詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

奇跡

2008年12月31日 | Weblog
奇跡を可能にする
唯一のものこそ愛

利己的な愛は
すぐさま霧散してしまうけれど

以前のぼくの体験
十数年間母を介護しながら
トヨタグループとやりあった体験を日記にアップして
「これは誰にでもできることではなく稀有のことだ」
というような事を書いたら
「思い上がるな」という書き込みが多く寄せられた
特に小説家とか詩人という人種から

けれどもぼくは
今でもそう思っている
むしろもっとやれたし
やるべきだったと・・
たぶん今頃は
とっくにあの世だろうけど

手紙が届く

2008年12月31日 | 日記
故郷の友から
すべて忘れてしまった頃に
きみの死を知らせる手紙が届く

北海道へ還ったら
真っ先に逢いたかったかったきみの
初恋のきみの死の知らが届く
その短い手紙の文末には
「お墓参りにいってやって欲しい」と

十年ぶりくらいに
卒業写真のなかの
君の横顔に見とれながら
喉を焦がす火酒を
何杯もストレートで飲干す

君と最後に話したのは
盲腸で入院した
見舞いに行った病院でだろうか

その窓から見えていたのは
遠い水平線と
船などほとんど浮いてない港と
工場街からの騒音を
ときどき切り裂くいて響く物悲しい汽笛

そっと君が尋ねる
「柿食べる?」
「うんありがとう」
柿がたくさん皿に盛られてたから
たぶんそれは晩秋のこと

柿を剥いている君の
指の一本一本を見つめずにはいられなかった
カーテンが揺れては
秋の陽射しが君の青白い頬を照らしていた

それから
とんでもないことを言った覚えがある
「手術の時にやっぱり毛を剃ったんだべか?」
柔らな微笑みのまま
柿の皮を器用に
剥き続けるばかりのきみだった

退院祝いのお返しを手渡たす時の
きみの笑顔が
まともに見られないほどまぶしかった
それはたぶん
もうじき卒業という初冬のこと


来年の夢 (写真は僕がずっと尊愛している詩人杜甫)

2008年12月31日 | 日記
波乱万丈の一年ももうすぐ終りですが、皆さんよいお年を!

来年はやはり、二種免許を取って介護タクシーをと思ってるところです。そこでぼくの詩の朗読を延々と流して、ぼくの詩集でも買ってもらおうかなと。

将来は、なかなか温泉に行けない人たちのために、車での温泉入浴介助や温泉・湯の花販売もやってみたい。
どうしてかというと、脳梗塞の後、ほとんど歩けなくなった母が、温泉に入ったら宿の女中さんも驚くほど一人でスタスタと歩けるようになったのを今でもありありと思い出すからです。

法律違反じゃないようだったら「無尽」的な相互扶助組織や、派遣切りや解雇に苦しむ非正規雇用者のためのNPOも。

それと、過激で抒情的な詩で一杯の詩集を全世界に向けて発信したいなと思う。もしも書店でpikkiの詩集を見かけたら、どうかよろしく!
来年が誰もにとっても素晴らしい年でありますように

日本人など早く滅んでしまえというのが天や神の意志なのだろうか?

2008年12月30日 | 政治
現在の日本の支配層は、憲法25条「生存権」違反という前に、国際的な常識の・・税の再配分で弱者を救うのが最優先という国家の果たすべき義務違反だと思う。

国・行政・官僚・政治家が真っ先になすべき事は、何をおいてもまず弱肉強食で敗者にされた人々を救う事だ。とてつもない税的恩恵を受けてる大企業・宗教・マスコミも同様だと思う。社会貢献の意識が無くて、税金から莫大な恩恵を受けながら職務放棄するとは!・・なんの存在価値もない奴らだと言われても仕方ないなと思う。

そのためにこそ、我々の税金から膨大な収入と高い社会的地位を得てるのではないのだろうか?君らが偉いのでは決してないのだという事を決して忘れてはならない。ぼくらの汗と涙の結晶の税金(あらかた強奪された国民共有財産もそうだけど・・)が君らを偉くみせているだけにすぎないのだから。

