ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

藻岩山から砥石山、空沼岳へ 平成26年8月17日(日)

2014-08-20 23:47:19 | 定山渓方面・夏山
前の週の支笏湖1周のあと、なかなか体の疲れが抜けませんでした。
どうも「走る」と疲れが蓄積するようです。(自分の場合は走るといってもスロージョグですが・・・)
なので、今週は走らず、歩き倒して藻岩山、砥石山、空沼の3山を登ることにしました。



で、今回の企画では、山仲間のたいがーさんが開拓したルートを活用しました。
これは、砥石山山頂近から観音沢林道に藪漕ぎするルートで、砥石山と簾舞をつなぐものです。

↓これが「たいがールート」。砥石山から簾舞に行けたりします。約300mの藪漕ぎです(^^;)


八垂別の方からだと林道と接続しているらしいのですが、かなり遠回り。これは有効なルートです。
このほか、あおフクロウさんもこの林道の違う枝道から山頂に行っています

で、今回のスタートは、久々の地下鉄澄川駅の深夜0時(笑)

↓実際は0時ちょっと前に出ました。まあ、0時までただ待ってるのも面倒なので。


そして、夜の街を歩き出すと・・・なんだか不思議とウキウキした気持ちになりました(笑)

↓ミュンヘン大橋のところ。


途中のコンビニ2軒で麦汁を買って飲み歩き・・・
店の前でバナナ3本とか買って一気食いしました。

↓サントリーモルツのサマードラフト。このビールも初めて飲みましたがなかなかでした。


石山通からのんびりと歩いて藻岩山スキー場に向かい、スキー場登山口には、0時52分到着。
澄川から約1時間かかった計算です。

↓雪友荘のとなりのスキー場コース登山口。


ここでストックを出し、虫除けスプレーを体にかけて、ヘッドランプを装着。
のんびり焦らずに登りました。

途中、怖い話をテレビでやっていたのを思い出してちょっとビビリ・・・ ←おこちゃまですね(苦笑)
スキーの神様の神社にお参りしてご加護をお願いして登り・・・山頂には2時3分に到着。
山頂にはいつもどおりのすばらしい夜景が広がっていました。

↓やっぱりきれいですね。山頂独り占め状態でした。←丑三つ時なのであたりまえですね(苦笑)


ここでしばらく夜景を見ながら麦汁をいただき、休憩しました。

↓登山者休憩所にも入り、トイレを借りました。深夜でも利用できるんですね。


で、2時半ちょっと前に小林峠に向かって出発すると・・・「熊出没」の看板が目に入りました。

↓完全にこれから進むほうですね(苦笑)


「いやだなー」と思いながら、カウンターアソールトをホルダーから取り出す練習をしました(苦笑)

T6分岐では、また麦汁飲んで休憩。
熊が怖いので、風鈴のようにカウベルを鳴らし続けました(^^;)
でも、なんだか今日は休憩だらけですね(苦笑)
飲み終わったら、熊鈴とカウベル計3つを鳴らしまくって小林峠に向かいました。

で、小林峠には、空が明るくなり始める4時4分に到着。
そのまま砥石山の登山口に入りました。

↓まだちょっと暗い砥石山登山口。


歩き始めると、木々の間から朝日が見えました。



途中で麦汁休憩を取りながら登り、だんだん眠くてへろへろになりましたが、山頂には6時25分に到着。



↓定山渓神威岳と烏帽子。ここから2つの山を見ると、いつもちょっと心が揺さぶられます。不思議です。


ここで麦汁を飲もうと思いましたが、たいがールートの藪漕ぎが不安なのでぐっと我慢。 ←えらい(笑)
20分ほど休憩してからスマホのGPSを頼りに、たいがールートへ突入。

ここは春にシュウさんと突入したことがあって、そのときはたいしたことなく感じたのですが・・・
今回はちょっとだけ奥にずれたせいか、夏になってつるなどが増えたせいか、かなり突破に時間がかかりました。

