれば
空も 地球も
人間も すべての生き物も
まるで誰かの
粉々に砕け散った夢の欠片のような静けさ
円形競技場みたいな市営グランドを
そっと素足で歩いてみたよ
まるで
人類が死に絶えたあとの渚を歩くみたいに
息をひそめながら
昼間の喚声などは
もうとっくに遠い過去のこと
「頑張ってね~○○ク~ン」という
背後のグランドに響き渡っていた
きみの絶叫も 風の音も
「さよなら20世紀」と
最後の花火の音を真似て
バーン!と
山の彼方の虚空に向かって叫んでみる
自分だけは絶対に
迷子にならないと思っていたのに
自分だけは絶対に
家畜の生き方とは無縁と信じていたのに
そこは満天の星々が揺れる芝生の渚
まるでぼくの船首にまたひとつ
流れ星が堕ちて輝く
市営グランドに寝そべって見上げれば
空も 地球も
人間も すべての生き物も
まるで誰かの
粉々に砕け散った夢の欠片のような静けさ
円形競技場みたいな市営グランドを
そっと素足で歩いてみたよ
まるで
人類が死に絶えたあとの渚を歩くみたいに
息をひそめながら
昼間の喚声などは
もうとっくに遠い過去のこと
「頑張ってね~○○ク~ン」という
背後のグランドに響き渡っていた
きみの絶叫も 風の音も
「さよなら20世紀」と
最後の花火の音を真似て
バーン!と
山の彼方の虚空に向かって叫んでみる
自分だけは絶対に
迷子にならないと思っていたのに
自分だけは絶対に
家畜の生き方とは無縁と信じていたのに