そんな風に考えてしまった今年の異常な事件の数々だった。詳しくはーhttp://critic5.exblog.jp/10114191/#10114191_1

世界一素晴らしい四季や、世界一安全な食料・製品を作る勤勉な人々のこの国が・・いまや金を毟り取る事しか頭にないアメリカや、アメリカの属国と馬鹿にし放題の他の国々から不当に見下げられている。あまりにも情けない指導者たちのせいで。

日本人は世界でも最も勤勉で、真面目で、信頼に足る国民だと思う。世界一素晴らしい憲法もそうだし、あらゆる人類の伝統文化を保存してきた点でも、安全・安心な物作りの技術も世界最高だと思う。

日本が他の国に劣っている唯一の分野は、世襲政治家はじめ、閨閥化して劣等化した国家官僚・大企業官僚・大マスコミ・カルト宗教等の支配層ではないのかと思う。

世界の何処よりも、日本でこそチェンジ=大変革が必要ではないのかと思う。明治以来の百数十年間、天皇やアメリカを隠れ蓑にし、寄生虫のようにへばりついた国家官僚・大企業官僚たちの奴隷支配からの脱出が必要でないべかなと思う。

日本人が生き残る道はー

2008年12月30日 | 日記
平和・安全・安心と共生だと思う。
日本の強みは何かー
①世界一素晴らしい憲法ーそれは理想だなどと吐き捨ててたら政治家失格だと思う。政治家は理想を語る存在だと思う。実現不可能だろうと・・
①列島なので軍事費が少なくてすむー陸軍は必要がない
②世界一豊かな農業・水産ー贅沢をしなければ自給率100パーセント
③世界一勤勉な国民性ーそれを破壊し続けてきた与党政治家・官僚たちだけど・・

日本の安全・安心な食糧や製品は、これからますます見直されるだろうと思う。その他の日本人の良心的な仕事振りも。憲法や平和を求める国民性も。
それらをずっと叩き潰してきたのが、目先の利益に目がくらんできた自公与党や国家官僚や大企業官僚だったのではと思う。

故郷北海道の食材ー3ー

2008年12月29日 | 日記
競馬場・競輪場から塾講師・家庭教師、警備員から介護職まで、一流企業のエリートから郵便配達まで・・ほとんどあらゆる仕事をやったぼくが唯一天職と感じたのが、行政の委託での斎場での告別式・集骨や、お通夜・葬儀のお世話だった。火葬も・・

人間は一人一人が貴重な図書館みたいな存在だとずっと思っている。
その人の死とともに、その人にしか無い多くの貴重な物が無へと還ってゆく。だからすべての人間が貴重なのだと思う。
人類が受け継いできた文化・文明といったって、そのほんの一部分にすぎないのだと思う。

創価学会系の企業で、非学会社員にはセクハラ・パワハラなんでもありで・・斎場にはロリータビデオが山盛り置いてあって、市役所職員が一服休みにやって来てはビデオ鑑賞という最悪な環境だったけど・・

上司や先輩にはいつも余計な事は言うな!と叱責されたけど・・ぼくのいつもの台詞は「後に残された一人一人の心の中でこそ故人は生き続けるのです」だった。

人間の価値とは結局・・彼や彼女を知っている人々に生きるためのエネルギーのようなものを後に残して、死後もしょっちゅう思い出される点ではないのかと思う。

その人がこの世から消滅してしまうと、誰にも知られずに、この世から消滅してしまう多くのものがある。

人ではないけど・・僕の弁当にいつも入っていて、今でも懐かしく思い出すのが魚肉で作られた「シュウマイ」だったなと思い出す。道産子の友達の誰に聞いても誰も知らないという不思議な食材だったあ。

素晴らしい湯浅氏の主張だと思う

2008年12月29日 | 政治
彼らのような新しい労働運動家に是非頑張ってもらいなと思う。素晴らしい内容だ!ーhttp://jp.youtube.com/watch?v=4b2loVd-WMk&NR=1