↓なかなかハードな藪漕ぎでした。少し植生を見てルートの取り方を考えるべきでした。


途中で何度も転倒して服が泥で汚れて靴も小沢で濡れて・・・なんかちょっと疲れたり悲しかったり(苦笑)
たった300mに22分もかかってやっと藪を突破。
やっぱり藪漕ぎは甘くないですね(苦笑)

↓やっと見えた林道。うれしかったです(苦笑)


林道に出ると、天気もよくて暖かくて・・・ちょっと気分がよかったです。

↓林道は快適でした。もう安心して麦汁が飲めました(笑)・・・熊の糞はありましたが(汗)


林道を降りて、国道230号線には8時54分に到着。
山頂から約2時間かかった計算です。

↓230号線。豊栄山(Fu'sスキー場の山)や焼山、盤の沢山、札幌岳などが見えました。


ここでちょっとセブンイレブンに寄り道し、ブリトーやから揚げなどを食べ、麦汁を補給して休憩しました。
途中に店があると助かりますね。

そのあとは、豊栄山、焼山を左に見ながら、簾舞川沿いを南下していきます。

↓左にスキー場のある豊栄山。


↓兜岩が右手に見えてきました。


↓セブンイレブンから兜岩までの約6kmに約1時間半。10時40分に到着。のろのろです(^^;)


230号線から林道終点の万計沼まで約15kmあるのですが、これが長かった(苦笑)
途中で麦汁を飲みながら歩いていると、暑くて暑くて、そして寝不足で朦朧としてきました。
無理してヨロヨロと睡眠歩行に突入してはわれに返り・・・という感じで歩いていましたが・・・
途中でベンチとテーブルを発見したところで、そこに倒れこむように座り、しばらく爆睡しました。

30分近く寝ると目が覚めて、だいぶすっきりしました。
そこからまた長い長い林道を登り・・・13時36分、やっとこ万計沼に到着しました。

↓沼を見ながら休憩。麦汁がうまかったですね。


国道のセブンイレブンからここまでなんと4時間15分もかかりました(涙)
まあ、睡眠時間や休憩込みで平均時速約4km弱なので、歩きとしてはまあこんなところなのかもしれません。

↓万計山荘では、管理の皆さんがお掃除などをされていました。


万計沼では30分近く休憩しました。
ここは、本当にいいところで、いると心が和みます。

しばらく休んだら元気が出てきたので、たくさんの人が下山する中、山頂へ向かいました。

↓真簾沼。ここもきれいですね。


空沼からはカラフルな服装をした山ガールもたくさん降りてきました。
若い男性も多く、おしゃれな格好をしていますね。

途中、「これから登るんですか?」と若い男性に聞かれましたが・・・にっこりして「はい!」と答えました(笑)
なんか、いつもこんなふうに聞かれるなー、と思いながら歩き、空沼の山頂には14時59分に到着。

↓漁岳に雲が押し寄せてきて・・・支笏湖方面は見えませんでした。


↓左に砥石山。中央に藻岩山。その右側の方がスタート地点の澄川なんでしょうね。


山頂は風がなく、暖かくて気持ちよくてずっといたくなりました(笑)
山頂独り占め状態でのんびりしていると、かわいいお客さんが。

↓シマリスがちょろちょろと2匹。登山者が落とした食べ物をあさりに来たようです。


もっとゆっくりしたかったのですが、もういい時間なので、20分ほどして下山しました。
万計沼には16時41分に戻りましたが、もう沼には誰もいませんでした。

↓風もなくて沼が鏡のようになっていました。ここは本当に素敵な沼です。


またここで最後の麦汁をいただき、のんびりしました。
本当に落ち着く感じで、「ずっとここにいたいなー。泊まりたいなー。」という気持ちになりました。
昔、仕事を休んで平日に来たことがありましたが、暖かくて気持ちよくて、ずっとここにいたくなりました。
今日もそんな感じでした。

