ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

太平洋から支笏湖を往復 樽前山・風不死岳純登山 平成24年6月24日(日)

2012-06-26 20:52:08 | 支笏湖周辺・夏山
 昨年、苫小牧の海から樽前山と風不死岳に登る、いわゆる純登山をやりました。
 その時に「海から支笏湖まで行くっていうの、なんかいいなあ・・・」と思いつき・・・
 この企画、ずっとやりたいと考えてました。
 タイトルのとおり、海を出発して樽前、風不死を縦走し、そこから支笏湖に至り・・・また戻るというものです。



 ただ、この日は残念なことに夕方6時半から会議があり、これに間に合うように下山する必要があります。
 相当迷いましたが、うんと早い時間に出発して間に合わせよう!・・・と決めて決行しました!
 まあ結局は、行きたくて我慢できなかっただけの話なんですが(笑)

 で、前日夜11時前に樽前山錦岡コース入り口のゲートそばに到着。
 車を止め、麦汁をいただいたあと、まずは1時間半ほど仮眠を取ります。 ←今日もまた寝不足です(苦笑)
 起きたら準備しながらまた麦汁をいただき・・・深夜1時30分、行動開始です! 

 真っ暗な中、まずは海に向かって林道をゆっくり歩き始めます。
 クマが怖いので、ラジオを全開にしてさらに鈴を鳴らし、ヘッドランプは頭と首に2灯(笑)

↓林道沿いに「夕方から早朝は危険」の看板が・・・。ビビリますね、やっぱり(汗) 

 
 海までは7kmあるので、ゆっくり歩いたら1時間20分ほどかかってしまいました。
 また麦汁をいただき、麦汁と海を入れて写真を撮ろうとしますが・・・暗くてうまく撮れません(涙)

↓海と麦汁を別々に写真撮ったので・・・両方貼り付けしときます(苦笑)


 一応、儀式として海の水をなめ・・・うす明るくなってきた午前3時ちょうど、海を出発しました。
 ここからは、歩くようなスピードですが、ゆっくりジョグで進みます。

↓途中で樽前の方が見えてきました!


 駐車地点には4時10分頃に到着。 ←歩くのとあまり変わりませんね(汗)

↓今回も去年と同じ、湧き水と小屋がある、ゲート近くの広場っぽいところに駐車しました。


 ここで、休憩してまた麦汁をいただきながら、ジョギング装備から山装備に切り替えします。
 これがなんだかずいぶんのたくたして、30分以上かかってしまい・・・再スタートは4時45分。

 ちなみに今日はゲートが開放されてましたが・・・純登山なので関係ありませんね(苦笑)
 で、最初のうちは傾斜も緩いので、ジョグ&ウオークで林道を進みます。

↓去年間違えて右に進んでしまった分岐。今回はちゃんと左へ(笑)


↓ここの分岐・・・「唐沢林道」へ進みます。「樽前林道」へ行くと超遠回りで7号目ヒュッテに行くことに(笑)


↓傾斜が少しきつくなってきたあたりで・・・麦汁を飲みながら歩きます。 


 林道の終点には6時半に到着。
 駐車地点から約8kmで、1時間45分かかりました。
 ここからは登山道になります。

↓林道から登山道に入ってちょっと進んだところから振り返って。下に林道が見えます。


↓西山に向かっての登り。近いようで・・・結構遠いんですよね。


↓右手にドームが見えてきました!


 西山には海から約4時間かかった7時5分に到着。
 海からの距離は約16kmです。

↓西山直下に人が。今日初めて会う人ですね。


 休憩しようかと思いましたが、風が強いので1kmほど進み・・・ドームの西側で麦汁休憩にしました。

↓ロックガーデンっぽいこのあたりは風が比較的弱いので、よく岩陰で休憩したりします。


 麦汁をいただいたら、次は風不死へ向かいます。

↓外輪山を下り、雲に隠れる932峰の途中から風不死へ。 


 風不死には8時42分に到着しました。

↓山頂には最初1人しかいませんでしたが、あとで若者5人のパーティが来てにぎやかになりました。


 さて、時間的には当初考えていたギリギリのラインです。
 16時には駐車地点に戻るには、ここから3時間くらいで支笏湖まで行って戻って来る必要があります。
 体にはちょっと疲れが出ていて、果たして間に合うんだろうか?・・・どうしよう・・・と迷います。

 で、少し考えて・・・やっぱり行こう!と決めます。
 ザックを山頂にデポすることにして、山頂で飲もうと持ってきた麦汁も飲まず、支笏湖に向かいます!
 
