先週昆布岳に行ったら、またニセコ連峰を歩きたくなりました。
ニセコは一昨年にtarumae-yamaさんと朝日温泉から五色温泉まで縦走したり、沼巡りをしたことがあります。
で、今回の企画はこれです。
雷電温泉郷の海岸から雷電山に登り、岩内岳、目国内岳を縦走し、新見峠を越えてニセコ連山を縦走・・・
帰りはあらかじめ神仙沼レストハウスに仕込んだ自転車で岩内に下り、最後はバスで雷電温泉に戻る、という企画です。
本当は自転車でスタート地点まで戻りたかったのですが・・・途中の古くて長いトンネルには歩道がありません。
おまけに狭いトンネルなので、自転車だと車にはねられそうで怖くて・・・当日急遽バスに乗る作戦に変更。
このバスの最終が19:22なので、この時間までに岩内のバスターミナルに到着する必要があります。
そして前日は家を出るのがついつい遅れました。 ←いつものことか(笑)
自転車の仕込みのほか、新見峠&チセとニトのコルに麦汁を仕込んでたら・・・雷電温泉到着は夜中の2時(涙)
やっぱり2時間以上は寝たいので、4時半にめざましをセットします。
↓今回車を止めた駐車場のトイレですが・・・十字架を見て教会かと思いましたね。ええ。(笑)
朝起きて麦汁を飲みながら、ぼーっとしてサンドイッチなどを食べ・・・そしてのろのろ身支度。
5時18分、フナ虫がむちゃくちゃ多くてキモかったですが、海の水をなめたあと麦汁を飲み干し、出発です!
実は計画段階ではアンヌプリまで行けたらなあ、と思ってましたが・・・この時間だともう無理です(苦笑)
バス時間を考えると、自転車を止めてある神仙沼レストハウスに18時くらいに到着する必要があります。
そうすると活動できるのは12時間半くらい。
あとはこの時間内でどこまでいけるか・・・です。
で、まずは林道をゆっくりジョグで朝日温泉へ向かいます。
朝日温泉は閉鎖中なので、道路も海から約1kmの地点で閉鎖されてます。
朝日温泉には6:05到着です。
前にtarumae-yamaさんと来た時は、ここを4時に出発でしたから、それと比べ2時間の遅れです。
あの時は18時に五色温泉到着でしたから、ペースを上げていかないとだめです。
なのでここから少しがんばって登ります。
しかし・・・この登山道、めちゃめちゃ歩きにくいです!
木の根が多い上に、朝日温泉が休業中なせいで登る人が少ないのか、草がかぶって足元が見えません。
ぴよしろう、この登山道に3回ほど足払いをくらい、転倒させられました(涙)
↓これは見えてますが・・・草の中にたくさんのトラップが隠されてます。
おまけに草が濡れて、ズボンも靴もぐちょぐちょです・・・。
↓雷電山は・・・今回も雲の中です。
前雷電には7:57に到着。
ここまでで、きつい登りはいったん終了なので、麦汁休憩にします。
↓景色が見えないので(苦笑)
前にtarumae-yamaさんと来た時もそうだったのですが、靴の中が濡れてぐちゃぐちゃなので靴下を絞ります。
そして雷電山には8:13、海から2時間55分かかって到着です。
ここでも景色が見えなくてつまんないし、時間もないのでちょっと休憩して先へ進むことに。
で、雷電山を越えてしばらくすると・・・いままで意地悪だった登山道が急にやさしく、歩きやすくなります。
なので、ここからはラン&ウオークに切り替えてペースを上げます!