山荘に入ってちょっぴり寄付してから2階に上がり・・・冬にもスキーで泊まりたい気持ちになりました。

↓2階の右手側。いい感じの山小屋ですね。


で、あんまりのんびりしてると夜になってしまうので、17時前に下山することにします。

降りていくと、だんだん日が傾いてきて、薄暗くなってきました。
暗くなるといやなので、仕方なく、最後の方はちょっとだけジョグで降りました。

そして、登山口にはちょっと薄暗くなった18時16分に到着しました。

↓森の中は早く暗くなります。写真もなんか夜みたいですね。


↓もう誰もいない登山口付近。


あとは早く舗装道路に出ると安心して歩けるかなー、なのでちょっとだけ急ぐかなー、とか、
芸術の森まで歩けばバスがあるなー、セイコーマートでなんか食べたいなー、とか思いながら歩いていくと・・・
なんと、空沼登山口のバス停にバスが止まっていました!(驚)

運転手さんに「何時発ですか?」と聞くと「6時37分です」との答えが。
信じられませんが、あと3分で出発ってことで、ラッキーなことにちょうどバスに乗れました(笑)
・・・ということで、ここで今日の山旅は終了しました。

↓真駒内駅で下車。乗ってきたバス。



GPSトラックです・
今回は空沼山頂までがGPS時計で、標高は地図に合わせました。
空沼山頂からはスマートフォンで計測しました。










距離:沿面距離60km(直線距離57km)
時間:18時間43分
標累標高:5878m

GPSによるとこの距離なのですが・・・絶対そんなにないですね(苦笑)
たぶん、50kmくらいでしょう。
GPS時計の計測が1秒ごとになっているので、少し多めに出るのかもしれません。
累積標高もおかしいですね。なんか多すぎです(笑)
で・・・麦汁の量はちょっと少なめの3.85Lでした(苦笑)


で、毎週毎週ハードに山旅をすると2つの問題が生じます。
ひとつは、疲れが蓄積すること。
もうひとつは、疲れを取ろう積極的に休養すると、体力が低下することです。
・・・もう52歳なので、休まないと疲れが抜けないんですよね(涙)

なんだか夏場のハイシーズンに体力低下っていうのは変な気がしますが、いつも実際そうなります(笑)
2週に1度くらいでちょうど土日が雨だったりすると、調整ができてすごくいいのですが・・・
空いている日に天気がいいと、後悔しないように出かけよう、という気持ちになります。
このへんの折り合いが難しいなー、と思ったりします。

どちらにしても、無茶な山歩きができるのは、あと2~3年くらいというところでしょうか。
後悔しないように過ごしたいと思います。


コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 支笏湖一周 恵庭岳不風死岳... | トップ | 藻岩山純登山 第2弾 苫小... »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゆー太郎さん (ぴよしろう)
2014-09-11 00:34:07
もし、早く足が回復したら、シュウさんとこのコースでの約束があります。
もしかしたらお誘いできるかな・・・
無理かもしれませんが、まあ期待しないで待っててください(笑)
返信する
藪漕ぎ (ゆー太郎)
2014-09-09 17:44:18
お久しぶりです。

久しぶりにブログを拝見させて頂いたのですが、毎週、ハードな登山をされていたのですね。本当に凄いと思います。

私もこの観音沢林道には興味があったのですが、この林道に出るまでには藪漕ぎが必要なのですね。

私もチャレンジしたいと思います。
返信する
NAKさん (ぴよしろう)
2014-08-25 21:56:25
どうもです!
実は自分も秋にそのコースは狙ってます(ニヤリ)
まあ、それよりももうちょっとだけ先に行くつもりですが。
で、今週、自分も長距離歩行訓練をしてきました。
近日中にアップしたいと思いますが・・・お互いがんばりましょう!
返信する
観音沢林道 (NAK)
2014-08-25 13:10:53
実は次の目標地点を砥石山としています。
地図を眺めていると、砥石山から八剣山も近いよなと思ってはいたのですが、観音沢林道というのがあるんですね。
いつかの目標にしよう(笑)
その前に、まずは砥石山まで歩けないとその先は無いわけですが・・・先は長い!
返信する
たいがーさん (ぴよしろう)
2014-08-23 08:42:57
このコース、自分もこれからまたいろいろと使おうと思っています。
このコースのおかげで、いろいろと楽しみが増えるような気がします。
たいがーさんが開拓してくれたおかげですm(_ _)m
どうせなら・・・こんどこっそりここを草刈しましょうかね(笑)
返信する
おお、 (たいがー)
2014-08-22 20:47:04
これは熊も逃げていきそうなかっこいい藪漕ぎルートの名前ですね(^^
自分もこのルートを使って札幌岳方面などへ登山をし、最後は砥石山と良く似た名前の硬石山で藪漕ぎ登山をして締めようかな、なんて考えたりしていましたが全然実行できずで…。
最近ご無沙汰なので砥石山愛好家としても行かなければ、と思っています。
でもこの時間はやっぱり熊が怖いですね…。
長距離お疲れ様です!
返信する
snufkinjrさん (ぴよしろう)
2014-08-22 02:16:27
熊・・・たくさんいそうですね。
この時間帯に砥石山を登るのは、実はもう4度目くらいで、かなり大丈夫な気持ちになっていました。
なんか・・・いつか死にそうな気がしますね(苦笑)

で、今回はチャレンジというよりは、歩き倒す山旅という感じでした。
体に空きがあれば毎週登山などをしたい自分としては、チャレンジという感じではなく、「長距離山旅」を楽しむという感じで行こうと考え始めています。
そして、正直なところ、今年の体だと多くの山を1日で登ることはできない感触です。
今年はロード比率を上げた山旅にして、来年は少し鍛えて山の密度を上げた山旅にしようと思います。
まあ、ロード比率を上げるといままでと違う旅になるので、それもいいかなー、と考えていますし、実は昨年から、少しロード区間を多くしてみるのもいいかなー、「旅ジョグ」的な要素もいれたいなー、と考え、ロードを増やすようにしてはいました。

還暦までは無理かもしれませんが、もうちょっとだけ無茶したいと思います。
返信する
 (snufkinjr)
2014-08-21 21:48:09
小林峠から砥石山の登山道は,札幌近郊でもっとも熊の糞が多い場所のひとつのような気がします.藻岩山を夜走る私も,実はそちらは日中にしか行かないようにしています.さらにぴよしろうさんが通過した時間帯は,熊もそんな時間に人はいないと安心していて,出会ったも不思議はなかったかもしれません.無事に生還できてよかったです.
「タイガールート」は,私も一度使ってみたいと思っています.
さて,つぎはどんなチャレンジでしょう.
とりあえず,還暦までは無茶できると思います.それ以降もまだまだ大丈夫.
返信する
悟空さん。 (ぴよしろう)
2014-08-21 21:23:29
前の日のこともあって、お誘いしようかと思ながらも、のろのろ企画なのでやめておきました。
で、北海道マラソンですか!
自分も一生に一度くらいマラソンには出てみたいような気もしていますが・・・出ないかなあ(笑)
小樽はいいところがたくさんあってうらやましいです。
返信する
イイですね! (悟空)
2014-08-21 07:14:56
今回も何処か行ったんだろうなと思っていましたが、藪漕ぎは登山道より熊の遭遇率が高いのでドキドキで、それもまた抜けた時の達成感、安堵感がたまらないですね!

私は北海道マラソンの練習でロード30km。途中、高島漁港と塩谷海岸で黄金のスペシャルドリンク休憩し、帰りは温泉銭湯に寄ってまったりランでした!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

定山渓方面・夏山」カテゴリの最新記事