詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

◆カタクリ (花言葉は「初恋」)

2010年04月03日 | 
    カタクリ (花言葉は「初恋」)

「四月がいちばん好きな季節」と
夕焼けに染まった橋の上で
きみがつぶやいたから
四月はぼくのいちばん好きな季節

溶け始めた雪の間から
きらり きらきらと 
さらさらの川面が
また今年も顔をのぞかせる頃
「福寿草を採りに行こう」と父がぽつりと呟く

残雪でまだらになった丘を
いくつもいくつも越え
風の橋を 
いくつもいくつも渡り

ああ
今年もやっぱり
いつものせせらぎのほとりから
頭をのぞかせている福寿草の蕾

「みてみて!」と
従姉妹の君が指差す先の森には
まるで踊り子たちみたいな片栗たちが
風の中でひっそりとワルツの練習中

いつまでも忘れられない故郷の早春を
きみも今でも
覚えているのだろうか

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