 やや小走り気味に北尾根を降りて、登山口には45分で到着。
 道道支笏湖線に出て、モラップ方向へ1km弱ほど走ります。

↓北尾根登山口から近い、湖畔に下りる林道のゲート前。


 支笏湖畔へ降りる道までは、去年バイクで下見していたのですが、実際走ってみると少し遠く感じました。
 そして、林道ゲートの横を抜けて湖畔へ降りていくと・・・おおっ!!支笏湖です!

↓写真はなぜか青くなり過ぎですが、ほんと、支笏湖はめちゃめちゃきれいでした!


 たどり着いた支笏湖はキラキラ光って暖かく、美しくてもう天国のように思えました。
 さっそく腰を下ろして休憩。
 気持ちよくて、なんか幸せな気持ちで・・・このままずっとここに居たくなりました(笑)

↓ボートを浮かべてる親子連れもいました。風もなくてすばらしくのんびりした風景です。


 支笏湖到着は9時50分なので、海からの24kmに6時間50分かかった計算になります。
 で、下山時刻を16時とすると、あと6時間で駐車地点に戻らなくてはなりません。
 駐車地点からここまでは5時間ちょっとで来ましたが、疲れた体にはちょっと厳しい感じです。
 仕方なく・・・ほんの数分休憩しただけで、風不死登山口に向かってまた早足で歩き始めます。

 風不死登山口には10時8分着。
 バテないように、淡々と無理せず登り返すことにします。

 で・・・支笏湖に向かう途中ですれ違った方たちとまたすれ違い、声をかけられました。
 空身で下山して、またすぐ登ってくる自分が不思議だったんでしょうね(笑)
 苫小牧の海から支笏湖往復という企画を話すと・・・「えっ!」と言う感じでちょっと引いてましたね(苦笑)

↓山頂までもうちょっとの場所からの支笏湖。湖畔にはもうちょっと居たかったですね・・・(涙) 


 2度目の風不死岳山頂には11時31分着。
 なんとか3時間かからずに戻ってこれました!

↓もう、めちゃめちゃにぎやかな山頂!


 お昼ちょっと前なので、山頂で昼食という感じで上ってきた方々がたくさん!
 風不死って人気の山だったんですね(笑)
 自分もここでお昼ってことにして、おにぎりやジェルをいただき、またすぐに樽前の西山へ向かいます。

 しかし・・・樽前に向かう途中も、すごくたくさんの人に会います。
 これほど人気の山とは・・・オドロキました!

 途中、ちょっと道を間違いながら西山へ。

↓もう少しで西山(右側) 近いようでまだそれなりに遠いですね(笑)


 ちょっとガスってきて・・・何も見えなくなった西山には13時37分着。
 ここからあと9kmほど下れば駐車ポイントです。
 
↓西山山頂。残念ながら何も見えず・・・下山が不安になりました。


 ズルズルすべる火山礫の登山道を下りていると、左の膝の横あたりに痛みが走り・・・つらくなってきました。
 右の足のつま先も痛くて休みたい気持ちになりましたが、一気に降りた方がいいかと思い我慢して下り続けます。

 14時2分、やっとの思いで林道まで降り・・・痛い足を引きずり、今度はノロノロとジョグです。
 幸い火山灰を敷いた林道は柔らかめで、登山道に比べてだいぶ楽です。
 残りはあと8kmです!

↓林道はこんな感じで、概ね斜度もなく歩きやすいです。


 途中何度か休憩しながらジョグ&ウオークで進み、15時43分にやっとの思いで駐車ポイントに到着。
 ・・・なんとか16時前に戻れました・・・よかった!

