詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

夜を賭けて

2020年02月12日 | 
誰ひとり知らないけど
世界がもっとも美しく生まれかわるのは
夜空の一点からの光が差し始める一瞬

人間が知らない世界を
小鳥たちはおおく知っているから
風雨の中ですら鳴き交わしあう

人々の心のあちこちに胚胎する悪夢が
ますます暗く深くなってきたねと
怯える小鳥たちの嘆きの歌

ぼくらは生まれて以来ずっと
夜を賭けてきた放浪者だから
いつだって死ぬにはいい日だ

誰かのための死であればこそ
輝きをいや増すイノチだから


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