詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

マーシュランド

2020年05月26日 | 映画
独裁政治の爪痕が未だ残る1980年のスペイン。湿地帯の小さな町で少女2人が行方不明となり、やがて死体で発見される。事件の捜査を担当するのは、若手刑事ペドロとベテランのフアン。ほどなく二人は、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止めるが、小さな町にはびこる幾多の悪意が刑事たちの行く手を阻む。そんな中、また一人少女が姿を消す。2人は少女の命を救い、事件の全貌を暴くことができるのか?

キャスト
出演 : ラウール・アレバロ、ハビエル・グティエレス、アントニオ・デ・ラ・トレ、メルセデス・レオン
スタッフ
監督 : アルベルト・ロドリゲス 脚本 : ラファエル・コボス、アルベルト・ロドリゲス

スペイン・アカデミー賞(ゴヤ賞)最多10部門受賞の圧倒的評価! 連続少女惨殺事件、町を飲み込む巨大な悪意、事件を追う二人の刑事……魂を揺さぶるスパニッシュ・ミステリーの傑作がここに誕生した!
1980年スペイン。湿地帯の小さな町で少女2人が死体で発見される。若手刑事ペドロとベテランのフアンは、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止めるが、小さな町にはびこる悪意が彼らの行く手を阻む。そんな中、また一人少女が姿を消す。2人は少女の命を救い、事件の全貌を暴くことができるのか?

詩  仮面の告白

2020年05月26日 | 最新の詩
ー@lowcostinv    原発事故責任者を 逮捕せずに どうやって 子供たちに 正義を 教えろというのか!? 原発事故責任者を 逮捕せずに どうやって 子供たちに 道徳を 教えろというのか!? 


いったいいつからだろうか
誰もがみんないっせいに
おんなじ仮面を付けはじめたのは

マリアと幼子に降り注ぐ紫外線のように
我々には過酷過ぎたこのテラの世界
低国住人はひとりまたひとり
場へと追い込まれてゆく

だからこの低国では誰もが
砕けやすい硝子の仮面を必要とした
墜落してゆく夢のためにだけではなく

嘘と偽りとで飾られた硝子の仮面の内側もまた
同じような合わせ硝子の世界
変わりばえもしない荒廃と言い訳の再生産

見せかけだけでしか判断されないこの低国世界では
見かけだけでしか見ようとしない低国人たちは
ついにこの世界の意味を知ることができない

京都地裁包囲スタンディング・アピール-関西生コン支部・武委員長と湯川副委員長の釈放求めて

2020年05月26日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/0520namakon
京都地裁包囲スタンディング・アピール始まる-関西生コン支部・武委員長と湯川副委員長の釈放求めて

 5月18日から京都地裁において、関西生コン支部の武建一委員長と湯川裕司副委員長の釈放を求めるスタンディング・アピールが始まっています。この行動は、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」が呼びかけて、5月29日までの10日間、11:45~13:00まで行われており、関西圏のみならず、東海や関東からも参加者が駆けつけて数十人が声を上げています。

 関西生コン事件は、本来労働組合法の刑事免責が適用されるべき事件です。にもかかわらず、2018年8月28日の逮捕から両氏は既に21か月勾留され続けているのです。両氏とも大阪と滋賀の事件では既に保釈許可が出されていますが、数年前の事件である京都3事件の裁判がまだ始まらず、京都地裁の勾留が続いています。武委員長が勾留されている大阪拘置所は新型コロナのクラスターが発生しました。にもかかわらず、コロナ非常事態宣言で京都地裁の公判前整理手続きが遅延、いたずらに保釈を引き延ばしているのです。

 是非、この行動に協力、ご参加下さい。(愛知連帯ユニオン) →pdfファイル(呼びかけ)

ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』 門真国際映画祭で入賞

2020年05月26日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/1590490767116staff01
土屋トカチです。

私が監督を務めました
ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』
劇場公開、再始動のお知らせです。
すでに、5/23から大阪シアターセブンにて再開していますが
6/1~ 横浜シネマリンでも上映再開です。

そして、8/13~15に開催される
門真国際映画祭2020にて、ドキュメンタリー部門で
『アリ地獄天国』が入賞。上映が決定しました。

実は、海外の映画祭出品も決定しております。
近日中に発表します!

以下、転載歓迎。
____________________

劇場公開、再始動。
ドキュメンタリー映画『アリ地獄天国』
https://www.ari2591059.com/

 ぼく、営業成績トップ。
 いま、終日シュレッダー業務。
 なんで?

営業職34才の男性が、個人加盟型労働組合に加入。
職場の改善を求めて闘った3年間の記録。
____________________

2019年8月、レイバー映画祭で初披露。
同年9月、貧困ジャーナリズム賞受賞。
同年10月、山形国際ドキュメンタリー映画祭にて上映、大きな反響を得る。

同年12月より、名古屋・シネマスコーレから劇場公開開始。
2020年3月、大阪・シアターセブン。
そして4月、横浜シネマリンでも公開が始まりました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、
長らく劇場公開が中断しておりました。

5月23日(土)より、上映再開がはじまった大阪・シアターセブンに続き
6月1日(月)より横浜シネマリンにて、劇場公開が再開します。
新型コロナウイルス感染予防対策を実施された上での再開です。
ミニシアター応援のためにも、是非お越しください。

なお、大阪・シアターセブン、横浜シネマリンにて、
先着で『アリ地獄天国』グッズを無料配布させていただきます。
数に限りがございます。お早目にどうぞ!

●大阪・シアターセブン http://www.theater-seven.com/
5月23日(土)~6月5日(金) 6日以降は未定。

5/25(月)~29(金) 14:00
5/30(土)・31(日) 11:00
6/1(月)~5(金) 11:20

●横浜シネマリン https://cinemarine.co.jp/
6月1日(月)~ 6月20日(金)

6/1(月)~6/5(金) 18:20-20:05
6/6(土)~6/12(金) 12:35-14:20
6/13(土)~6/20(金) 20:00-21:45  ★レイト割

★6/6(土)上映後、村上浩康監督(『東京干潟』『蟹の惑星』)×土屋トカチ監督トーク
イベント
★6/7(日)上映後、土屋監督舞台挨拶

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『アリ地獄天国』(日本/2019年/98分)

・山形国際ドキュメンタリー映画祭2019 公式上映作品
・貧困ジャーナリズム賞2019 受賞作品
・第15回トルコ国際労働者映画祭 公式上映作品(2020年5月)
・門真国際映画祭2020 公式上映作品
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●イントロダクション
日本政府の重要政策のひとつ「働き方改革」が叫ばれているいま、
労働環境の改善が深く問われている。きっかけのひとつに「ブラック企業」
「ブラックバイト」なる言葉が広く認識され、大きな社会問題となってきた
ことが挙げられる。異様な労働環境のもと、長時間労働を強い、法律を無視し、
人権を踏みにじるような企業経営は、あとを絶たない。
大企業での過労死や過労自死も記憶にあたらしい。

本作「アリ地獄天国」は、理不尽な労働環境に置かれた30代の正社員が、
改善を求めて個人加盟型の労働組合に加入し、たたかった3年間の記録である。
どうすれば真の意味で「働き方改革」が実現できるのか。
この映画体験は、そのヒントになるかもしれない。

●ストーリー
とある引越会社。社員らは自らが置かれた状況を「アリ地獄」と自虐的に呼ぶ。
それは、長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば借金漬けに陥る状況を指す。
営業職の34才の男性は異議を唱え、一人でも入れる個人加盟型労働組合に加入した。
すると、粉塵の舞うシュレッダー係へ配転され、給与は半減。のちに懲戒解雇に追い
込まれた。事由を記した「罪状ペーパー」なる掲示物も全国支店に貼りだされた。
間もなく解雇は撤回されたが、復職先は再びシュレッダー係。それが2年間も続く。
さらに、法律違反である労働組合への不当労働行為が発生。
「差別人事」の実態も取材を通じて明らかとなった。
一方、大学時代からの親友の自死を止められなかった監督は、後悔の念に苛まれていた・
・・。
生き残るための、労働映画(ロードームービー)、誕生!

●スタッフ
取材協力:プレカリアートユニオン
ナレーション:可野浩太郎
主題歌:マーガレットズロース「コントローラー」
構成:飯田基晴
整音:常田高志
企画:小笠原史仁・土屋トカチ
広告デザイン:信田風馬(創造集団440㎐)
制作:映像グループ ローポジション・白浜台映像事務所
配給:映像グループ ローポジション
監督・撮影・編集・構成:土屋トカチ

●予告篇
https://youtu.be/HJlKqMX_IV8

映画『アリ地獄天国』に関する、お問い合わせ・詳細は
公式ウェブページ https://www.ari2591059.com/


コロナで休業補償が出なかった大手飲食会社のアルバイト従業員は泣き寝入りしなかった(田中龍作ジャーナル)

2020年05月26日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/1590491270717staff01
「際コーポレーション」本社前でシュプレヒコールをあげる労働者たち。=25日、目黒区 撮影:小杉碧海=

 コロナを理由に会社から「あしたから来なくていい」と言われ、休業補償をビタ一文も受け取っていない非正規労働者は、今、日本に数えきれないほどいる。

 紅虎餃子房など350店舗を展開する際コーポレーションがアルバイト・パート従業員に休業補償を支払っていないことが分かった。

 アルバイト従業員のIさんは「際コーポレーション」傘下の飲食店で月24日、1日11時間労働でシフト勤務に入っていた。月収は手取りで30万円。生活のすべてをアルバイト収入で支えていた。

 困り果てたIさんは労働組合の飲食店ユニオンに入り、5月7日、会社に休業補償を求める団体交渉を申し入れたが、会社側はコロナ禍を理由に団体交渉を断った。


厚労省で記者会見するIさんと飲食店ユニオン。=25日、霞ヶ関 撮影:小杉碧海

 生活の糧を失い追い詰められたIさんは、あらためて今日、「際コーポレーション」本社(東京都目黒区)に出向き団体交渉の申し入れをした。田中は記録係として同行した。

 「生活がかかっているんですよ」Iさんは声を震わせて訴えた。

 だが会社側はまたもやコロナ禍を理由に話し合いを拒絶した。コロナ禍であるからこそ、労働者は急ぐ必要があるのだ。

 申し入れ書によると、「際コーポレーション」は—

 「アルバイトに対する全額の休業補償は行わないし考えてもいない」「雇用調整助成金を活用しない」旨を電話で答えた。

 Iさんはこの後、ユニオンのメンバーと共に厚労省で記者会見を持った。それによると—

 ちょうど2ヵ月前、3月25日だった。Iさんが勤務するのとは別の店のアルバイトスタッフからコロナ感染者が出た。

 Iさんによれば、会社側はコロナ感染を理由に「アルバイトは全員休め」とのお達しを出した。

 会社都合で休ませる場合は最低で収入の6割を補償しなければならない(労働基準法第26条)。「際コーポレーション」広報担当者によれば、アルバイト・パートは休業補償の対象外となっている。


Iさんの給与明細。3月を最後に収入は途絶えた。

 厚労省記者会見から3時間あまり経った夕方7時、「際コーポレーション」広報担当者から田中の携帯に電話があった―

 「団体交渉については日程の調整に入る」と。一歩前進だ。

 アルバイトの収入がなくなって困窮する学生やパートの皆さん。泣き寝入りせず、声をあげよう。それもできるだけ大きな場所で。

 そもそも雇用調整助成金などという会社を通しての煩雑な支援システムではなく、労働者に直接振り込まれるようにしていたら、働く者がこんなに苦しむことはなかった。明らかに国の不作為がもたらした被害である。

   ~終わり~

「うつけんニュース」号外:東京都知事選に出馬いたします

2020年05月26日 | 政治
─────・○・「うつけんニュース」号外 (vol.177)

新型コロナ蔓延の渦中の中、メールマガジンの配信が滞ってしまい申し訳ありま
せんでした。すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、2020都知事選公示
日まで1ヶ月を切った今、宇都宮けんじが都知事選出馬を表明いたしました。

明日、2020年5月27日午前11時から東京都庁記者クラブで出馬の記者会見も行い
ます。
ご支援、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

──────────────────

2020年東京都知事選に出馬いたします

──────────────────

この間、「2020都民政策会議」からは、新型コロナ感染症が拡大するという困難
な状況下で都民の切実な声を聞いてまとめ上げた『政策も候補者も都民が決め
る! 2020都民政策会議提言集』を送っていただきました。

また、「宇都宮健児 さんに東京を託したい!~宇都宮都政を求める会~」からは、たくさんの『宇都 宮健児さんの都知事選挙への立候補を要請する賛同人署名』とともに『市民政策 集』を届けていただきました。

このような多くの都民・市民の方々から都知事選への出馬要請を受け、徐々に出
馬に向けた決意を固めて参りましたが、緊急事態宣言が解除された後に出馬の意
思表明をしようと思っていました。
昨日東京都も緊急事態宣言が解除されること になりましたので、都知事選への出馬表明をさせていただいた次第です。
明日5月27日(水)午前11時から都庁記者クラブで都知事選出馬の記者会見を行う
予定です。
都知事選向けてのご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

2020年5月27日  宇都宮けんじ

────────────────────────────────

希望のまち東京をつくる会
〒113-0033 東京都文京区本郷1-4-6 ヴァリエ後楽園303
JR水道橋駅東口徒歩3分 都営地下鉄三田線水道橋駅A1出口1分
※古武道武具の販売店「尚武堂」が1階にあるビルの3階です。

TEL:03-5844-6046 FAX:03-5844-6047
Mail:office@utsunomiyakenji.com

*******************************************************************

このニュースは、「うつけんニュース」に登録された方、および宇都宮けんじに
応援をいただいているみなさんへ、宇都宮けんじや「希望のまち東京をつくる
会」に関連したニュースをお届けしています。転送、拡散大歓迎です。「配信希
望」「配信解除」をご希望の方はメールの件名に『配信希望』『配信解除』と明
記の上、mail-magazine@utsunomiyakenji.comまでお送りください。
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稲田検察に重大懸念<本澤二郎の「日本の風景」(3696)<黒川訓告の丸投げに屈し、後任人事を手に

2020年05月26日 | 政治
<黒川訓告の丸投げに屈し、後任人事を手にした官邸との裏取引?>
 黒川弘務の常習とばくは、懲戒免職が法律の規定である。それが安倍の一存で訓告という、新たな違法行為で押し切られた稲田信夫検事総長は、代わりに黒川後任に、本命の名古屋高検の林真琴を勝ち取ったようだ。昨日から永田町の事情通は「あやしい。稲田と安倍の裏取引の可能性が高い」と重大な懸念を、今朝も指摘してきた。

 本来、人事権を握る稲田が、正義の検察を貫くのであれば、黒川懲戒で押し切らねばならなかった。事実は、安倍に丸投げしていたような訓告である。ここから先が怪しい。両者に闇取引がなかったのかどうか。

 稲田は黒川後任に林で満足しているようだが、今後、一連の河井事件や桜事件に「手抜き」をしないのかどうか。主権者からすると、この点が、きわめて重要である。官邸との闇取引があれば、稲田応援団である日本国民が、稲田に裏切られることになり、その時こそが日本の検察崩壊を約束する。

 黒川賭博と桜事件の告発の捜査開始とも、深く連動している。稲田は、本物の検察の正義を代弁しているのかどうか、これから国民の監視は、稲田に向けられていくことになろう。

<河井事件=安倍事件に手抜きしないのかどうか>
 1・5億円投入の河井案里選挙は、理屈抜きの違法選挙そのもので、いかなる釈明も通用しない。しかも、その金は政党助成金の可能性が極めて高い。

 血税を使って、国民代表の地位につけるという荒業は、安倍晋三でなければできないだろう。天に唾する行為であって、主権者も法律も決して許さない。かくしてピンチの安倍は、クロカワ防護服を着用しようとして、政治逃亡を企てた。それが東京高検検事長の黒川を定年延長させた理由だ。ついで検察庁法改正に手を付けようとした。

 そこに待ったがかかった。「#検察庁法改正に抗議します」の700万ネット攻撃だ。民意が安倍の野望を押しつぶした。

 安倍は、発覚した常習とばくの黒川救済のため、軽い訓告でお茶を濁した。これに稲田は折れてしまった。その代わりに、念願の林を後任に据えて、両者は手打ちをした可能背が高い。

 進行中の河井夫妻の選挙法違反事件の震源地は、安倍と安倍事務所、自民党本部である。つまり河井事件は、安倍事件そのものである。

 安倍と稲田の間に、黒川・林問題での闇取引が存在すると、河井事件は国民の期待違反して尻すぼみとなろう。ここが安倍事件の行く方を占う核心なのだ。

<自民党本部・安倍事務所・ニューオータニの家宅捜索の行く方>
 順当な正義の捜査であれば、稲田検察は自民党本部の家宅捜索をすることになる。4人の安倍秘書を選挙に提供した安倍事務所も、そして桜事件に関しては、ホテルニューオータニの家宅捜索だ。

 広島と東京の検察が総力を挙げる場面である。実施すれば、検察は再生する機会を手にできる。

 もしそうでなければ、検察は国民を裏切ったことになり、国民の信頼を喪失、政権の犬として存在価値を喪失する。

 国民は、固唾をのんで見守っている。そのためにも、黒川賭博事件捜査を、告発を待たずに開始すべきなのだ。

<国民を裏切れば、その時が検察崩壊を約束>
 筆者も一度だけ、息子を医療事故死させられ、全く反省も謝罪もしない東芝経営の東芝病院関係者を、警視庁大井警察署に刑事告訴した。このとき、警察が受理したかどうか、と取材記者に尋ねられて仰天した。

 告訴告発されて受理しない?そんな低レベルのことが、日本の警察で行われている?事件の嫌疑があるところ、告訴告発関係なく捜査する、それが警察や検察の職務であるはずだ。結局のところ、人の命が奪われている事案に、東京地検はろくろく捜査もしないで、不起訴にした。松本朗はいま法務省にいるのか?東芝に肩入れした見返りを知りたい。

 警視庁・東京地検も、直ちに黒川賭博の捜査を開始、本人を逮捕しなければならない。身内をかばうような対応は、法律違反である。

 黒川事件発覚で、稲田検察は正念場を迎えたことになる。国民のための正義を貫くのか?何としても巨悪を逮捕、監獄にぶち込んでもらいたい。これが国民の悲願ともなっている!

2020年5月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


関連記事
<複数の政府関係者が証言!>法務省「黒川氏は懲戒相当」 官邸側と調整後、訓告に<朝日新聞、1面報道!>
http://www.asyura2.com/20/senkyo272/msg/802.html

マーシュランド

2020年05月26日 | 映画
独裁政治の爪痕が未だ残る1980年のスペイン。湿地帯の小さな町で少女2人が行方不明となり、やがて死体で発見される。事件の捜査を担当するのは、若手刑事ペドロとベテランのフアン。ほどなく二人は、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止めるが、小さな町にはびこる幾多の悪意が刑事たちの行く手を阻む。そんな中、また一人少女が姿を消す。2人は少女の命を救い、事件の全貌を暴くことができるのか?

キャスト
出演 : ラウール・アレバロ、ハビエル・グティエレス、アントニオ・デ・ラ・トレ、メルセデス・レオン
スタッフ
監督 : アルベルト・ロドリゲス 脚本 : ラファエル・コボス、アルベルト・ロドリゲス

スペイン・アカデミー賞(ゴヤ賞)最多10部門受賞の圧倒的評価! 連続少女惨殺事件、町を飲み込む巨大な悪意、事件を追う二人の刑事……魂を揺さぶるスパニッシュ・ミステリーの傑作がここに誕生した!
1980年スペイン。湿地帯の小さな町で少女2人が死体で発見される。若手刑事ペドロとベテランのフアンは、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止めるが、小さな町にはびこる悪意が彼らの行く手を阻む。そんな中、また一人少女が姿を消す。2人は少女の命を救い、事件の全貌を暴くことができるのか?

世に倦む日日 @yoniu 黒川弘務退職金5900万円。支払いの差し止め仮処分申請をすればいい

2020年05月26日 | 政治
国家公務員退職手当法13条「次の各号のいずれかに該当するときは(略)支払を差し止める処分を行うものとする」「二.犯罪があると思料するに至つたとき(略)その者に対し一般の退職手当等の額を支払うことが公務に対する国民の信頼を確保する上で支障を生ずると認めるとき」https://bit.ly/2X2UUaV

黒川弘務の退職金5900万円。支払いの差し止めを求める仮処分申請をすればいい。裁判所に。マージャン賭博の常習犯の容疑で告発状も出されている。国家公務員退職手当法(第13条)に照らしても、支払差し止めの処分が行われるべきなのは当然だ。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200522/k10012441461000.html …

政府には、誹謗中傷のネット暴力について、まずは現状の調査をお願いしたい。ツイッター社から、誹謗中傷の加害行為で凍結したアカウントの実態を調べ、特徴や傾向を明らかにした上で対策を立ててもらいたい。https://bit.ly/36CgKFC

「寝首を掻かれた安倍寵臣 – 大規模で組織的な黒川失脚の諜報工作と成功」をアップしました。https://critic20.exblog.jp/31240759/

緊急トークセッション : 「食」を支える卸売市場は誰の手に落ちていくのか?

2020年05月26日 | 政治
 1月25日(土) 東京の高円寺のイベントスペース「Grain」で、〔緊急トークセッション〕「食」を支える卸売市場は誰の手に落ちていくのか? と題されたトークイベントが開催された。主催は、築地中央卸売市場の豊洲への移転問題や、全国で改悪されつつある卸売市場条例に危機感を抱く市民による消費者団体「卸売市場制度を守ろう!都民連絡会」である。用意された50席は、関心を持つ参加者で満席となった。

 司会は、長年、築地移転問題に関わり、汚染の事実を隠蔽し、土地購入した石原慎太郎元都知事にに578億円の返還を求める裁判を起こした水谷和子氏(一級建築士)。

 パネラーは三人で、東京都中央卸売市場取引業務運営協議会会長代理で、昨年10月の運営協議会において東京都の卸売市場条例改正に強く疑義を唱えた藤島廣二氏(東京聖栄大学客員教授)、中国電力上関原発建設計画の反対運動や杉並区の複数の道路拡張計画と再開発計画などに憲法29条に基づく財産権(営業権や漁業権)で阻止・反対運動を展開してきた熊本一規氏(明治学院大学教授)、各地の卸売市場の現状に詳しい菅原邦昭氏(仙台水産仲卸組合事務局長)だった。三氏は、これまでの経緯や現状と問題点などをわかりやすく解説した。


*左から菅原・藤島・熊本の各氏

 藤島氏は「誤解や先入観も多い卸売市場の役割、例えば卸売市場制度によって実は流通コストが抑えられている」と述べ、制度の様々な利点をこれまでの歴史を踏まえ、どう改悪され、どんな将来が予想されるかを話した。

 熊本氏は、「卸売市場条例の改悪で営業権が侵害され、築地の仲卸業者が一切の補償も移転費用さえ払われず、東京都に強行された」と述べ、営業権の持つ意味を解説した。

 菅原氏は「卸売市場制度が導入されるきっかけとなったのは米騒動であるが、一般に知られていることは米騒動の一部に過ぎず全貌はまったく違う様相であった」と多くの例をあげ、さらに「市場の制度の問題が地方自治に大いに関係してくる」と話した。

 会場からは高円寺北中通り商栄会会長齋藤正明さんが、小規模小売店、商店街の危機感を実際の立場から話した。杉並区議会議員の松尾ゆりさんは、杉並区による阿佐ヶ谷再開発の問題について、また築地に住むGrainのオーナー加藤さんからこれまで行われた様々な問題のイベント等について話した。 

 参加者の赤江祐一さんは「いずれのお話も非常に中身の濃かったが、迫力もあり、判りやすく話してくれたので共感した。築地場内は残念ながら解体工事がほぼ終了する段階まできてしまったが、移転先の豊洲市場の現状は取扱高が都の見込みを下回り、施設の不備が次々と顕在化しているのに、仲卸業者等の懸命な努力で存続している状態にある。それなのに、『卸売市場条例改悪』という市場の制度そのものの破壊が加わろうとしている。全国的に進められているものであるが、生産者、消費者あるいは市場関係者にもあまり浸透していないので、このトークイベント次の展開が望まれる」と語った。

 東京都の卸売市場条例が改悪される経緯や背景や。藤島廣二会長代理と都担当者のやりとりについては、 2019年10月28日開催の第25回東京都中央卸売市場取引業務運営協議会の議事録に掲載されている→ https://bit.ly/2RSKHf3

*「卸売市場制度を守ろう!都民連絡会」・・東京都議会本会議では昨年12月18日、卸売市場条例の「改正案」が可決・成立しました。卸売市場制度は、全ての人に向けて公平公正を確保するために厳しく制定された制度でした。卸売市場の開設者である各自治体では市場法改正に併せ「卸売市場条例の改正」を準備中。この動きに疑問を呈し、昨年9月に市民団体「卸売市場制度を守ろう!都民連絡会」(水谷和子代表)が立ち上げられました。


●参加者のCazさん(女性)が寄せた感想

 小さな会場はもう満席でした。始まったばかりの会なのでしょう。とても大切な事だからと、壊されて行く築地市場を見続けながら集まった方々だと聴きました。地元高円寺の商店街に限らず各地から来ている方々もいて、ビデオカメラの多さに少し驚きました。

 藤島先生は市場の研究をされておいでだとか、熊本先生は営業権のお話をされていました。私には目からウロコのようなお話でした。卸売市場条例が変わると聴き、ああそうなのかという程度の思いでいたものですから…。

 講演前に流れていたイメージアニメで、今度の条例改正は今までと全く違うという事も分かりました。取引が自由になる規制緩和とはとても怖い事だと思います。卸売市場に、せっかく生産者が持ち込んだ品が、買い取ってもらえないトラブルが起きたり独占されて倒産したり、流通経路がバラバラで価格が安定しなかったり、不公平や争いが起きれば、たちまち資本力の強いところしか生き残れない。きっと不公平は起こりますよね。何故こういう仕組みが危うい条例が可決されるのか?

 菅原さんのお話は米騒動の歴史や近代政治のお話で、こういう事を何となく聴いてはいたし、都民連絡会さんのチラシを読んではいたのですが、今回の条例改正は、過去の間違いをまた繰り返してしまいかねない。慎重に扱うべきものだと強く思いました。法律が難しいのは私たちを護るためだったのだと改めて思っています。市場法を簡単に変えた目的が理解出来ましたが、東京都の条例改正は、問題点が多いと思います。私に今何が出来るのか考えてみたいと思います。条例改正の問題は 議員さんはあまり話を していないと思いますし、市場の専門の人にももっと 頑張って欲しいですね。

※なお、このイベントの様子は https://twitter.com/keitarou1212/status/1221301588020490242?s=20 で録画公開中
(報告・ジョニーH)

ロシナンテ社 : 「月刊むすぶ」5月号発行~特集 この国は真実を隠すんです 原発事故そしてコロナ禍

2020年05月26日 | 政治
 コロナ禍は、ロシナンテ社へも深刻な影響を与えています。集会売りが全くできなくなりました。本当に厳しいです。ロシナンテ社、それでも月刊むすぶを発行していきます。

月刊むすぶの最新号のご案内です。
槌田劭さんの「傲慢な文明生活の反省を~新型コロナウイルスの啓示を受けて」を所収。
福島から飯舘村の伊藤延由さん。伊藤さんは高濃度に汚染されたままの飯舘村で日々、測定しながら生活しています。そして放射線医療の専門家・西尾正道さん「被曝影響をフェイクサイエンスで対応する国家的犯罪(1)」 大沼淳一さんの「環境汚染を測る」は最終回です。三春町のえすぺりの大河原伸さんの描く「原発事故 切なかったこと」 好評連載中です。
月刊むすぶ 一部=880円+送料(80円) 年間購読代 9000円

月刊地域闘争は、1970年創刊です。そんな70年代の記録「月刊地域闘争」70年10月号(創刊号)~79年12月号をDVDにまとめました。経済成長の弊害が公害被害となって、住民を苦しめます。そんな中。各地の住民が立ち上がります。私たちのもう一つの記録です。研究者向の貴重な資料です。5万円+税
制作は、ワークス共同作業所。京都の障害者の皆さんが生き合う場です。売り上げの一部がワークス共同作業所へ入ります。
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「月刊むすぶ」の最新号のご案内です。
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●2020年5月号 No.592
 ☆☆特集 この国は真実を隠すんです 原発事故そしてコロナ禍☆☆

◆伊藤延由の測定日誌(その1)
◆被爆影響をフェイクサイエンスで                  西尾 道
 対応する国家的犯罪①

 ―核開連施設立地地域と東京をつなぐ―               西島 香
◆核燃料サイクル計画映画製作プロジェクト
◆環境汚染を測る (その14 最終回)                大沼 淳一
 東電は汚染水を流してはいけない
◆原発事故後 切なかったこと                  大河原 伸
◆原発事故日誌  

◇ ◇ ◇

 玉城デニー知事トークキャラバン つながり津々浦々(その四)
 勉強会「同性愛・LGBT・セクシュアリティを考える」   ささき こじろう
 ハルモニたちの歩みを継いで①                 西尾 慧吾
 ―学生団体STANDの挑戦と今後

 野菜のむこうに顔が見える                    蒔田 直子
 ―追悼― 石井紀子さん

 コロナ禍この先に何があるんでしょうか?
  互いを必要とし、自分たちで考え続けよう            上島 一高
  傲慢な文明生活の反省を―新型コロナウイルスの啓示を受けて    槌田 劭

◇ ◇ ◇

◆時代を駆ける 第330回                      舘崎 正二
◆馬ずらペンギンの「要介護日記」(21)               春本 幸子
◆此岸にとどまる―                        藤田三奈子
 震災&癌サバイバーとして生きる(22)               

◆人生論もどきのガチンコエッセー 水脈よ溢れ            青野 禮
 (一〇)幸徳秋水の『基督抹殺論』から
◆これで事件の本質が分からなくなった その2          まゆずみただし

◆水俣病六〇年のQアンドA(連載37)              久保田 好生
◆藤田恵の環境問題にもの申す
 第65回 「水問題原論」を読む (番外)              藤田 恵
 凡夫の雑記帳(27)

◆つばめ農園おひさま便り 5                     安渓貴子
                                  安渓遊地
◆憲法から考える憲法を考える 第185回              中北 龍太郎

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レイバーネットTV報告 : タクシーと医療の当事者が語る

2020年05月26日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/0520shasin
レイバーネットTV報告 : タクシーと医療の当事者が語る
第149号放送(5月20日)特集 : コロナで揺れる労働現場

→アーカイブ動画(87分)

 今回もスタジオには行かずに、リアルで放送を見ていた。1時間30分で伝えられる件数は少ないが、それぞれ充実していた。タクシー運転手の賃金体系のリアルは、私自身もっと理解しなければと思った。先月に引き続いて「医療現場」を取り上げたが、そこは労働者が働いているところだということ、独立行政法人化の問題点などさらに浮き彫りになった。自分の周りだけが世の中ではないと、改めて思い出させてくれた。(報告:笠原眞弓)

 司会は前回に引き続き「北―北コンビ」、つまり北健一さんと北穂さゆりさん。

<動画ニュース>
 自粛で各地の行動がほとんどない中、それでも人数を絞って三密を避けたギリギリの活動や行動があった。中から3つを紹介した。

①コロナ禍に便乗した労働問題。三菱重工の枇杷島工場での雇止め闘争。無期雇用の派遣社員だった日系ブラジル人女性が答えてくれた。3人の子どもがいて妊婦でもある。生活のめどの立たない現状を納得できず、今もユニオンに入り闘っていると。
②5月14日に千葉県庁前で幕張メッセでの武器見本市に反対するスタンデングが行われた。幕張メッセでは命を大切にする催しをしてほしいなどと訴えた。その後全国から集まった3155筆の署名を千葉県庁に届けた。
③5月9日の新宿アルタ前は家に居たら死んでしまうと行動を起こした人々によって「自由と生存のメーデー」が行われた。コロナのために、あちこちに放り出された人々の窮状を雨宮処凛さんが報告し、若い女性も「30万円よこせ」と力の限りに叫んだ。その後デモ行進が行われた。

 最後に北さんのコメント「ルーズベルト元大統領は惨事に見舞われた結果、アメリカに1人でも惨事成金があってはならないと言った。今、死の商人や医薬品メーカーに、そのような動きがないのか気をつけていきたい」とのことだった。

◆特集1:コロナで揺れる労働現場/タクシードライバー編

 特集は、ニュース③にもあったように、自粛の中で、それをしていると死んでしまうと、やむにやまれずデモに参加した人たちがいたが、同じように、今日の特集はまず、黙っていたら死ぬと声を上げたタクシードライバーの話から。首都圏なかまユニオンで全国際自動車労働組合(kmマークのタクシーなど)担当の石川正志さんと指宿昭一弁護士とで進める。

・解雇手当もなく即刻解雇したロイヤルリムジン

 何しろコロナ自粛でお客さんがいないので、売り上げが出ない。タクシーの場合、基本給は安く、歩合制になっているのでこの状況は致命的。しかも600人を解雇したロイヤルリムジングループを筆頭に、解雇問題や出勤日が半減し、休業手当を満足に出さないなどの問題が顕在化してきた。ロイヤルリムジン関連の動画が流れたあと、会場に来てくれたリムジン労組分会長のAさんが話す。3月に新たに開所された銀座営業所で働き始めたが、およそ1か月でその営業所が封鎖、解雇された。法的解雇手当が出なかったので、「退職」合意書にサインはせず、仲間と組合を立ち上げ闘っている。

・手取りが半分以下になった国際自動車

 一方、車両数、従業員数、売り上げとも全国で上位の国際自動車には、国際労働組合を中心に(90%が加入)8つほどの組合がある。首都圏なかまユニオンに加盟する全国際自動車労組は、組合員37名で、現役ドライバーのBさんがオンラインで現状を話す。コロナ自粛になってからお客も減り、現在2週間だけ働く体制になっている。したがって、売り上げは半分以下。月手取りで30万の収入があったが、今は10万くらいとか。最低賃金は会社が補償しているが、これでは暮らせないと、配送の仕事に転職した人も多いとか。
 タクシーの賃金体系は、基本給が少なく歩合給部分が多い。今の自粛状況だと、そこから控除(保険料など)を引くと、ざっと計算して1日6000円くらいにしかならず、最低賃金のおよそ8000円を下回る(一応実働日数の最賃までは出している)。会社都合での勤務日数減なので、100%出すようにと会社に要求をしている。要求は要求として法的に許されることをしているが、実際にそんなに支払ったら会社がつぶれるという。それなら話し合って妥当な額にしようと提案しているけど、それには答えていない。

・会社都合の休業は、100%補償が法律で決められている

 会社都合で休ませる場合の休業手当は、労基法の60%支払いと決められていると思っていたのだが、それは思い違いだった。石川さんたちのいう法的な根拠とは、労基法では60%払わなかったら犯罪となる最低線であり、民法では、100%払わなければならないと定められているというのだ。話し合いで労働者側が了解すれば、60%までの間で低くしてもいいということである。政府も休業手当を払った会社に対して、雇用調整助成金(80%から90%)を支払うのだから、会社に要求していくべきという。

