詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

  最新の詩   インディアンサマーの朝空に

2019年08月12日 | 犯罪
明治維新と敗戦後・・という、それ以前にはなかった大きな断絶があり、戦後最も大きな業績を残した網野善彦(社会学者中沢新一の叔父)は、戦後の高 度成長期前後の断絶は室町時代以来最大の社会的激動期と・・
明治維新後の変動期は、神社統廃合での国家神道化と、廃仏毀釈等の伝統文化破壊であり、敗戦後の変動期は、さらにそれ以上にあらゆる分野での、文化大革命的な時代だった・・今になってよくわかる。すべてが一新されてしまった



  最新の詩   インディアンサマーの朝空に


現在(いま)は決して
死に絶えるべき秋ではないというのに

ましてやすべてが凍える真冬の
朝でもないというのに

涙よりもか細く
そぼ降る雨が降りしきっている

朝の清清しさとは対極の言葉を 
俺は好きだったのだから 
これでよしとすべきなのだろう

例えば合衆国騎兵隊に向かって
疾走していったインディアンの中のインディアンたち

「今日は死ぬには相応しい日だ」という
雄叫びばかりになりながら

レッドブルたちのように 
僕もまたここを死ぬ場所と決めたのだから

後はどう見事に
嘘偽りなく死ぬかだけ

インディアンサマーの朝空に
そぼ降る雨だけが俺たちの心だ

いつの間に死のゴール待つ四コーナー
海鳴りが待つ呼ぶ声の向こう


最新の画像もっと見る

コメントを投稿