↓今回もうっすらと幻想的に見えた五ツ沼。
↓途中に花が咲いていて、ちょっと癒されました。
ペースを上げるとクマに会う確率が上昇するように思うので、クマ笛を鳴らしまくって進みました(笑)
で、少しずつガスが晴れて・・・岩内岳には9:22に到着。
雷電から約1時間、海から4時間4分かかった計算です。
山頂手前で女性2人、山頂で男性2名と、やっと人に会うようになりました。
ここでまた麦汁飲んで休憩です。
↓ちょっとだけ海が見えました。
人に会ったらなんだかちょっと安心。
視界も確保できたのでここからはクマ笛はやめます。
そして、途中で会った方にも「すばらしかったから楽しんで!」って言われましたが、
目国内とのコルの沼のあたりは花が咲きまくって、ほんとにきれいでした!
↓花の名前は知らないのですが、オレンジのカンゾウ?とか紫の花とか・・・きれいでしたね。
↓途中の登山道にもチングルマが。
次の目国内岳には10:42到着。
↓いったん晴れかかったのに・・・またガスです・・・おまけに寒いし(涙)
ここではちょっとだけ休憩して、とっとと新見峠に向かいます。
途中、20人くらいの結構高齢な団体さんとすれ違いました。
せっかく来たのに・・・何も見えなさそうで気の毒ですね。
↓前目国内もガスで・・・つまんないのでただ通過。
新見峠に降りる途中、今度は若いトレイルランナーと遭遇。
五色温泉から雷電山まで行って戻ってくるそうです。
ここまで3時間だそうで・・・早いですね。
でも、話していて思ったのですが・・・彼らはピークに行くよりも、走ることが基本なんですね。
走りやすいコースを選択するので、ニトやチセ、シャクナゲなんかはパスなんでしょう。
やっぱり彼らは自分たち登山者とは違うんだなー、と思ったりしました。
で、新見峠には11:40に到着。
ここまで海から約22kmで6時間22分。
前回はここに11:56に到着だったので、ここまでで遅く出た分の2時間のビハインドを取り返した計算です。
そしてここに仕込んでおいた麦汁とスポドリを回収し、麦汁休憩です(笑)
↓この銀色の保冷パックに冷たい麦汁が・・・\(^_^)\
麦汁を飲んで休憩していると、先ほど岩内岳の山頂で会った方が。
聞くと小樽から来ている方で、北海道山メーリングリストに加入されているそうです。
いろいろ楽しくお話しさせていただきましたが、そのなかで印象的だったのが、
「昔は小樽にもゴツイのがたくさんいたんだけど、栄養状態が悪かったからみんな足をやられたんだよね」
というお話しです。
自分より20歳くらい年上なので、戦時中の生まれなのでそうなんでしょう。
今の時代ならそう心配はないと思いますが、意識していろいろな栄養を取ろうという気持ちになりました。
で、あまりゆっくりしてらんないなーと思い、16~17分休憩して出発。
白樺山へ向かいます!
そして、また快調に登っていったのですが・・・山頂近くになって急に足が攣りそうになります。
ほんとに急にです!
↓白樺へ向かう登山道。いきなり失速(涙)
で、よく考えてみるとお腹が減っていたのですが、出発してから食事をろくにとってません。
もしかして・・・ガス欠・・・グリコーゲンがもうないのかも・・・。
急激に失速して、のろのろと白樺山に向い、山頂付近でおにぎり大2個とお菓子を食べます。
でもいったんこの状態になると、なかなか回復しないと聞いたことがあります。
なんだかもうやる気がなくなって・・・そのまま自転車を置いてあるレストハウスに向かおうかと思います。
もうほんとに、がっかりしてへろへろ歩いていると・・・3人が休憩しています。
ちょっとお話しすると「もしかしてブログやってません?ぴよしろうさん?」と言われびっくり!
前にブン吉と春香山に行った時に会った、mixiでもマイミクのu46さんでした!
↓u46さん(左)とぴよしろう。自分、転倒しまくりでシャツがきたないですね(苦笑)
途中すれちがった若い方が走って忘れ物を取りに行くって言ってましたが、その方を待っていたようです。
そして一緒にいた方もブログを見ていたくれたようで、うれしかったです!
