つれづれなるまんまに(是非に及ばず!)

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3代を見守り続けるオヤジの小言

2006年12月30日 | 縁の宴

昨日は当社の忘年会だった。
しかも営業最終日に。
集まったのは社長以下管理職と事務職全員。
総勢10名。
去年と違ったのは現場監督のオッチャンの参加。
オッチャンは創業者である私の祖父に仕えて以来、父と私の代でも
働いてくれている。

私はいつものように日本酒で宴席をスタートしたのだが、隣に座ったオッチャンも
日本酒を欲していたので仲良く杯を交わした。
65歳になったオッチャンは酔いも早く、この激動の一年を一緒に振り返り、そしてお互いに良い変貌を成しえていることに喜んだ。
オッチャンは社内で一番経営者を比べることが出来る人物。
酔った彼の口からは厳しい小言が飛び出す。
普段は立場上抑えていることも今宵はもちろん無礼講。
彼の言葉は全て聞き入れた。

創業者のパワーには適わないと思いつつも、このように厳しい目線で見守り続ける人がいるからこそ甘えや弱音を社内では吐いてはいけない。
経営者というのはいつでも周りから見られる存在。
そんな厳しさを優しい言葉で。
そう、オヤジの小言というのかな?
今宵は教えを貰った。

オッチャンは現役時代のような仕事は出来ないが、叱咤激励という小言を言ってくれる人物を私の代でも大事にしていきたい。
未来に進む力も大切だが、古き良き"もの"から学ぶことも大切だ。
温故知新という四字熟語で表すことが出来るが、我社はこの精神を守り続けて発展していきたい!
(注:写真は以前の懇親会時のもの)
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