・割増賃金が増えると歩合給がなくなるカラクリ

 ここで映像と共に画期的な最高裁勝利判決の話になる。もともと全国際自動車労組は「時間外手当(残業代)のからくりゼロ支給」を労基法違反として裁判闘争をしてきた。その差戻し勝利判決が先日(2020年3月30日)あった。そのからくりについて、指宿さんは独特のフリップを用意して説明してくれた。
 タクシーの賃金は基本給があって歩合給がある。それに割増賃金(残業代)+交通費で成り立っている。ところが国際自動車の給与体系は、割増金が増えると歩合給から引いていくようになっていて、結局歩合給がなくなってしまう(この仕組みは、映像で確認を)。それが“労基法37条の割増賃金といえるか”が争われていた。結論は“時間外労働に対する対価とは言えない”であった。その判決が出るまで、8年もかかったのだ。指宿さんは、このようなごまかしのシステムを作っている会社はたくさんあるが、まず労組が頑張って是正していかなければならないという。そして、割増金は雇用者が37条の趣旨が、指宿弁護士によって強調された。「使用者に割増金を支払わせることによって①時間外労働の抑制②労働者への補償」をするものであると。

◆ここで休憩タイム
 挿入されたジョニーHさんの歌は、初めて詩、曲ともオリジナルで、新型コロナに感染した友を励ます「終点で待ってるぜ」。優しい曲だった。

◆特集2:コロナで揺れる労働現場/医療現場編・大利英昭さんに聞く 動画ココカラ

 前回はビデオ出演だった大利英昭さん(都立駒込病院看護師・都庁職病院支部書記長)に、引き続きスタジオ出演で、お話を伺う。3月30日からコロナ対応病棟を作ったので、その日からそこで働いているという。

・コロナ対応病棟での医療者の不安

 コロナ対応病棟で働くことは、①自分が感染するのではないかとの恐怖 ②防護具などを付けて仕事をすることの体への負担、この2つの不安があると話しはじめる。

 それを裏付けるように、大阪の松井市長とのやり取りが上映される。マスクが欲しい、委託労働者にも危険手当を払ってほしいと強く訴える病院内で働く委託労働者の女性。大利さんは、多分手術などの医療器具を洗ったりする仕事をしているのではないかと推察する。本来なら、専門職の仕事だが、経費節減のため安く雇われ、しかも危険手当もないと指摘する。

・地方独立行政法人になると、治療より経済優先(柴田武男さん)

 駒込病院に入院経験のある柴田武男さん(写真下・ZOOMで参加)は、地方独立行政法人化に対して、患者として、また奨学金関連の研究をした立場から危惧する。駒込病院は、チーム治療が売り。専門分野の医師が意見を交わしながらベストな治療を選択しているところという。それに対して、独法化の大きな問題点は、企業経営と同じ手法が奨励され、「儲けを考えて運営しろ」とのことだという。それは治療最優先ではないということで、患者として許せないという。

・小池知事はよくやっているという評価は錯覚

 いま、小池知事はよくやっているという評価があるが、大利さんに言わせると、それは錯覚だという。小池知事は2月13日に都内で感染者が出てから1か月、3月19日の記者会見までは、オリンピック開催が大前提だったと思われると。その間、PCR検査体制の充実もせず、マスクなどの防護具の備蓄も何もしなかった。いまだに大利さんの働くコロナ対応病棟でも、マスクは不足している。小池がよくやっていると見えるのは、安倍首相が悪すぎるからなのだという。

・質問:PCR検査についてはどうなのか

 コロナがはじまった時の検査体制は脆弱で、当初健康安全研究センター1か所でしていた。この検査技術は熟練が必要なのに、退職者の補充をせず、非常勤で埋めてきた。民間や大学などを含めて早急に検査体制を作るべきだったのに何もしなかった。現在の感染の状況は、笊のような検査体制だが、4月になってから笊なりに落ち着いてきている。しかし、2波、3波は、数週間後かもしれない。それに向けて医療態勢整備は重要だ。

・医療従事者の抗体検査はしているのか

 していません。なので、(表に出た病院以外)日本中で院内感染は起きていないことになっている。

・医療崩壊といわれてきたが

 医療崩壊に、明確な定義はない。ただ都立の中核病院の墨東病院では、院内感染が発生して救急搬送できなくなった。そういう状態を医療崩壊といってもいいのではないかと思う。
 それらを見ていくと、いわゆる責任者はそれを取らず、責任を負わされるのは、働く人の命で償うことになっている。

・ぜひ伝えたいこと

 最後に大利さんは、都知事選が近いが小池さんではなくて、都民の命を第一に考える人に知事になってもらいたい。柴田さんは、儲けを気にする地方独立行政法人の病院と都立病院とどちらを選びますか? ということを都民の皆さんに考えてもらいたいということだった。

*写真撮影=小林未来

安倍・森の大嘘発覚<本澤二郎の「日本の風景」(3695)

2020年05月25日 | 政治
安倍・森の大嘘発覚<本澤二郎の「日本の風景」(3695)

<黒川弘務訓告は安倍が押し切って稲田になすりつけた!>
 首相と法相が、黒川の常習とばくの訓告処分について、またまた大嘘をついていたことが、共同通信のスクープ記事で発覚した。

 国民は、生殺与奪の強権を委ねられている、検察庁検事のNO2・東京高検検事長・黒川弘務の刑法犯である常習とばく事件に対して、安倍内閣が著しく軽い訓告処分にしたことに激しく反発している。

 法治・法の下の平等は、民主政治の根幹をなすものである。これを行使する権力機関の次期検事総長が、やくざ暴力団レベルのばくち打ちだったことに、国民の驚きは尋常ではない。しかも、検察NO2はハイヤーでの迎えの接待まで受けていたわけだから、これでは日本人の人権・生命は、保証されているどころか、危険にさらされていることになろう。

<今朝ほど2本の電話・化けの皮が剝がれる>
 検察は、時の政権から自立している。人事は検事総長に任されているのだが、黒川人事問題については、全く違った。安倍・官邸が、内閣人事局の権限乱用によって黒川を特別昇格、ついには定年延長という違法行為まで強行した。遂には検察庁法改正法案まで議会に提出、ここで国民多数が怒り出して頓挫、その挙句に検察と新聞社のリークで、黒川の常習とばく事件が発覚した。

 文句なしの懲戒免職が相当である。実際は訓告!

 黒川事件の処分もまた、人事権・捜査権を握る検事総長によって判断される。訓告処分は検事総長の判断と、安倍は国会で明らかにし、森も追随したのだが、実際は安倍の一存で決められていた。検事総長の出番を封じ込めての処分だったのだ。

 安倍と森の言い分から「訓告は稲田総長の判断」と信じ込んだ正論派が「稲田も同罪ではないか」と抗議のメッセージを伝えてきた。稲田の判断であれば、安倍と取引した可能性が出てくる。さすがに稲田応援団も困惑してしまった。

 そこに別の友人が電話してきて「今朝の東京新聞が訓告はやはり安倍だった」といって喜んだ。

 さっそくネットを開いた。共同通信の特ダネだった。犯人はやはり安倍晋三だった。700万ネット攻撃は「#検察庁法改正に抗議します」だったが、次はどうなるのか。安倍お陀仏が近い!