以前はあまり好きでなかったNHKだったけど、ほかの大マスコミ(特に「消費税増税」しか言わない朝日新聞系列)と比べると、最近のNHKは孤軍奮闘で頑張ってると思う。

日本の国民一人当たりのGDPが、産業などほとんどないに等しいイタリアにも抜かれて、とうとう先進国中で最低になってしまったのだかとか。いかにこの国の悪政がひどいのかという証拠だと思う。軍事以外では世界で最も素晴らしい製品を作っている、世界で最も農・漁に恵まれた、世界で最も勤勉な働き手で一杯のこの国が・・

来年のぼくらの未来はもっとひどいことになるだろう。座して死を待つわけにはいかない。断じて!http://jp.youtube.com/watch?v=jsjfUUh4aDY&eurl=&feature=player_embedd

会津賛歌

2008年12月28日 | 日記
天皇誕生日の日に
会津を思い出してしまった
先の天皇の新婚旅行の地が会津だったという
会津に別荘のようなものまであって
皇居内にゴルフ場まで作った
天皇がゴルフを始めたのが
会津でもあったという

二十歳前後のぼくは
休みになるとほとんどいつも
会津の山へと夜行列車で向かっていた
会津盆地に入るとほっとした
空気さえもが違っていて
まるで遠い父祖の地へと
還ってきたような既視感に襲われるのが常だった

京都での盆地暮らしが長かった
天皇家の末裔もそうだったのかもしれない
戊辰戦争で最大の被害者だった
会津の人々への贖罪に意識があったのかもしれない
あるいは
公式の歴史には語られていないけれど
継体天皇以来の
天皇家の先祖の関係がある土地だったのかもしれない

サブプライム問題以後
10万人もの派遣等の非正規労働者が解雇され
仕事と住む場所を奪われて
寒空へと放り出されつつある
この未曾有の緊急事態に
日本の指導者層の中で唯一
思いやり溢れる言葉を発したのが
現天皇だったと思う

天皇家は
明治以来ずっと
千数百年間住んできた京都から
東京へと連れて来られて
一切の人権(選挙権、恋愛結婚権等)を奪われて以来
官僚・政治家たちの寄生するがままだ
せめて欧米の王家のように
もっと人間的なものにしてあげるべきではないのか
日本が主権在民の民主国家だというのなら・・

今日も車の中で「マディソン郡の橋」という歌を口ずさみながら・・

2008年12月28日 | 日記
映画は全然好きではなかったけど、この歌は大好きだ。http://jp.youtube.com/watch?v=71C51ZBb-C0
ぼくらがいったい何処へと漂流しつつあるのかはわからないけど・・今でもずっとぼくの生きる原点だったのはー

   反対    金子光晴

僕は少年の頃
学校に反対だった。
僕は、いままた
働くことに反対だ。

ぼくは第一、健康とか
正義とかがきらひなのだ。
健康で正しいほど
人間を無精にするものはない

むろん、やまと魂は反対だ
義理人情もへどが出る。
いつの政府にも反対であり、
文壇画壇にも尻を向けてゐる。

なにしに生まれてきたと問はるれば、
躊躇なく答えよう。反対しにと。
ぼくは、東にゐるときは、
西にゆきたいと思ひ、

きもの左前、靴は右左、
袴はうしろ前、馬には尻をむいて乗る。
人のいやがるものこそ、僕の好物。
とりわけ嫌ひは、気の揃ふといふことだ。

僕は信じる。反対こそ、人生で
唯一つ立派なことだと。
反対こそ、生きていることだ。
反対こそ、じぶんをつかむことだ。
(金子光晴詩集『赤土の家』1919年発行)

いつまでも元気でいて欲しいという願いを込めてーhttp://jp.youtube.com/watch?v=s6JjQHfScIc
1968年の歌はーhttp://jp.youtube.com/watch?v=tIhZY6UkKJQ&feature=rel

総葬式国家日本

2008年12月26日 | Weblog
国民の税金や共有財産を
掠め取ることや
アメリカに貢ぐことしか頭になかった
この国の政官財の壮大なバベルの塔も
いよいよ完成の時を迎えつつある