ちょうど自分のことが話題になっていたようで・・・うわさをすれば影っていいますがホントなんですね(笑)
↓忘れ物を取りに行っていた方も戻って・・・u46さんご一行全員です。
新見峠からシャクナゲ岳に行き、神仙沼に行くそうです。
山で会う方には、何度でも会うもんですね。
ぴよしろう、この出会いで元気でました!
そして足も休憩して6~7割方回復です。
みなさんありがとうございます!
その後はパスしようと思っていたシャクナゲ岳へ行き、そのあと一気に下ってチセヌプリに向かいます。
↓シャクナゲ頂上。14:01に到着。
チセの登山道に入ったあたりで「フュー!」とかいう雄叫びが遠くから聞こえました。
振り返るとシャクナゲの方なので、たぶんu46さんたちが到着したんだと思います。
こちからも思いっきり叫ぼうかと思ったのですが・・・年甲斐もなく恥ずかしいのでやめました(笑)
そして登りに苦しみながら、チセヌプリの頂上には14:54到着。
ちょっと休憩して、麦汁を仕込んであるニトとのコルの駐車場へ向かいます。
ああ・・・冷たい麦汁が楽しみです・・・。
岩だらけの斜面を降りて、麦汁を仕込んだ場所に行くと・・・あれ、保冷バッグが見えやすくなってます?
で、中を開けてみると・・・な、なんと・・・む・・・麦汁がない!
・・・どうやら盗まれたようです・・・(涙)
あまりにも適当な場所に仕込んだ自分がいけなかったんですね・・・。
でも、スポドリは残しておいてくれたので、なんとかこの後の水は不足しませんが・・・でも・・・悲しい。
大きな悲しみを胸にニトへ向かいます・・・。 ←おおげさ(笑)
↓泣きながらニトへ・・・でも運転までの時間が迫ってたので、神様が飲まないように計らってくれたかも(笑)
ニトの頂上には16:12到着。
ここからチャリの場所までは8kmくらいはあります。
イワオヌプリも・・・時間が無くて残念ながら断念するしかありません・・・。
↓ニトの頂上から今日いけなかったアンヌプリとイワオヌプリが・・・。次回こそ早起きして行きたいですね。
このあとは、ニトをトコトコ下ってイワオヌプリの下へ。
あとは大沼の横を抜けて神仙沼に向かいます。
↓夕方の誰もいない大沼。クマが出ないかと・・・ちょっと怖かったです。
で、このコース、トレラン向きですね。
かなり走りやすいです。 ←自分はへろへろジョグ&ウオークでしたが(苦笑)
大谷地の木道を抜けて、舗装道路へ。
神仙沼には是非行きたかったのですが・・・これも時間切れ・・・。
最後は舗装道路を進んで、18:03、神仙沼レストハウスへ到着。
なんとかほぼ予定どおりに到着できました。
↓娘が小学生の時に乗ってた自転車。「お下がり」ならぬ「お上がり号」です(笑)
12時間46分、沿面距離39.4km、登り累積標高3868mでした。
出遅れとバスの最終までの制約で時間が足りなかったのが残念です。
もう少し早く出発できればイワオヌプリや神仙沼にも行けました・・・。
この後は標高800mから海岸までの自転車ダウンヒルです。
濡れたTシャツを脱いで、長袖の上にジャケットを着て防寒対策もばっちり。
ほとんど漕がずに滑り降りるように進みます。
途中、目国岳内や岩内岳など今日登った山が見え、その向こうに夕日が沈んで・・・。
すばらしい景色に癒されながら岩内へ。
バスターミナルには19時ちょっと前に無事到着できました。
時間不足で残念でしたが、楽しかったです。
自転車で戻る方法だと、雷電温泉郷からニセコの縦走は早い時間に出発しないとなかなか厳しいですね。
来年の7月上旬あたり、2時半頃の出発でイワオとアンヌプリも加えてチャレンジしたいと思います。
GPSトラックです。
↓クリックで拡大
↓クリックで拡大
【おまけ・・・ニセコバスで】
岩内のバスターミナルの窓口で「雷電温泉行きはどこからでしょうか?」と聞くと・・・
「○○(←よく聞き取れない)温泉ですね。670円で3番です」と言われますが・・・なんか行き先が変です。
キップを買ったあとで再度確認すると、向こうには盃温泉と聞こえたようで、キップを払い戻しします。
で、今度は雷電温泉郷まで530円と言われ、キップを再度購入しました。
↓ターミナルの中の様子。こじんまりしてました。
まだ時間があるので、うろうろしていると「お客さん!」と呼び止められます。
「このバスは最終便ですが、雷電温泉は今は日帰り入浴しかやってませんよ。大丈夫ですか?」と訊かれます。
「あ、山登るのに車を置きっぱなしにしてあるので取りに行くんです。大丈夫です」と答えます。
すると、「どこに車を止めたんですか?」というので「朝日温泉の入り口の道路です」と答えると、
「ちょっと待ってください。・・・あ、それならひとつ手前の雷電温泉口バス停でいいですね。490円ですね。」
・・・ということで、また払い戻して3回目のキップ購入・・・(笑)
いろいろご心配いただき、ありがとうございますm(_ _)m
で、バスに乗って、うとうとしているうちに・・・真っ暗な雷電温泉口に到着。
バスを降りてまわりを見ると・・・ん・・・まわりに何もありません!
あせってGPSを確認すると、駐車場所は1km以上先のトンネルの向こう・・・・(涙)
で、地図を確認すると朝日温泉の入り口って、2ヵ所あるんですね。
自分が車を置いたのは奥の方ですが、バス会社の方は手前の方だと思っちゃったんですね。
最後にトンネルを1km、おまけで歩かせていただきました(涙)
でも、歩道のある新しいトンネルでよかった・・・。
↓歩いたトンネル。さすがにもう気力がなくて・・・のろのろと歩きましたね(苦笑)
(おしまい)
平成24年のニセコ全山縦走はこちら → シュウさんとニセコ連峰全山縦走(麦汁純登山) 平成24年6月16日(土)
ニセコは一昨年にtarumae-yamaさんと朝日温泉から五色温泉まで縦走したり、沼巡りをしたことがあります。
で、今回の企画はこれです。
雷電温泉郷の海岸から雷電山に登り、岩内岳、目国内岳を縦走し、新見峠を越えてニセコ連山を縦走・・・
帰りはあらかじめ神仙沼レストハウスに仕込んだ自転車で岩内に下り、最後はバスで雷電温泉に戻る、という企画です。
本当は自転車でスタート地点まで戻りたかったのですが・・・途中の古くて長いトンネルには歩道がありません。
おまけに狭いトンネルなので、自転車だと車にはねられそうで怖くて・・・当日急遽バスに乗る作戦に変更。
このバスの最終が19:22なので、この時間までに岩内のバスターミナルに到着する必要があります。
そして前日は家を出るのがついつい遅れました。 ←いつものことか(笑)
自転車の仕込みのほか、新見峠&チセとニトのコルに麦汁を仕込んでたら・・・雷電温泉到着は夜中の2時(涙)
やっぱり2時間以上は寝たいので、4時半にめざましをセットします。
↓今回車を止めた駐車場のトイレですが・・・十字架を見て教会かと思いましたね。ええ。(笑)
朝起きて麦汁を飲みながら、ぼーっとしてサンドイッチなどを食べ・・・そしてのろのろ身支度。
5時18分、フナ虫がむちゃくちゃ多くてキモかったですが、海の水をなめたあと麦汁を飲み干し、出発です!
実は計画段階ではアンヌプリまで行けたらなあ、と思ってましたが・・・この時間だともう無理です(苦笑)
バス時間を考えると、自転車を止めてある神仙沼レストハウスに18時くらいに到着する必要があります。
そうすると活動できるのは12時間半くらい。
あとはこの時間内でどこまでいけるか・・・です。
で、まずは林道をゆっくりジョグで朝日温泉へ向かいます。
朝日温泉は閉鎖中なので、道路も海から約1kmの地点で閉鎖されてます。
朝日温泉には6:05到着です。
前にtarumae-yamaさんと来た時は、ここを4時に出発でしたから、それと比べ2時間の遅れです。
あの時は18時に五色温泉到着でしたから、ペースを上げていかないとだめです。
なのでここから少しがんばって登ります。
しかし・・・この登山道、めちゃめちゃ歩きにくいです!
木の根が多い上に、朝日温泉が休業中なせいで登る人が少ないのか、草がかぶって足元が見えません。
ぴよしろう、この登山道に3回ほど足払いをくらい、転倒させられました(涙)
↓これは見えてますが・・・草の中にたくさんのトラップが隠されてます。
おまけに草が濡れて、ズボンも靴もぐちょぐちょです・・・。
↓雷電山は・・・今回も雲の中です。
前雷電には7:57に到着。
ここまでで、きつい登りはいったん終了なので、麦汁休憩にします。
↓景色が見えないので(苦笑)
前にtarumae-yamaさんと来た時もそうだったのですが、靴の中が濡れてぐちゃぐちゃなので靴下を絞ります。
そして雷電山には8:13、海から2時間55分かかって到着です。
ここでも景色が見えなくてつまんないし、時間もないのでちょっと休憩して先へ進むことに。
で、雷電山を越えてしばらくすると・・・いままで意地悪だった登山道が急にやさしく、歩きやすくなります。
なので、ここからはラン&ウオークに切り替えてペースを上げます!
↓今回もうっすらと幻想的に見えた五ツ沼。
↓途中に花が咲いていて、ちょっと癒されました。
ペースを上げるとクマに会う確率が上昇するように思うので、クマ笛を鳴らしまくって進みました(笑)
で、少しずつガスが晴れて・・・岩内岳には9:22に到着。
雷電から約1時間、海から4時間4分かかった計算です。
山頂手前で女性2人、山頂で男性2名と、やっと人に会うようになりました。
ここでまた麦汁飲んで休憩です。
↓ちょっとだけ海が見えました。
人に会ったらなんだかちょっと安心。
視界も確保できたのでここからはクマ笛はやめます。
そして、途中で会った方にも「すばらしかったから楽しんで!」って言われましたが、
目国内とのコルの沼のあたりは花が咲きまくって、ほんとにきれいでした!
↓花の名前は知らないのですが、オレンジのカンゾウ?とか紫の花とか・・・きれいでしたね。
↓途中の登山道にもチングルマが。
次の目国内岳には10:42到着。
↓いったん晴れかかったのに・・・またガスです・・・おまけに寒いし(涙)
ここではちょっとだけ休憩して、とっとと新見峠に向かいます。
途中、20人くらいの結構高齢な団体さんとすれ違いました。
せっかく来たのに・・・何も見えなさそうで気の毒ですね。
↓前目国内もガスで・・・つまんないのでただ通過。
新見峠に降りる途中、今度は若いトレイルランナーと遭遇。
五色温泉から雷電山まで行って戻ってくるそうです。
ここまで3時間だそうで・・・早いですね。
でも、話していて思ったのですが・・・彼らはピークに行くよりも、走ることが基本なんですね。
走りやすいコースを選択するので、ニトやチセ、シャクナゲなんかはパスなんでしょう。
やっぱり彼らは自分たち登山者とは違うんだなー、と思ったりしました。
で、新見峠には11:40に到着。
ここまで海から約22kmで6時間22分。
前回はここに11:56に到着だったので、ここまでで遅く出た分の2時間のビハインドを取り返した計算です。
そしてここに仕込んでおいた麦汁とスポドリを回収し、麦汁休憩です(笑)
↓この銀色の保冷パックに冷たい麦汁が・・・\(^_^)\
麦汁を飲んで休憩していると、先ほど岩内岳の山頂で会った方が。
聞くと小樽から来ている方で、北海道山メーリングリストに加入されているそうです。
いろいろ楽しくお話しさせていただきましたが、そのなかで印象的だったのが、
「昔は小樽にもゴツイのがたくさんいたんだけど、栄養状態が悪かったからみんな足をやられたんだよね」
というお話しです。
自分より20歳くらい年上なので、戦時中の生まれなのでそうなんでしょう。
今の時代ならそう心配はないと思いますが、意識していろいろな栄養を取ろうという気持ちになりました。
で、あまりゆっくりしてらんないなーと思い、16~17分休憩して出発。
白樺山へ向かいます!
