地球へ ようこそ!

化石ブログ継続中。ハンドルネーム いろいろ。
あやかし(姫)@~。ほにゃらら・・・おばちゃん( 秘かに生息 )。  

映画鑑賞 @ 「 おくりびと 」 を観てきた

2008-10-03 08:31:01 | たび
かねてから観たいと思っていた映画「 おくりびと 」を観に一人ででかけた。毎月一日は誰でも映画が1000円で観ることができるらしいことを知ったのは割と最近。例によってお得意の迷子。いっこ先の駅にて下車。もどる最寄駅。

映画は昔から「待てば海路の日和」鑑賞(=自宅でTV放送されるのをひたすら待つ→ただ だもの。)と決めているから、私がわざわざ映画館に出向くのは珍しいんだ。自分自身の育った環境もあるし(→家族で映画を観に行くなんていう家ではなかった。ひたすら働く家族。娯楽は夜のTVのみ。)大体主人が働いている時に、映画を観ているということ自体どうにも居心地が悪いんだ。

だけど、まあね、自分だっていつ「 おくられびと 」になるかわからないし、ジャパンもマンマミーヤもそれなりに落ち着いてきたんで、「 とうちゃん、ありがとよ!」とばかりに出かけてきた。

普段だと1800円だけど、それが1000円なんだから、すごいお得ですよね。なんて太っ腹な映画会社?or 映画館?

いちょう村にいたときは、今だから言えるけれど、睡眠時間がめちゃくちゃ短かかったり、めちゃくちゃ不規則だったりした。何より心労。自分では本当によく頑張ったと思う。

ここへきて、とうちゃんが稼いだお金で、とうちゃんが働いている最中に映画をみても、まあ罰はあたらないんじゃあないだろうか?と思えるほどに、「 家庭安泰・平安 」に貢献したと思えるようになったので、OFFも堂々とさせていただくことにしたんだ。ライブもしかり。

大体において、映画を皆で一緒に観るのは好きじゃあないんだ。いつも偉っらそうにしているワタクシが、さめざめ泣くの見られたくないんですよ。マンマミーヤなんぞは、「お母さん、泣いてたね。」なんて鬼の首とったみたいに言うし・・・。

映画鑑賞では自分だけの世界に浸りたいんですよ。遠慮なく泣いて、笑って、食って、飲んで、ひっくり返って(=だらしなくごろりっと寝っ転がって)、途中トイレ行ったりもして・・・。
そういう意味じゃあ DVD・自宅・家人寝静まる真夜中鑑賞が一番好きかも?

本日、指定席、左隣 おじさん。右隣もおじさん。まあ おしゃべりおばさん軍団に近くを占拠されるよりはいいかな?と思ったんだけれど・・・。

だが、しか~~し、あのですね、笑うつぼがなぜか近隣の人々と違うワタクシ。
(まいったな~)笑うまいと我慢すればするほど笑いがこみ上げてくるし(くくくっ)、なんとなく場面が、笑うと不謹慎かな?と思える場面だったりもして・・・。(→結構まわりに気を使う、小心者のワタクシは映画を思う存分味わうことができない。)

笑う、泣く、泣く、笑う、泣く 泣く・・・。

どこの誰だかわからないおじさんたちなんだから別に気にしなくていいんだけど・・・。隣が気になりながらの鑑賞。

左隣りのおじさんも時々泣く、近隣のおばさんたちと違うツボで笑う。
右隣のおじさんは泣かない、笑わない。

やっぱり何だか、居心地悪かったな。何で気にしてしまうんだろ?何度もいうけど、知らないおじさんだよ?ワタシは別に悪いことしてるわけじゃあないのにね(たしかに 泣き笑いのつぼは違うけど)。
家族で並んで観るほうがまだよかったかもな。

意外とお犬さまのマーキングみたいな、テリトリーを確保したいワタシなのかも知れない。

@@@@@@      @@@@@@

映画はすごくよかった。チェリストと納棺師、主人公の職業はちょっと落差がありすぎるような気もするけれど、 異次元空間への橋渡し を司るという意味では共通点があるように思う。

納棺師の作法?の見事さにも驚いた。
 人の生き死に にかかわるお仕事というのは、やっぱり大変だと思う。
広末涼子さんの役、何て名前でしたっけ?その奥さんが主人公のもっくん(→こっちも名前忘れた。)の仕事(=納棺師 )に対して

奥「 汚らわしい!」なんていう発言をしていたけれど、やっぱりそれは違うだろ?って思えるくらい、もっくんは淡々と、清々と、仕事をしていた。大切なことは自分が従事している仕事に誇りが持てるか?ということなのだろうと思う。

昔はお医者様とか、学校の先生とかが偉いんだ と思っていたけれど、そうじゃあないんだな~とこの頃しみじみ思うんだ。

きれいごとを言って申し訳ないけれど、どんな仕事でも、自分が天から与えられた仕事を、ひたむきに、懸命に、お天道さんにはじないようにやることが大切なんだと思う。

自分の只今与えられている仕事や状況の中で、いかに不平不満を言わないように創造的に、自分の出来うる範囲で、家族を含めて自分ではない人々と和していくか、ということが大事になってくるのだと思う。
ふりかけ屋さん経由、お友達のお友達の方で、特殊清掃に携わる方(ブックマーク一番下)にリンクを貼らせていただきました。自殺をなさった方、変死をなさった方たちのあの世への旅立ちのお手伝い・後始末をされている方です。
この方のお話をきくと、何だか自分がとても恥ずかしくなります。


>写真はうちから見えるすごい高い鉄塔の電線を手で?漕ぐ?ような感じで進む おかごの中の電線マンと清掃工場の煙突。
高所恐怖症のワタシには絶対できないお仕事。尊敬。敬礼。事故のないように頑張ってください~~。祈ってます。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする