<中国人に嫌われる消費税> 安倍・自公内閣が続いてゆくと、日本はどうなるか。福田康夫元首相がいうように「日本は破滅する」ことになる。なぜなら10%消費税に耐えられる国民は1%+αなのだから。これは脅しではない。多くの国民は10%消費税に耐えることが出来ない。日本旅行する中国人の一番嫌いなものは、この消費税である。庶民大衆から略奪する税金が、中国には存在しない。
<金持ちから税金を取る中国> 中国では、年金生活者から健保とか介護とかの税金はない。庶民生活はかなり楽である。つい食料品を買い込んで、食べ過ぎて太る成人男女が目立つ。
むろん、庶民から収奪する税金はない。高級品は高い。外国の車はべらぼうに高い。それでも、という金持ちが増えている。要するに、金持ちから税金を取っているのである。
中国では、消費税導入は考えられない。仮に、安倍のような政権が誕生して、強行しようとすれば、庶民は日本人のように子羊ではない。怒り出して、政府を転覆させるかもしれない。
「自由がない窒息するような中国」と誤解している日本人、特に右翼の面々がいるようだが、普通に生活していると、そうしたことは全くない。むしろ、その反対である。
<日本では果物・野菜が高くて買えない>
10年ぶりに日本で生活している中国人の驚きは、何よりも「物価高」である。
「高い、高い。本当に物価が高い。それでいて8%消費税。もし10%になったら、生活するのは困難だ」と感想を述べている。「中国でこんなに物価高だと、暴動が起きる。日本では起きないのが不思議」という。
この中国人は、スーパーマーケットに入っても、果物は一瞥するだけで、通り過ぎる。ハナから「手が出ない」と信じ込んでいる。むろん、野菜にも手が出ない。少し遠方のスーパーに行くと、まとめ買いの野菜が割安なので、それを購入する。
「日本人の食生活の欠陥は、野菜が少ないこと、果物が少ないことだ。健康に良くない。ビタミン・ミネラル不足と成人病に因果関係がある。それだけではない。対症療法の西洋医学も問題。漢方は体全体を調整して健康を維持するものだから、漢方にもっと目を向けるといい」などと日本問題を診断している。
この診断は正しい。
<政治腐敗を裏付ける貧困層の増加>
中曽根バブルで浮かれた日本は、バブルが崩壊するや、右下がりの経済へと落ち込んでゆく。経済大国の地位を失い、人々は不安の日々を送っている。労働環境が一変した。特に小泉内閣から、労働者は風に舞うゴミのように軽い存在になってしまった。
税収の悪化を消費増税と国債発行でやりくりしてきたのだが、10年ぶりの日本で「目立って増えてきた貧困層」が気になるという。
「私の近くには70代の老夫婦、息子夫婦の4人が、日曜もなく働いているのに驚かされる。どうして、こんなに落ち込んでしまったのか。やはり原因は政治・腐敗政治と関係があるのだろうか」と分析する。政治無関心というよりも、政治が嫌いな中国人であるが、昨日はラジオから流れる国会質問戦の一部を聞いていて「中にはまともな議員もいるようだ」と打ち明けた。
<豪邸住まいの主婦も安物買い>
先日、我が家にかつては優雅な生活を送っていた太りすぎのおばさんが、妹と一緒に訪ねてきた。夫妻で今も建築関係の仕事をしている。
「今は本当によくない。買い物をするにも、どこの店が安いか、目を皿のようにしている。仕事をしても金をくれない、不渡りを食うこともあり、仕事は大変」
横合いから「自公体制をぶっ潰すしかありませんよ」と茶地を入れてみた。すると彼女は「いつも公明党に入れて、と頼まれて」といって言葉を濁して、大笑い。
彼女に公明党支持を訴える夫人には、大学の教員をしている息子がいる。息子は今回、母親に対して「お母さん、僕には二人の男の子がいるので、自公で改憲させられると、将来の息子があぶない。もう公明党には入れないよ。今度は立憲民主党に入れた」と電話してきたという。
息子は数学の博士である。政治にはうといのだが、ついに自公の正体を見抜いたのだ。自立してくれたのである。創価大学の学生も覚醒しているのかもしれない。
筆者は北京の清華大学での講義の折り、創価大学の留学生の意気消沈ぶりな様子を、日本人留学生から聞いている。安倍・自公5年の罪は、創価大学やその留学生、OBへと影響は膨らんでいるのである。
安倍の腰ぎんちゃくとなって、公明党創価学会を安倍・日本会議に身売りさせた太田ショウコウの罪は、本当に重い。「太田の懐が気になって仕方ない」という政界雀も増えてきている。木更津の戦争遺児が「太田は裏切り者」と断罪したのは、2014年の春のことである。やくざの歯牙にかかる前だった。
<消費税を廃止して財閥・宗教・医療・教育に課税せよ>
このさい、日本は自公体制を打倒するほかない。来年の参院選で自公を叩きのめすのである。