そして、また快調に登っていったのですが・・・山頂近くになって急に足が攣りそうになります。
ほんとに急にです!
↓白樺へ向かう登山道。いきなり失速(涙)
で、よく考えてみるとお腹が減っていたのですが、出発してから食事をろくにとってません。
もしかして・・・ガス欠・・・グリコーゲンがもうないのかも・・・。
急激に失速して、のろのろと白樺山に向い、山頂付近でおにぎり大2個とお菓子を食べます。
でもいったんこの状態になると、なかなか回復しないと聞いたことがあります。
なんだかもうやる気がなくなって・・・そのまま自転車を置いてあるレストハウスに向かおうかと思います。
もうほんとに、がっかりしてへろへろ歩いていると・・・3人が休憩しています。
ちょっとお話しすると「もしかしてブログやってません?ぴよしろうさん?」と言われびっくり!
前にブン吉と春香山に行った時に会った、mixiでもマイミクのu46さんでした!
↓u46さん(左)とぴよしろう。自分、転倒しまくりでシャツがきたないですね(苦笑)
途中すれちがった若い方が走って忘れ物を取りに行くって言ってましたが、その方を待っていたようです。
そして一緒にいた方もブログを見ていたくれたようで、うれしかったです!
ちょうど自分のことが話題になっていたようで・・・うわさをすれば影っていいますがホントなんですね(笑)
↓忘れ物を取りに行っていた方も戻って・・・u46さんご一行全員です。
新見峠からシャクナゲ岳に行き、神仙沼に行くそうです。
山で会う方には、何度でも会うもんですね。
ぴよしろう、この出会いで元気でました!
そして足も休憩して6~7割方回復です。
みなさんありがとうございます!
その後はパスしようと思っていたシャクナゲ岳へ行き、そのあと一気に下ってチセヌプリに向かいます。
↓シャクナゲ頂上。14:01に到着。
チセの登山道に入ったあたりで「フュー!」とかいう雄叫びが遠くから聞こえました。
振り返るとシャクナゲの方なので、たぶんu46さんたちが到着したんだと思います。
こちからも思いっきり叫ぼうかと思ったのですが・・・年甲斐もなく恥ずかしいのでやめました(笑)
そして登りに苦しみながら、チセヌプリの頂上には14:54到着。
ちょっと休憩して、麦汁を仕込んであるニトとのコルの駐車場へ向かいます。
ああ・・・冷たい麦汁が楽しみです・・・。
岩だらけの斜面を降りて、麦汁を仕込んだ場所に行くと・・・あれ、保冷バッグが見えやすくなってます?
で、中を開けてみると・・・な、なんと・・・む・・・麦汁がない!
