先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

独BMW、世界初の「色が変わる車」披露 アプリで操作

2022年01月13日 00時26分38秒 | 日記

 

[ラスベガス 6日 ロイター] - ドイツの高級車メーカー、BMWは、米ラスベガスで開催中のデジタル技術見本市「CES」で、世界初の「色が変わる車」を披露した。

コンセプトカー「iXフロー」は、電子書籍端末で通常使用される電子インク技術を用いて車体の色をさまざまなパターンのグレーと白に変化させる。

携帯アプリを使って電気信号を送ると異なる色素が表面に現れ、濃淡や模様が変わる仕組みで、将来的には車内のボタンなどでも操作できるようになる見通しという。

BMWのエンジニアは、暑い日には白に色を変えて日光を反射し、寒い日は黒にして熱を吸収するといった使い方があると話した。

今回展示されたコンセプトカーはグレーと白の間でしか色を変えることができないが、今後幅広い色に拡大する計画という。

 

EInk社電子ペーパーの仕組み解説(丸文社のWebサイトより引用)

EInk社の電子ペーパー製品は以下に紹介する3つの技術を用いてディスプレイ表示を行っています。

2色電子インクの原理(マイクロカプセル方式)

電子インクは、数百万個ものマイクロカプセル(microcapsules)からなっています。マイクロカプセルは、人の髪の毛の直径ほどの大きさになっており、マイクロカプセル一粒一粒に、マイナスに帯電した白色顔料と、プラスに帯電した黒色顔料という2種類の電気泳動式粒子が含まれていて、それぞれ透明な液体の上下に浮かんでいます。プラスとマイナスがそれぞれ反対の電極へ吸着する原理を利用し、電界に電気を通すと、そのエリアに対応した黒色または白色の粒子がマイクロカプセルの上部へ移動していき、そのエリアが白色または黒色に映ります。

 

アドバンスドカラー電子ペーパーディスプレイ(Advanced Color ePaper, ACeP)

2016年、E Inkは多色電子インクシステムを発表し、これをアドバンスドカラー電子ペーパーディスプレイ(Advanced Color ePaper, ACeP)と名付けました。ACePカラー電子ペーパーは、色のついた粒子によって、カラーフィルムを必要としないフルカラー表示を実現しました。これは、マイクロカプセル(Microcapsule)またはマイクロカップ(Microcup®)アーキテクチャを使って実行することができます。 2色または3色電子ペーパーと同様に、ACePも優れた低電力性、紙のような質感、日光下での視認性といった特徴を備えています。


全電動航空機を開発、最高時速623キロ 英ロールスロイス

2022年01月13日 00時04分04秒 | 日記

CNNが、『「世界最速」の全電動航空機を開発、最高時速623キロ 英ロールスロイス』という記事を載せていたが、飛行機には電動は無理かと思っていたが、可能性は十分にあるという事か? バッテリーは400Kwというから、テスラなどの中型EV車のバッテリーが大体100Kwなので、4倍という事になる。

英ロールスロイスが、オール電化の航空機としては「世界最速」の機体を開発したと発表した/John M Dibbs/Rolls-Royce

全電動航空機による世界最速記録と主張している。

同社によると、同機はこれまで3つの世界記録を樹立。その一つは、英ウィルトシャーにある英国防省の軍用機試験飛行場で時速300マイルで9.32マイル(約15キロ)の距離を飛んだ記録とし、従来の記録より時速182マイル速かったとした。

これらの記録は、承認を求めて国際航空連盟に提出された。


時速300マイルで9.32マイル(約15キロ)の距離を飛んだという/Jane Stockdale/Rolls-Royce

スピリット・オブ・イノベーション機の開発は、飛行の電動化を加速させる事業の一環で、英航空宇宙技術研究所(ATI)や英民間企業・エネルギー・産業戦略省などが資金を提供している。

ロールスロイスによると、同機の動力源は出力400キロワットの電動パワートレインと航空機用としては最も高密度とするバッテリーパックとなっている。