NTTデータが、生成AIの活用をグローバルで推進する「Global Generative AI LAB」を設立、まずは19.5万人の関連会社を含めた社員の業務を生成AI でサポートするとのこと。NTTDataは、システム構築でトップ企業だから、広く拡大するのは当然であろうから、生成AIが、日常の生活の0なかにも拡販するという事だろう。
具体的な最初の提供機能は、①ソースコード自動生成やチャットボット「eva」、②文章検索ソリューション「Dolffia」注2などの生成AI関連ソリューションをグローバルで展開し、③文書読解AI「LITRON®」と生成AIを連携した新サービス。
以下、NTTDataのホームページ(https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2023/062901/)から引用抜粋:
(1)生成AIのソフトウェア開発分野への適用
2020年より日本とスペイン拠点共同で、生成AIをソフトウェア開発へ適用する取り組みを実施しています。この取り組みの一つとして生成AIを活用しソフトウェアマイグレーションを実現するソリューションを開発し、すでに複数の顧客とPoCを実施しています。
ソフトウェア資産のモダナイゼーションでの生成AIの活用にとどまらず、当社コアビジネスであるシステム開発案件にも適用します。工数として大きな比重を占める製造、単体試験工程をはじめとして、各工程で利用可能な生成AIを活用したアセットをグローバルで整備すると共に、次世代開発プロセスを整備し、グローバル全19.5万人で標準利用していくことを目指します。
(2)各拠点が持つソリューションの展開
NTT DATA EMEAL(欧州・中東・アフリカ・中南米地域の地域統括会社)で提供を開始している文章検索ソリューション「Dolffia」ならびにチャットボットソリューション「eva」をEMEAL以外の地域へ展開します。まず、日本語の利用検証を実施し、2023年上期中より国内のお客さまとPoC(概念実証)を実施します。また、すでに提供しているナレッジマネジメントソリューション「knowler」注3へ「Dolffia」を組み込み、自然文検索を含むコンテンツ検索の高精度化の他、ナレッジの自動要約や自動分類、画像検索等への対応を進めます。まずはNTTデータ社内のナレッジシェアで活用し、その後順次お客さまへの展開を進めます。
表:各国拠点のAI関連ソリューションと今後の展開について
文章検索ソリューション「Dolffia」 |
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チャットボットソリューション「eva」 |
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ソースコード自動生成ソリューション |
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文書読解AI「LITRON」 |
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