<法務検察は懲戒処分、覆した安倍と森の首相・法相コンビ>
 安倍は5月22日の衆院厚労委員会で「検事総長が適切に処分を行ったものと承知している」と、まるで他人事のような口ぶりで、稲田検事総長に責任をおっかぶせた。

 同日、法相の森雅子は記者会見で「私から検事総長に処分について申し上げた。検事総長から訓告処分にするという知らせを受けた」と語った。

 安倍と森が、大慌てて事案の拡大を蓋しようとしたため、両者の意思の疎通が不十分であったことが、発言から見事に浮かび上がっている。二人ともが大嘘をついていることが、小学生でも理解できるだろう。

 首相と法相の共通点は「訓告は稲田検事総長の判断」というものだ。国民は、すっかりその気にさせられて、検事総長も黒川の仲間だったのか、と信じてしまっていたのだが。

<黒川退職金7000万円支給の主犯は安倍晋三だった>
 ここで森友学園事件を思い出す。タダ同然の国有地払い下げが発覚すると、安倍夫妻は一転して、責任を森友夫妻に押し付けたため、夫妻が反撃に転じたものだ。この事件は、自殺した赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、裁判を起こして、安倍夫妻に襲い掛かっている。

 「クロカワを懲戒免職にすると、第二の森友事件に発展しかねない。訓告はそうして具体化したものであろう」ことが推認できる。

 訓告であれば、7000万の退職金と弁護士生活も保証される。だが、黒川訓告は、ブーメランよろしく、切っ先は安倍の心臓に突き刺さろうとしている。

<稲田検事総長の十分な説明責任>
 稲田検事総長の責任も残っている。十分な説明責任を果たしているとは言えない。国民に分かりやすく謝罪すべきだろう。

 安倍事件の数々に、率先して正義の捜査権を行使して、国民が安堵する成果を上げてもらいたい。韓国の検察のような、法の下の平等を確立することで、日本の廃れ切った民主主義を再生させる責任を、主権者に対して負っているのだから。まさに秋霜烈日・巨悪を眠らせない、日本検察再生を、日本国民に示してもらいたい。責任は重い!

2020年5月25日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

寝首を掻かれた安倍寵臣 – 大規模で組織的な黒川失脚の諜報工作と成功

2020年05月25日 | 政治
https://critic20.exblog.jp/

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あらためて、今回の週刊文春のスクープ弾の意味の大きさを考えさせられる。大きな政治事件だ。黒川弘務が刺客に討ち取られた。今、北村滋と配下は必死になって事件の犯人を捜しているだろう。わずか10日前まで、黒川弘務は次期検事総長の殿上人であり、四選する安倍晋三に寵愛され、改正検察庁法の下で重ねて内閣から任命を受け、68歳になる5年後まで検事総長を続ける身だった。検察庁の河野克俊になって長く君臨するはずだった。黒川弘務は忍び寄る討手の気配を全く感じず、罠を警戒することなく、栄耀栄華の夢に酔って放縦生活を続けていた。今、北村滋は安倍晋三に厳しく叱責されているはずである。黒川弘務の身辺を護衛する立場(JCIA長官)であり、また、黒川弘務は共謀罪を一緒に上げた相棒だった。二人は刑事方面の安倍官僚の二枚看板だった。それなりに護衛はしていたのだろうが、刺客団の諜報が一枚上で、JCIAの防御網を突破していたのだ。


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週刊文春の刺客は集団である。単なるフリージャーナリストの仕事ではない。記事を読むほどに、権力組織の大がかりな謀略であることが窺い知れ、綿密かつ周到に計画された「暗殺作戦」だった背景が看取される。「事件」はかなり前から準備されている。密偵も何人もいて、何日も黒川弘務を自宅前で監視し、外出を尾行して盗撮している。相当なコストとマンパワーが投入されている。

例えば5月1日夜のマージャンだが、取材(諜報)に携わった要員(工作員)は何人いるだろう。現場となった墨田川畔のマンション5階の部屋主である産経A記者を専ら見張っている者、そこへ来た産経B記者をずっと尾行している者、それぞれ密偵がいる。さらにマンション前で刻々の時間記録をして、写真撮影をしている現場主担がいる。また、どうやら目黒区の黒川弘務の私邸の前で見張りしている者もいて、この夜だけで総勢4人ほどが探偵活動を行っている。そうでなければ、この記事の内容は書けない。


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もし、こうした大型の諜報団による謀略でなかったとすれば、唯一考えられるのは、卓を囲んだ産経記者たちの自作自演、つまり産経新聞の裏切り工作であり、産経記者たちの自己申告が記事のソースになっている場合である。そうした見方をする者も少なくなく、橋下轍などはこの陰謀論に接近した感想を述べている。が、そうした陰謀論に信憑性と説得力が出るほど、今回の週刊文春の諜報は鮮烈で破壊力が大きく、裏側の壮絶な政治抗争と権力闘争を思わされて息を呑む。

安倍政権の側からすれば、まさに一瞬のテロリズムが炸裂して寵臣の黒川弘務が屠られた。犯人は誰なのか。私は、検察組織の叛逆だと思う。正攻法で考えれば、作戦主体はそれしかない。独裁政治から検察の独立を守ろうとする、稲田伸夫とOBたちの政権に対する反抗と闘争であり、一撃で黒川弘務を仕留めた図である。そう推理するのが合理的だ。つまり、反安倍の検察側と内通した者が産経新聞社内にいたことになる。右翼にとっては衝撃の事態だろう。


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例の「ルイ14世」の意見書が松尾邦弘ら検察OBから提出されたのが、15日である。賭けマージャン現場が諜報され、証拠が押さえられた2日後だ。この意見書は檄文で、末尾には国民に対して安倍政権に抗議運動を起こしてくれと、国民に蜂起を呼びかける渾身の結語があった。同日、安倍政権は改正案採決を翌週に先送りする決定となったが、松尾邦弘らが文章を起草している時点では、その日に強行採決されて衆院通過の見込みだった。

国家権力の一つである検察組織が、いわばクーデターで安倍政権を倒すべく国民に共闘と決起を要求している。容易ならざる檄文を見て、思ったのは、もし改正案がそのまま可決成立し、なお安倍政権が盤石だった場合、この檄文は国民の賛同と共感を得られず、検察の反抗は国民に支持されなかったという失敗に帰着してしまい、禍根を残すことになるではないかという危惧だった。それほど、この意見書は大きな博打に見えた。検察は組織として一体であり、現職を離れたOBでも組織の一部だからである。


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逆から考えれば、余程の自信があったから、「ルイ14世」の比喩文言を入れ、独裁者と闘って倒すぞという宣言に出たのである。確たる自信があり、最終的に、自分たちは国民に支持されて権力闘争に勝ったのだという総括ができる想定で、この檄文の挙に出たということだ。その確信の根拠は何だろうと考えていたら、すぐに文春砲が放たれて黒川弘務の首が落ちた。早業の政変劇だった。

政治の想像を踏み込めば、おそらく、15日に「意見書」がローンチされる時点で、挙に出た検察OBたちは翌週の週刊文春の記事を知っていたのだろう。記事が出れば一瞬で黒川弘務が失脚し、検察庁法改正案(=政権による検察の私物化)が頓挫することを知っていて、だから公然と政権に宣戦布告する挙に出たのだ。勝算を持っていて、物質的根拠(隠し球)を握っていたのである。検察恐るべし。松尾邦弘も、清水勇男も、堀田力も、おくびにも出さないが、黒川弘務を狙撃する工作に関与していたと思われるし、黒川弘務の部署周辺に間諜がいたと思われる。


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黒川弘務の行動は筒抜けだった。週刊文春の記事中にある、ハイヤー車内で黒川弘務が言ったという、『このあいだ韓国に行って女を買ったんだけどさ』の暴露は強烈だ。文春はこれを「元ハイヤー運転手」の証言と説明しているけれど、おそらく「元ハイヤー運転手」の証言というのは作り話で、産経記者か間諜の検察部下が黒川弘務から直接に猥談を聞いたのが本当だろう。「元ハイヤー運転手」の証言というのが架空でも、中身には根拠があるのであり、文春側は文責に自信があるのだ。