 急いで着替えて車に乗り込み、高速を使って北広島へ。
 自宅には17時10分に到着して、ダッシュで入浴して飯を食って会議に向かいました。

 で、めでたく間に合ったことは間に合ったのですが・・・睡眠時間がたった1時間半なので、
 会議では終始ぼーっとしていたのは言うまでもありません(苦笑)


 GPSトラックです。







↓グーグルアースにトラックを乗せました。▲印のあたりがスタート地点です。



 

 今回の山行・・・時間制限があって、なんだかすごくきつかったです。
 やっぱり山は時間のある時にのんびりと行きたいものですね。
 反省です・・・(苦笑)


昨年の樽前・風不死純登山 → 樽前山・風不死岳純登山 平成23年7月23日(土)




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12 コメント

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お疲れ様でした。 (ミューラー)
2012-06-26 23:18:59
ぴよしろうさんお疲れ様でした!
流石ぴよしろうさん!やっぱり化け物ですね(笑)
自分は最近仕事に追われててなかなかトレーニングもできないです。
返信する
お疲れ様でした (ゆー太郎)
2012-06-27 00:17:16
今回もハードでしたね。
とても真似できないと思いますが、同じ事をやってみたいです。本当に冒険らしさを感じますし、このような登山に憧れます。

デポされた麦汁、誰にも飲まれずに良かったですね。ぴよしろうさんにとっては、命の水ですよね。
返信する
Unknown (nabe)
2012-06-27 00:55:53
相変わらずハードプレイですね(苦笑)
次回はどのあたりなんでしょうか・・・
楽しみにしています♪
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素晴らしいトラックの軌跡。 (motti)
2012-06-27 07:48:55
ここまで過酷に追い込むと、脳内物質のドーパミンがどのような作用を働いているのか・・・臨床的に気になるところです(笑)

大変お疲れさまでした!
なかなか夜中から行動するまでの意欲が沸いてきませんが、冒険らしさが出てまたそれも良いのかも。
返信する
ミューラーさん (ぴよしろう)
2012-06-27 21:11:48
もっともっとすごい人、たくさんいますよー。
仕事に追われて時間がないというのはちょっとつらいですね・・・。
トレーニングはしなくても、ときどき山には行きたいですね。
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ゆーたろうさん (ぴよしろう)
2012-06-27 21:24:32
今回は時間制限がハードでした。
ゆー太郎さんならちょっと長く歩く練習したらすぐ行けると思いますよー。
麦汁・・・実はまだデポしてあります・・・というかある場所に残ってます(笑)
今週か来週、回収にいかなくちゃいけません。
そのうちまた登山&焼肉しましょうね!
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nabeさん (ぴよしろう)
2012-06-27 21:30:39
ハードプレイ・・・怪しい響きですね(笑)
次回は札幌の予定ですが・・・
十勝連峰にも、この夏数名で遠征したいと思ってます。
もしかしたら2回くらい行くかもです(^^;)
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mottiさん (ぴよしろう)
2012-06-27 21:33:14
夜中はクマが怖いんですよね。
ただ、音を出してゆっくり移動するとまずクマには会いませんね、経験上。
今度、昼夜逆転登山とかしましょうか(笑)
冒険ってことで!
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Unknown (TAMA)
2012-06-28 20:47:55
おおー、相変わらず素晴らしい企画です。
最近の週刊文春のように飛ばしてますねぇ~
それにしても凄い体力です。
しつこいようですが、是非、ハセツネに参戦して下さい。
サロマ100kmも軽く完走出来ると思いますよ。
ではでは。
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TAMAさん (ぴよしろう)
2012-06-29 00:30:36
すいません・・・自分はそんなに体力ないです(苦笑)
できる範囲でだらだらと長距離を楽しんでいるだけです。
本物のトレイルランナーや山岳レースをやっている方とは鍛え方も実力も大きな開きがあります。
なので、今後も自分の楽しめる範囲で自分が超えることができるハードルを設定してチャレンジしたり楽しんだりしたいと思ってます。
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