狡猾な奴らのやり口はいつも同じ
特別予算ではせっせと各省庁が税金を隠匿し
公的借金が多いので消費税や税的負担増が必要だという厚かましさ
大企業にいたっては
社員に断りなく団体生命保険をかけて
サービス残業やストレスを与えては
過労死や過労自殺で
数千万円の臨時収入で高笑い

かなり前に読んだSF「斎藤家の核弾頭」(篠田節子)にも
そう遠くないこの国の
似たような未来の話があって
ランク付けされた国民背番号の下位の人間から
臓器移植や人体実験や食料へと
順番に抹殺されてゆく
まるで映画の「ソイレントグリーン」みたいな未来社会

そこでは 俺みたいに
学歴も社会に役立つ才能もないという烙印を押された自称詩人の類の人間が
反社会的という烙印を押されて
データー収集や管理用のマイクロチップを
体内に埋め込まれて 監視カメラだらけの
原発跡地や公害跡地・災害跡地へと追いやられる

そこで
遺伝子変異等の実験データーを十分に採取された後は
めでたく勤めを終えて
臓器移植や食料のために抹殺される
めでたし めでたし
その場所の放射能やらの安全値が確認された後に
税金ネコババに目の血走った政官財支配層の
日本低国株式会社の偉いさんたちの
豪邸がにょきにょきと建ち並ぶ」

まったく腹立たしい腐りきった国だと思う

2008年12月26日 | 日記
政府の発表でも、派遣切り等で新たに解雇・首切りされた非正規労働者の数が10万人になろうとしているという。世界的にも、国際通貨金(IMF)の構造調整と新自由主義改革を契機に、ニューヨーク、メキシコシティ、ヨハネスブルグ、ブエノスアイレス、その他多くの大都市に犯罪の波が押し寄せ、反IMF暴動が記録的な数にのぼリつつあるという。

炊き出しや毛布等で支援してるボランティアの力では、もうとっくに支えきれない窮状なのだという。政府・自治体や政治家や宗教団体はいったい何をやっているのか?税金泥棒と言われても仕方ないのではないのか?
このような非常事態にこそ、自衛隊も地方も、膨大な税金で生存してきた何でも使って、テント・仮設住宅や炊き出しをやるべきだし、宗教団体だって膨大な税的恩恵の見返りに社会貢献をすべきではないのか?

これはもうほとんどの自然災害(山林破壊等で被害増大)と同じ人災である。こういう未曾有の大災害時のために、国民は膨大な税的負担をしているのではないのか?こういう時のために国・政府・自治体・政治家が存在してるのと違うのか?膨大な税金を使って、彼らの飯を国民は払い続けているのではないのか?それでなければそんなものは膨大な税金で養う必要はないものだ。まったくの無用な存在だ!税金を食い物にする者たちといわれても仕方ない。

それだというのに、政府発表の雇用対策は、とても間に合わない上に、ハードルが高すぎて、手続きが煩雑すぎるという。
先進国中で最低最悪の失業保険の期間延長とかいっても、そもそも雇用保険をかけていない非正規労働者が多い上に、僕が以前もらった失業保険ももらっていた給料の半分ちょっとで、それも長い待機期間がある。実際にはほとんどの労働者には使うことの出来ない制度だ。

デヴィット・ハーヴェイの『新自由主義』から一部をアップしたい。
《フランクリン・ルーズベルト大統領は、1935年の年頭教書演説の中で、1930年代の大不況の経済的・社会的諸問題は、市場の行き過ぎた自由に起因するという見解を明快に述べた。曰く、アメリカ人は「行きすぎた利益により蓄財することで、法外な私的権力をつくりあげるという発想をきっぱりやめなければならない」。貧しき人は自由人ではない。いずれの場所においても―と彼は論じる―社会的公正は彼方にある理想ではなく、明確な目標になった。国家と市民社会が果たすべき最優先の義務は、貧困や飢餓の根絶にその力を活用しその資源を振り向けることであり、生活の保障を与え、大規模な災害や生活の紆余曲折から保護し、ちゃんとした住宅を保障することである。欠乏からの自由は、後に[1941年]彼が未来の政治的ビジョンに据えた4つの基本的自由[欠乏からの自由のほかは、言論の自由、信仰の自由、恐怖からの自由である]の一つである。

ルーズベルトのまったく理にかなった自由概念は、現在の基準からするとかなりラディカルな響きを持っている。このことは、なぜ今の民主党が、ブッシュがかくも敬愛する狭隘な企業家的自由概念に対する対抗軸としてこうした自由概念をはっきりと打ち出さないかを説明するのに役に立つかもしれない。ルーズベルトの構想は、ヒューマニズム思想の連綿と続く系譜にはっきりと位置づけられるものである。たとえばカール・マルクスも空腹は自由を生み出さないという恐ろしくラディカルな見解を抱いていた。》

派遣等の非正規労働についてはー
《コメントありがとう。
派遣という業態を考えたのは、イギリスサッチャー政権のときでした。日記にも書きましたが、ヨーロッパでは働き方が違っても社会保障としての年金制度には必ず入っていて、どんな働き方をしても一定の期間、条件さえ満たせば年金を受け取れる仕組みになっています

 ところが日本では、アルバイト、パートよりは一見待遇がよさそうですが、せいぜい使えない労災保険に加入できるだけです。
 10年かけて資本が用意した使い捨て制度は、米国ではもっときつくて、リストラは当たり前のように行われています。しかし、ここが違うのですが、就業待機扱いで、景気が回復すれば、イの一番に雇い入れてもらえるということがあります。日本ではこれもありません。
 総評と同盟が、総評が屈服する形で連合を作った報いなのですが、動労千葉を主体とした闘う労働者集団が出来上がりつつあります。』(「ぼくの掲示板へのmyth21hideさんの書き込み」より)

内部留保についてはー
《「経営危機」だといいながら巨額の内部留保をため込む大企業があると聞きましたが、内部留保とはどんなものですか?

 内部留保とはひとことで言えば企業がさまざまな名目でため込んでいる利益のことです。日本の大企業は、商法や法人税法、租税特別措置法などで、さまざまな合法的なため込みの項目がみとめられ、欧米にくらべても異常に多いことが指摘されています。

 代表的な項目としては▽企業の利益(税引前当期利益)から税金、配当金、役員報酬などを差し引いた部分をあてる「利益準備金」や、「任意積立金」などの剰余金▽株式の発行価額と額面金額との差益などをあてる「資本準備金」▽将来見込まれる費用や損失に備えるのがたてまえの「退職給与引当金」「修繕引当金」などの各種引当金・準備金―があります。

 たとえば引当金や準備金は、運用実態とかけ離れた額の積み立てが認められ、かなりの部分がため込み資産となっていることが指摘されています。

 これらの合計は欧米では考えられない膨大な額です。毎年調査している全国労働組合総連合(全労連)の「検証・大企業の内部留保」では、二〇〇〇年三月期決算時の主要四百二十七社の内部留保総額は、百二兆三千億円。大蔵省「法人企業統計年報」「季報」をもとにすると、金融・保険を除く資本金十億円以上の全企業の内部留保は、バブル崩壊後も増え続け、二〇〇〇年度は百七十三兆円でした。

 これらの内部留保は、労働基準法違反のサービス残業をはじめ低賃金と長時間過密労働、下請けいじめによって生み出されたものです。内部留保のごく一部をふり向けるだけで、賃上げや労働時間の短縮、雇用創出など、労働条件をただし、向上させることができます。ため込み利益を温存しながら、不況や国際競争、「高賃金」などの口実でリストラや賃下げを強要するのは横暴勝手そのものです。》(「americal」さんの日記よりー)

世界最高の百兆円以上の内部留保を溜め込み、さらには株主への配当を増やす余裕がありながら、虫けらのように非正規労働者を寒空に追い出す血も涙もない大企業の違法行為をびしびしと厳罰に処すべきだと思う。非正規労働者の賃金などは内部留保に比べるとほんの雀の涙の金額なのだから・・