・・・どうやら盗まれたようです・・・(涙)
あまりにも適当な場所に仕込んだ自分がいけなかったんですね・・・。
でも、スポドリは残しておいてくれたので、なんとかこの後の水は不足しませんが・・・でも・・・悲しい。
大きな悲しみを胸にニトへ向かいます・・・。 ←おおげさ(笑)
↓泣きながらニトへ・・・でも運転までの時間が迫ってたので、神様が飲まないように計らってくれたかも(笑)
ニトの頂上には16:12到着。
ここからチャリの場所までは8kmくらいはあります。
イワオヌプリも・・・時間が無くて残念ながら断念するしかありません・・・。
↓ニトの頂上から今日いけなかったアンヌプリとイワオヌプリが・・・。次回こそ早起きして行きたいですね。
このあとは、ニトをトコトコ下ってイワオヌプリの下へ。
あとは大沼の横を抜けて神仙沼に向かいます。
↓夕方の誰もいない大沼。クマが出ないかと・・・ちょっと怖かったです。
で、このコース、トレラン向きですね。
かなり走りやすいです。 ←自分はへろへろジョグ&ウオークでしたが(苦笑)
大谷地の木道を抜けて、舗装道路へ。
神仙沼には是非行きたかったのですが・・・これも時間切れ・・・。
最後は舗装道路を進んで、18:03、神仙沼レストハウスへ到着。
なんとかほぼ予定どおりに到着できました。
↓娘が小学生の時に乗ってた自転車。「お下がり」ならぬ「お上がり号」です(笑)
12時間46分、沿面距離39.4km、登り累積標高3868mでした。
出遅れとバスの最終までの制約で時間が足りなかったのが残念です。
もう少し早く出発できればイワオヌプリや神仙沼にも行けました・・・。
この後は標高800mから海岸までの自転車ダウンヒルです。
濡れたTシャツを脱いで、長袖の上にジャケットを着て防寒対策もばっちり。
ほとんど漕がずに滑り降りるように進みます。
途中、目国岳内や岩内岳など今日登った山が見え、その向こうに夕日が沈んで・・・。
すばらしい景色に癒されながら岩内へ。
バスターミナルには19時ちょっと前に無事到着できました。
時間不足で残念でしたが、楽しかったです。
自転車で戻る方法だと、雷電温泉郷からニセコの縦走は早い時間に出発しないとなかなか厳しいですね。
来年の7月上旬あたり、2時半頃の出発でイワオとアンヌプリも加えてチャレンジしたいと思います。
GPSトラックです。
↓クリックで拡大
↓クリックで拡大
【おまけ・・・ニセコバスで】
岩内のバスターミナルの窓口で「雷電温泉行きはどこからでしょうか?」と聞くと・・・
「○○(←よく聞き取れない)温泉ですね。670円で3番です」と言われますが・・・なんか行き先が変です。
キップを買ったあとで再度確認すると、向こうには盃温泉と聞こえたようで、キップを払い戻しします。
で、今度は雷電温泉郷まで530円と言われ、キップを再度購入しました。
↓ターミナルの中の様子。こじんまりしてました。
まだ時間があるので、うろうろしていると「お客さん!」と呼び止められます。
「このバスは最終便ですが、雷電温泉は今は日帰り入浴しかやってませんよ。大丈夫ですか?」と訊かれます。
「あ、山登るのに車を置きっぱなしにしてあるので取りに行くんです。大丈夫です」と答えます。
すると、「どこに車を止めたんですか?」というので「朝日温泉の入り口の道路です」と答えると、
「ちょっと待ってください。・・・あ、それならひとつ手前の雷電温泉口バス停でいいですね。490円ですね。」
・・・ということで、また払い戻して3回目のキップ購入・・・(笑)
いろいろご心配いただき、ありがとうございますm(_ _)m
で、バスに乗って、うとうとしているうちに・・・真っ暗な雷電温泉口に到着。
バスを降りてまわりを見ると・・・ん・・・まわりに何もありません!
