カナードを持つフランスの主力戦闘機「ラファール」 英独伊西のユーロファイター スエーデン製繰りペン
ヨーロッパ製の戦闘機は、①イギリス、ドイツ、イタリア、スペインの4カ国共同開発による「ユーロファイター」、②フランス製の「ラファール」、③スウェーデン製の「グリペン」の3機表的な戦闘機となるというが、上のフランスのラファールの写真で見られるように、水平尾翼がなく、小さな前翼と大きな三角翼からなり、3機種に共通している。①のユーロファイターは、イギリスがEU脱退とともに共同開発から離れフランスが再度参加すると見られている。
小さな前翼と三角翼の、この翼の組合せは「クロースカップルドデルタ」と呼ばれ、STOL性能と機動性に優れており、のちに「ビゲン」の後継機種として開発された「グリペン」や、「ユーロファイター」「ラファール」でも採用される事になります。日本の防衛庁技術研究本部(当時)でも、練習機T-2にカナードを取付けて、CCV(運動性能向上機)の研究を行っています。
CCVの技術研究のためにカナード翼を取付けた自衛隊のT-2
アメリカのF35とユーロファイターや、ラファールあるいはグリペン、どれが一番強いのだろうか?