野党が一本化すれば実現する。与党は野党分断で勝利を手にしようとするが、そろそろ野党も覚醒して消費税ゼロ、財閥の内部留保金400兆円に課税する。宗教・医療・教育の優遇策を外して、真っ当に課税すれば、消費税はいらない。
憲法に反する軍拡予算を、本来の専守防衛予算に大幅削減するのである。
金持ちから税金は取るものだ。これこそが善政というものだ。自公打倒を声高に叫ぶことである。原発も嘘と買収の五輪もいらない。護憲リベラルの政権で、日本は健全な庶民のための政治が実現するだろう。
<家庭菜園で乗り切った2017年>
我が家の防衛策は、家庭菜園に特化した晴耕雨読の生活である。年金生活者に訴えたい。地方の空き家に住んで、近くの畑を借りて野菜を作るのである。健康にもいい。至福の時間もできる。
自然と仲間が出来る。出来た野菜を兄弟や知り合いにあげると、今度は反対給付の恩恵にあずかることが出来る。昨日は兄から細長い真っ白な大根と里芋が届いた。野菜作りに真剣な波多野さんからは、立派過ぎる生姜をいただいた。弟は、ダイコンやミカンである。近くの組長からパンと柚子ジャムである。妹からおいしい薩摩芋だ。今夏の果物は、弟の西瓜でやり過ごした。
我が家の生産物は、最近はカボチャと唐辛子、その前はミニトマトである。庭先の柚子である。恩師の宇都宮宅にも送ると、高価な焼きのりが届いた。医療事故で泣いているK子さんは、自宅で採れた、実においしい柿を送ってくれたので、昨日柚子を送った。気づかされることは、宅急便の値段が跳ね上がったことである。郵便局が知恵を出して、安い宅急便を発足させてはどうか。
20年放置してきた庭から、春には竹の子・フキノトウ・フキそして茗荷が採れる。ブルーベリーも少し採取できた。いまも若いフキが採れたので、兄と弟に持参した。柚子ジャムも。
今朝今年初めての霜が降りた。庭先の菜が柔らかくなる季節である。
2017年11月22日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
<核搭載・戦略爆撃機B52を護衛する自衛隊機F15>
読売や産経が知っていても、決して報道しない日米安保の深化・変質を「朝日が報じた」と言って、新聞を読まない筆者のもとへと、今朝ご注進があった。「どえらい事態が起きている。そのことを日本人は知らない。隣国も。大変だ、大変だ」と一心太助よろしく駆け込んできた。グァムの基地から飛来するB52戦略爆撃機が、日本海を通過して北朝鮮付近を往復する報道を承知していたが、この世界最大のB52は、核を含むあらゆる爆弾を積んでいる、正に悪魔の兵器である。一部に「B52の飛来を察知できなかった北朝鮮」との報道もある。人類が最も恐怖を抱くB52を、護衛する自衛隊機F15は、一体何を意味するのか。自衛隊は核搭載を否定しているようだが、これは日本国民とロシア・中国にも、強烈な衝撃を与えているだろう。
<世界最大の核搭載・恐怖の戦略爆撃機>
B52は世界最大の攻撃機・戦略爆撃機で知られる。常時、核を搭載している。これは素人は分からないが、専門家にとって常識に属する。それが時々、日本海上空から半島海域を飛んでいる。行く先は半島の北である。
北朝鮮向けの最大の威嚇行為である。空母艦隊も脅威に違いないが、B52が核爆弾を落とせば、都市は一瞬に消滅する。跡形もなくなる。半島は死の灰に覆われて、生物は死滅する。
このB52の護衛をする自衛隊機に、今専門家は耳目を集めている。筆者に解説してくれた人物は、沖縄返還のさい、自民党国際局で仕事をしている。核密約について知る人物である。彼の説明に頷くばかりだ。
<非核三原則放棄の安倍・自公政府>
安倍晋三は職権を乱用して、友人15人を内閣参与にして、血税をばらまいているだけではない。教育勅語を教える森友の事件では、国有地をほぼ無料で提供した、政商・加計幸太郎の教育利権を、特区制度で救済しただけではない。はたまたTBS強姦魔を不起訴にした、というだけではなかった。
日米関係を律する安保条約では、米の核爆撃機を護衛する任務を自衛隊に付与・変質させていた!これは仰天する事態である。既に、半島有事に対応する実践訓練を強行させていたのだ。
「プーチンや習近平は度肝を抜かれている」と専門家が指摘するのも理解できる。
東アジアを緊張の輪に追い込み、その結果、大陸にも影響を及ぼしていることになろう。まさに天下の一大事である。非核三原則放棄の安倍・自公内閣である。即退陣理由であろう。
<中ロに強い衝撃>
日米安保が対等の条約という偽りを、多くの国民は承知している。安倍がトランプの忠犬・ポチであることも。そうして武器輸出三原則を放棄して、目下、マレイシアに使い古しの対潜哨戒機P3Cの輸出に懸命である。
しかし、日米安保の下で、米核戦略爆撃機と一体化している自衛隊となると、これは腰を抜かしてしまう事態である。「戦争放棄」の日本国憲法、非核三原則の日本政府という従来の政策の放棄である。日米安保さえも破壊している。