雇用期間が残ってるのに解雇は明らかな法律違反だし、それ以外のすべても、憲法違反だと思う。
でも現在緊急なのはやはり、憲法25条の「生存権」保障に基づいて、行政・政治が今すぐに救いの手を差し伸べることだと思う。

我々の血税から高給を得ながら、遵法を否定するのなら、おそらく近い将来、官僚・公務員・政治家たちが、日本国民から否定されてしまうに違いない。

腰が痛くて起床、今年最後のゴミ出しに行ったらー

2008年12月26日 | 日記
すぐ後ろの山は真っ白、雪がわんかさと降っていた。

昨夜の夢はーリストラ激しかった頃のトヨタグループでの夢だった。
機械のボタンを押して機械加工中の間に、二人で機械の裏で煙草を吸っていると、上司がすぐすっ飛んできて「クビにするぞ!」と言われていた僕と僕の以前の上司Oさんだった・・彼は精神科へ行って相談したら・・上の方から「なんで会社の秘密をばらすんだ」と叱責されて以来すっかり精神に異常をきたしてしまったっけ・・

彼は、重役の女子社員へのセクハラやパワハラをあちこちで言って回ったので睨まれていたのだった。



日本のチェンジを阻んできた元凶はー

2008年12月24日 | 政治
私利私欲で肥大化した特権官僚層・企業官僚層・世襲&カルト宗教政治屋・御用大マスコミではないのか?
麻生首相の支持率が十数パーセント台に突入して、不支持率がその約4倍になったというニュースをついさっき見た。これはもう国民からの完全なレッドカードであり、絶縁状ではないかと思う。

日本の今の諸難問解決は簡単な事だと思う。
物は有り余ってるのに、税的負担増や福祉・弱者切り捨てで、GDPの57%を民間消費支出が占めておりながら、個人消費がいよいよ落ち込み、景気悪化はより深刻になりつつある。
誰が、現在の雇用不安・収入減少の上に、3年後に消費税大増税と脅かされて、消費を増やそうと考えるだろうか。

政治がまずすべきなのは、今までの税的負担増で、吸血鬼のように国民から吸い取り過ぎた税金の返還であり、一人最低100万円以上は十分可能だと思う。

《「天下り」機関に1年で国費が12.6兆円も投入されている。「天下り」を根絶し、不必要な政府支出を排除すれば巨大な財源を確保することができる。「消費税大増税」を検討する前に、「特権官僚」の天下りを根絶すべきことは当然だ。

本ブログで指摘し続けている外国為替資金特別会計に基づく外貨準備で、巨大な為替差損を発生させていることが国会で追及されなければならない。日本政府が100兆円もの外貨準備を保有する理由は皆無である。外為特会を所管する財務省は外為特会から巨額の海外渡航費などを吸い上げている。

1ドル=95円の為替レート時点で24兆円もの損失が計上されている。1ドル=90円にまで円が上昇した現時点では、為替差損がさらに拡大していると考えられる。30兆円の資金があれば、どれだけ社会保障を充実できるのかを考える必要がある。

「天下り利権」の膨大な国費負担、売国政策の象徴とも言える外貨準備での為替損失だけで数十兆円単位の財源が消滅している。これらの問題を解決しようともせずに一般国民に巨大な増税を強制することを絶対に許してはならない。》(「植草一秀の『知られざる真実』」より)

以下の植草氏ブログの全文も是非読んで欲しいーhttp://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/


腰痛 目から鱗の書き込み

2008年12月23日 | 日記
でも明日もやっぱり
仕事へゆくことだろう
たぶん這ってでも
これ以上休むと
首が飛んでしまうせいもある

痛いけれども
動けないほどじゃない
一年間の間に
二度も三度も職務放棄したりする首相や
信念をコロコロ変えては
のほほんと笑いながら
議員をやってる政治屋先生たちや
巧言利殖の官僚たちとは違うのだ