そして、この買春の逸話をだめ押しで挿入したところに、検察組織側の黒川弘務に対する激怒と敵意が感じられる。絶対に仕留める、社会的制裁を与えるという執念が伝わってくる。検察の理念を崩し、検察を安倍晋三の番犬に変え、検察を壟断して貶めた黒川弘務に対する報復と処断の決意の強さを感じさせられる。殿上人だった黒川弘務は一瞬で地に墜ち、世間から石礫を投げられる罪人になった。果たして、文春記事の第2弾はあるのだろうか。関心の焦点はそこにある。


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21日発売号を編集した時点では、改正案はまだ生きていて、自民党は今国会成立の強気の構えを貫き、国会でなお攻防が続くという見通しのままだった。したがって、検察組織・文春側は二の矢三の矢を準備していた(いる)可能性が高い。出版されるかどうか不明だが、そこには、もっと醜悪で猛毒な黒川弘務の正体が描写されていて、セクハラとかパワハラとか不倫とか虐待とかが飛び出して来そうな予感すら漂う。

暴露記事が出るまで、黒川弘務は「真面目ないい人」で、「優秀な官僚」だった。今でも青木理などはそう言って黒川弘務を擁護し、人物像を持ち上げ、その罪過を稀釈する妄言をテレビで垂れている。まさか、検察最高幹部の者が賭博と収賄を常習にし、買春を自慢している外道だとは誰も思わず、単に安倍晋三に忠誠を誓って精勤し、論功で出世している官僚だと信じ込んでいた。安倍官僚(安倍寵臣)がどれほど異常人格か、佐川宣寿や酒田元洋を観察していればよく理解できるはずだが、業界で商売している青木理などの言葉に大衆は騙されてしまう。


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本日(25日)朝、共同通信からスクープが出て、黒川弘務を訓告にしたのは官邸の決定であり、法務省は国家公務員法に基づく懲戒処分が相当と判断していたという衝撃の事実が暴露された。検察庁・法務省の複数の関係者がリーク証言しており、つまり安倍政権に対して彼らが組織的に造反している。重大な事態であり、検察の組織を賭けた徹底抗戦の敢行となった。

今回は、加計学園事件のときに文科省の反抗を鎮圧し粛清したようには行かないだろう。相手は公訴権を持った検察だ。私が特に注目するのが、産経新聞社内の動向で、産経の中に初めて反安倍派が出現した事実である。内部が親安倍と反安倍の二つに割れている、あるいはこれから割れて揉める可能性がある。櫻井よしこと日本会議は混乱しているに違いない。週刊文春が第2弾を出せば、その辺りの状況も見えてくると予想される。いずれにせよ、政権の猛攻から稲田伸夫を守り、逆に黒川弘務の首を獲った検察が、河井克行・案里の逮捕に一直線に突き進むことは確実だ。支持率を落とした安倍晋三が、それを阻止することは難しいだろう。

天下の正論<本澤二郎の「日本の風景」(3694)

2020年05月25日 | 政治
<月刊誌に財閥内部留保金「460兆円吐き出せ」の大見出し>
 昨日届いた月刊誌「月刊日本」6月号の表紙のトップ見出しに、久しぶりに感激した。これまで何度も訴えてきたことを、経済の専門家・水野和夫が、とうとうしびれをきらしたらしく、財閥の内部留保金460兆円を「吐き出せ」と叫び、それが唯一の「コロナ対策」だと断じ、月刊誌が堂々と報道したのだ。

 天下の正論である。財閥の番犬である安倍晋三には、思いもよらない指摘だから、心を動かせるかどうか。

 日本人は金を隠す習性がある。したがって、実際は500兆円以上であろうが、コロナで生き絶え絶えの日本人の生活を維持するために、これの有効活用しかない。国民は安倍の暴政により、年金基金を、日銀の財閥株博打に使用しているのだから、財閥内部留保金を国民生活に流用するのは、当たり前のことであろう。

 ことほど国民生活と経済は、破局を迎えていることなのだ。

<99%の思いのもう一つは消費税廃止>
 まだやるべきことがある。それは国民の懐をいたぶり続けている消費税10%の悪法を廃止、ゼロにすることである。消費経済を少しでも活性化させて、日本の産業と国民生活を、何としても維持するのである。

 安倍は、父親の晋太郎が亡くなると、奥座敷の金庫から6億円の札束が見つかったという。そうして政界入りを果たした。本来であれば、安倍家は脱税で家宅捜索を受けるべきだった。当時の国税庁長官は誰だったろうか。調べれば判明するだろう。言いたいことは、彼は99%人間ではない。

 時効に違いないが、真実を明らかにする政治的意味があろう。

 こんな大それたことは、マスコミではナベツネぐらいしか出来ないだろうが、99%民衆にとって幻想でしかない。

 国民生活をいたぶり、経済を低迷させている元凶は、コロナ以前からの10%消費税である。財閥輸出企業は、そっくり10%が払い戻されるという、超特別優遇政策で保護されているが、99%は容赦なく10%を取られてしまう。ために消費をしない。これによる経済活動の低迷はひどく、そこにコロナが急襲してきて、人々の生活を息苦しくさせている。
 この機会に消費税をゼロ、廃止すればいい。

<コロナ乗り切り策は議員と公務員の給与と人員の半減>
 まだある。公正・公平の観点から、どうしても大改革が必要な所は、国会議員や都議会議員、県会議員などの議員族の給与の半減である。加えて、定員を半減するのである。そうすれば、やくざがらみの政治屋を排除できるだろう。清潔な政治が期待できる。

 ちなみに、日本の参院に相当するアメリカの上院の定員は100人である。

 コンピューター化した、公務員の半減と給与の半減も、国民の悲願である。この厳しい時期に公務員・役人は、一銭も損失を出していない。失業もなく、まもなくボーナスが出る。こんなに恵まれた職場は、世界どこを探してもないだろう。給与と人員の半減で、一説には30兆円も血税を浮かせることが出来る。

<日本は国家破綻を回避可能>
 公明党創価学会だけではない。日本そのものが存亡の危機に追い込まれている。お陀仏するしかないのか。

 実は、まだまだ日本人は生きられる。知恵の勝負である。

 その第一が、財閥の内部留保金を吐き出させるのである。これだけで、現在の100兆円予算を編成しても5年間生き延びることが出来る。この間、新たな国債・借金をしなくてもいいのだ。

 あわせて消費税を廃止することで、国民生活を維持、国内産業を徐々に活性化させることが出来る。

 三番目が、税金泥棒との評価を高めてきている官界と政界のスリム化で、30兆円の血税を浮かせ、合わせて清廉な政治を実現する。

 世界的に国家破綻が心配されている現在だが、以上の三つの処方箋を、懸命に断行する政治を貫徹すれば、日本人はまだ「悠然と富士山を眺める」ことが出来る。地震など災害に強い強靭な国土建設も可能となる。

 知恵の勝負である。夢を実現する時である。これが危機を機会にすることなのである。政界・官界・財界に、賢者が出現する磁場を、コロナが提供してくれている!

2020年5月24日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)