そうなると、隣国の脅威はただ事ではない。ロシアが北方領土を返還することは100%ない。
<ワシントンの軍事予算100兆円>
ワシントンの軍事予算は、日本円にすると、100兆円を超えている。日本の国家予算レベルである。日本の予算にしても、莫大な借金の穴埋めや国債の発行で積み上げた100兆円である。
要するに、アメリカは軍事経済で生きる悪しき帝国主義国家である。常に、緊張を生み出して、戦争をする国家なのだ。武器生産と、使い古しの武器を売却させることが、米国政府の任務となる。表向きの民主主義も、実際は産軍複合体が政治の実権者となっている。労働者は武器弾薬を生産する従事者である。
ここに健全な社会が生まれるわけがない。銃が大手を振る、差別する異常な社会なのだ。日本は、そんな不条理なアメリカと同盟を結んでいるのだから、最初からいいことなどあり得ない。日本独立は、有名無実である。
安倍・自公内閣は、そこへと特化しているのだからたまらない。日米安保の約束を無視する事態が起きるのだが、その典型が、B52戦略爆撃機の護衛問題となる。B52だけではない。空母艦隊の護衛任務・米艦への給油任務が、当たり前に強行されている。
これについて、外交当局も議会・司法も沈黙している。日本に外交官はいない。米国の属国を当たり前のようにしている政府・議会・司法の三権である。
<北を生かさず殺さずのワシントン戦略>
戦争することで生きる国・米国が北朝鮮を押しつぶすことはしない。北の今の政策は、背後で打ち合わせているかのように、ワシントンを喜ばせている。
米産軍体制が平壌を壊滅することはない。ワシントンにとって、いまの北朝鮮の対外政策は、ワシントンへの最高のプレゼントであるからだ。「内心、金に勲章を上げたいのではないだろうか」との冗談さえ聞かれる。
東アジアを緊張で包み込むことに、北朝鮮は貢献してくれている。「生かさず殺さず」がワシントンの北朝鮮戦略である。南北朝鮮が、ワシントンに飯の種を提供しているのである。安倍晋三もそこに棹差している、悪しき日本のアジア戦略である。日米とも、その先に対中戦略が控えている。
「アジア人同士を戦わせる」という大英帝国の戦略を踏襲する、いまのワシントン帝国なのである。
米ジャパン・ハンドラーズの配下が、一時朝日新聞の論説を牛耳っていたことを忘却すべきではない。「敵は本能寺」である。
<拉致被害者は返らない>
今回訪日したトランプ大統領に、日本政府は拉致被害者を会見させた。清和会OBは「北に対して拉致被害者を返すな、とのメッセージとなった」といって憤慨している。米朝関係は休戦状態の間柄である。北にとって、アメリカは不倶戴天の敵である。
「大敵のボスに拉致被害者を会見させる。ということは、北にすれば、永遠に日本に返さないということだ」となるのである。
<日本外交を破たんさせた安倍・自公内閣>
日本人は「茹でガエル」が大好きである。熱くて気付いたときは、時遅しである。死ぬしかない。
今の公明党創価学会がそうである。安倍に盲従した太田ショウコウ、太田についていった公明党創価学会である。危険極まりない憲法違反の特定秘密保護法・戦争法・共謀罪は、すべて公明党創価学会の実績である。安倍・自民党に強行する力はなかったのだから。
戦争法誕生で、それまでの縛りが消えてしまったのだ。B52戦略爆撃機と行動を共にする自衛隊である。茹でガエル日本にさせた、安倍・日本会議と公明党創価学会と断じられるのであろう。
<木更津の戦争遺児が気づいたが、今地獄で泣いている!>
平和と福祉をスローガンにしてきた公明党創価学会が、気が付いてみると、平和憲法破壊者となっていた。いち早く気付いた公明党創価学会員は、繰り返しして紹介したのだが、そのヒロインは「木更津レイプ殺人事件」の被害者の戦争遺児で、彼女は太田が特定秘密保護法を強行した時点で「太田は裏切り者」と断じていた。いま彼女は地獄で泣き叫んでいる。
彼女を助けようとする公明党創価学会員が現れるのであろうか。
日米安保の深化・変質によって、日本の自衛隊が米国の核戦略を支えているのである。中国もロシアも驚愕しているのであろう。
2017年11月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
@yurikalin 籠池氏が名誉毀損で民事訴訟を起こせば、安倍首相側には弁解の余地がないため、すぐに判決が出ると思います。 私は何人もの弁護士と話しましたが、みんな安倍首相側の被告代理人を受けても反論・反証のしようがないと言っています。
アリの一言~カメジローが泣いているー映画の重大な誤謬と欠落-http://www.labornetjp.org/news/2017/1511665949293sasaki