身体の痛みがないと
他者の痛みがわからず
心の痛みがないと
堕落してゆくのが人間なのかもしれない


『コメントありがとう。
派遣という業態を考えたのは、イギリスサッチャー政権のときでした。
日記のも書きましたが、ヨーロッパでは働き方が違っても社会保障としての年金制度には必ず入っていて、どんな働き方をしても一定の期間、条件さえ満たせば年金を受け取れる仕組みになっています

 ところが日本では、アルバイト、パートよりは一見待遇がよさそうですが、せいぜい使えない労災保険に加入できるだけです。
 10年かけて資本が用意した使い捨て制度は、米国ではもっときつくて、リストラは当たり前のように行われています。しかし、ここが違うのですが、就業待機扱いで、景気が回復すれば、イの一番に雇い入れてもらえるということがあります。日本ではこれもありません。
 総評と同盟が、総評が屈服する形で連合を作った報いなのですが、動労千葉を主体とした闘う労働者集団が出来上がりつつあります。』(「ぼくの掲示板へのmyth21hideさんの書き込み」より)

僕らは、この国を私利私欲で無茶苦茶にしてきた閨閥化した政官財や、政官財の御用大マスコミやアメリカの利益代弁者や労働者・弱者を飯の種にしてきた従来の組合・宗教団体等のすべてに「NO」を突きつけなければならない時代なのかも。もはや生きるか殺されるのかの瀬戸際なのだと思う。


罰が当たったトヨタ&腰痛は相変わらず&ショッツルの語源

2008年12月22日 | 日記
腰痛が相変わらず治らない。でも今日も明日も明後日も仕事を休めないので、また柚子湯に入って寝ることに。

秋田名物の「ショッツル」の語源は「塩汁」からだとか。ハタハタという魚から作った魚醤と昆布でだしをとる。ハタハタの飯寿司は酒の肴にはなんともいえない。頭や骨ごと食べられるのでとてもエコロジーな食べ物だ。鰈や鮭も骨ごと食べられる飯寿司はほんとに優れた食べ物だと思う。

さて僕が少し前にリストラされたトヨタグループだけど、まずこの内部留保の急激な伸びを見て欲しい。この記事の後ろの方にーhttp://critic5.exblog.jp/10072485/#10072485_1

ここの図を見ると、95年から06年の10年間で、企業の内部留保は131兆円から218兆円のほぼ二倍になっている。
《それは霞ヶ関の埋蔵金と同じで、日本社会においてアンタッチャブルな存在であり、その言語を公然と口から吐いた人間には共産党の烙印が押されるという恐ろしい言葉であり実体である。本来は企業会計の用語であり、何もイデオロギー的な意味はないが、その言語で経済を説明するのが共産党だけであるために、内部留保という言葉が出た途端に、聞く者は心中穏やかでなくなる。警戒して身構える。日本のタブーだ。内部留保がタブーにされているため、国民は企業について、表に出る会計期間の業績情報だけでしか判断できなくなり、半期が赤字とか、通期が赤字とか、そうした期間業績で経営を判断するようになる。株主と同じ論理と基準が企業観としてインプリメントされ、その企業観で経営者の経営を評価するようになる。内部留保のタブー化は、まさに新自由主義の社会経営にとっての鍵となる情報操作で、イデオロギー支配の成否がかかった要素であると言っても過言ではない。これが暴露されるということは、難攻不落の大坂城の内堀が埋められるのと同じだ。》(「世に倦む日々」より)

そしてこの10年間こそが、消費税増税分で、富裕層の所得税・相続税や法人税を大幅に減税した時期にあたり、国民からの消費税で富裕層や大企業が超え太った時期にあたる。

さらにトヨタが犯罪的なのは、従来自分だけがよければいいという税金逃れやリコール隠しやジャストインタイム等の下請いじめやリストラ後の非正規労働者化のみならず、「市場原理主義」(①弱肉強食の「市場メカニズム」に委ねた結果の「格差」を放置するスタンス②労働市場の無制限な規制緩和③「セーフティネット」を取り除く政策=社会保障関係支出を年間2200億円切り込む等の非人道的な政策)推進の原動力になって、国民生活や労働現場や国内市場や地方を破壊し尽くした点ではないかと思う。