あせってGPSを確認すると、駐車場所は1km以上先のトンネルの向こう・・・・(涙)
で、地図を確認すると朝日温泉の入り口って、2ヵ所あるんですね。
自分が車を置いたのは奥の方ですが、バス会社の方は手前の方だと思っちゃったんですね。
最後にトンネルを1km、おまけで歩かせていただきました(涙)
でも、歩道のある新しいトンネルでよかった・・・。
↓歩いたトンネル。さすがにもう気力がなくて・・・のろのろと歩きましたね(苦笑)
(おしまい)
平成24年のニセコ全山縦走はこちら → シュウさんとニセコ連峰全山縦走(麦汁純登山) 平成24年6月16日(土)
いつも長距離の山歩きには驚かされます!
僕も日帰りでニセコを縦走しようと何度か考えたときがありましたが、
車の回収をどうするかで、面倒になっていつもやめてしまいます。
こういう方法はいいですね。参考にさせてもらいます。
それにしても草むらに隠してあるビールを勝手に盗み飲む人がいるんですね。
ちょっとビックリです!
しかも自転車の距離も長い!!
最後に泳ぎが入ったら超人トライアスロンですね(笑)
それにしてもデポしてあるものを盗むとはひどい人がいるものですね。
山ではそんな悪い奴がいないと信じて、みんな荷物をデポするのに・・・。
相変わらずのすごい距離に驚きます(苦笑)
次回からは泳ぎが入るのを楽しみにしています(笑)
そのうちニセコの縦走にチャレンジしたいなぁと思っていましたが今回の記事を見てやる気喪失しました(笑)
そういえば少し前に天人峡~トムラウシ日帰り登山決行しまして、なんとか帰ってきました。
僕もガス欠に状態になったりして、あの時はきつかったです…。ちょっと山とは距離を置こうかなと思ったり。
がしかし週末になると行かずにはいられないんですよね、やはり短い北海道の夏山。
ガンガン行きたいと思います!
職場のabe君という人のお友達が縦走してチャリで帰ったと言うのを聞いて、今回やってみました。
で、あおフクロウさんと違って自分はチャリの登りは全然だめなので、岩内までほぼ下りオンリーな神仙沼レストハウスをチャリのスタート地点にしました。
あおフクロウさんなら五色温泉から岩内に自転車で行くのも大丈夫かもしれませんね。
でも最後に泳ぎを入れるって・・・面白いかも(爆)
で、麦汁盗難は確かに悲しかったですね。
でもまあ自分もちょっといいかげんな置き方したので仕方ないと思ってます。
次回からもうちょっと上手に隠しますね(笑)
でも、苫小牧から樽前、風不死を越えて、支笏湖に着いたら泳いで渡る・・・なんてできたらすごいなー、とか思ったりしました。
・・・たぶん死にますが(苦笑)
少し前にたいがーさんの札幌岳に登ったブログを発見して喜んでたのですが、その後がなかったのであまり山にいってないのかな・・・と思ってました。
・・・が、しかし!
天人峡からトムラウシをやったんですね!
じゃあ、自分とほぼ同じですよー。
ニセコもやってください!
そして・・・羊蹄山チャレンジ、一緒に行きます?
最後は左膝の痛さで泣きましたが、一緒したこのコース、懐かしいです。
もう、絶対私には出来ない(膝痛の再発が怖いから)長距離の登山です。
それにしても、ぴよしろうさんのエネルギー源を盗む登山者がいるのは悲しいです。
昨日の富良野岳で一緒したKさんに、カミホロ荘にあった登山地図(俯瞰図)でぴよしろうさんの十勝連峰全山日帰り縦走を説明したところでした。
次回の報告を楽しみにしています。
このコースはやっぱりいいです。
これからも時々行きたいと思ってます。
膝はやっぱりすぐ痛み出すのでしょうか?
残念ですね・・・。
今週も山に行くつもりだったんですが・・・急遽土日とも仕事が入りました・・・(涙)
今年も十勝連峰全山縦走、やりたいですね。