僕の同僚や先輩たちも、「出向」と称しては、会社を辞めるまであちこちの3k(危険、汚い、きつい)職場へと放り込まれて誰ひとりも戻ってこかなかったし・・残った女子社員や中高年窓際族なども芝生に一列に並ばされて、止めるまで毎日毎日ゴミ拾いをさせられていた。

僕は寝たきりで痴呆症の母の介護があったので何度もの出向拒否と、しょっちゅうの介護休暇だった。会社へ出るたびにトヨタグループのあまりのリストラ方法のえげつなさに驚愕だった。

信仰宗教や暴力団までも使っていた。僕がその体験者なのでそれは真実だ。上司に手かざしの新興宗教に連れて行かれたり、何度か数人の上司に「○○組に注意しろよ」とも言われたことがあったし、会社内で車にぶつけられたり、出入り業者・派遣業者に殴られたり(そいつらの言い分が労使の偉いさんたちがずらりとならんだ僕のリストラ会議での証拠証言に採用されていたのには大笑いだった。「一日中陰毛丸出しのエロ雑誌を掃除のおばさんの横で読みふけりながら自分の行動を監視してた奴の証言だべや」と僕が反論したらあちこちからクスクスという笑い声が聞こえてきたっけ・・。

ほとんど同じ場所から尾行の車がついてきたりして、車に散弾銃を打ち込まれたりとかもあった・・でも明日にも死んでしまうかという母の介護で手一杯で、それどころじゃなかった。警察も全然まともに取り合ってくれなかったので、そのまま放置してしまったのを今は後悔してるけど・・

《「大企業」=「資本」の利益を優先する立場に立てば、①労働者の賃金が低く、②労働者をいつでも解雇でき、③企業の社会保障負担が低く、④法人税負担が低く、⑤株主および経営者の所得が高い、ことが望ましい。》(「植草一秀の『知られざる真実』」より)
中川秀直氏、竹中平蔵氏などが官僚利権根絶と主張しても、まったく信用できないのはこのためだ。彼らは小泉政権の中枢に存在しながら、「天下り」根絶をまったく推進しなかった。小泉政権の「市場原理主義」は「国民の利益」ではなく、「官僚の利益」実現を目指す政策路線でもある。


渡辺喜美元行革相は官僚の天下りをこれまでの各省庁による斡旋(あっせん)から、政府の「人材センター」に移管する制度変更を主導したが、これは「天下り根絶」ではなく、「天下りの合法化・制度化」である。「天下り」を制度的に確立する渡辺氏を「改革派」としテレビで紹介するところにマスメディアの堕落(だらく)が鮮明に示されている。》(同上)

《サブプライム金融危機は市場原理に全幅の信頼を置き、金融市場での金融機関の活動を「自由放任」した結果として生じた「人災」である。金融機関の行動を「自由放任」する政策スタンスが「市場原理主義」と批判されているのだ。


小泉政権以来の「市場原理主義」経済政策はー①「弱肉強食奨励」=「大企業の利益」②「官僚利権死守」=「特権官僚の利益」③「対米隷属外交」=「外国(資本)の利益」
を追求する政策路線である。麻生政権もこの政策路線を基本的に踏襲(とうしゅう)している。

いま求められている政策路線の転換は、
①「セーフティネット強化」=「国民の利益」②「官僚利権根絶」=「国民の利益」③「自主独立外交」=「国民の利益」
を政策路線の基本に据えることだ。

「市場原理主義」の経済政策においては、「大資本」、「特権官僚」、「外国資本」の利益追求を「政治屋」と「マスメディア」が結託して推進した。これを私は「政官業外電=悪徳ペンタゴン」による「利権互助会の利益追求政治」と表現している。

「市場原理主義」を排して、「人間尊重主義」に基づく経済政策路線を基本に据えなければならない。セーフティネットを強化し、官僚利権を根絶し、自主独立外交を展開しなければならない。麻生首相が首相の座に1日でも長く居座るために、理念も哲学もなく政策手段を濫用することは、主権者である国民には、はなはだ迷惑なことだ。》(同上)