最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

明日、私が死ぬってことになったら、

2020-04-05 04:54:11 | 日記
いきなり、不穏当なタイトルから始めました。
コロナウイルスのために、極端な恐怖心を募らせているというわけではありません。
細心の注意を払うといっても、家庭の中では、手洗いの励行くらいで、外出しない生活を普通に営んでいるだけです。

ひとつ影響を受けているとしたら、今度の感染症は、重篤化するとあれよあれよ、という間に手おくれ、という事例でしょうか。
それでなくても、人はいつどこでどうなるとも限りません。

見送る側としても、いきなり死の淵に佇む家族に対して、どうにもなすすべがない、なんて恐ろしいこと。

実母の十七回忌は、来年秋です。今から十五年前の七夕の日に救急外来で受診、入院。余命一ヶ月といわれたのを頑張って、二ヶ月後、逝きました。血液の癌でしたが、手術も抗ガン治療も出来ない状態でした。東京の癌研でのセカンドオピニオンも、母の「私はここの病院でいい、ここがいい」のはっきりした意思表示で強行はできませんでした。
母にはいつか必ず、「おかあさん、あなたの娘で幸せでした。おかあさんは世界一のおかあさん。産んでくださって、心いっぱいに育ててくださって、ありがとう。今まで本当にありがとう、私の大切なおかあさん、私の一番の誇りのおかあさん」と話すつもりでした。
でもXディーが来るのが怖くて、まだまだその日はこない、まだその時には至らない。と自分と葛藤してとうとう言わずに母とは永訣の日を迎えてしまいました。
母は自分の死期を少しは予期したのか、私にいくつかの示唆に富む言葉を残しました。
今もいつも、母へのお別れの感謝の言葉を言えなかったことを悔いています。

明日、私が死ぬことがあったら、残る方々に
ただただありがとう、それだけしかありません。
お世話になった、愛おしんでくださった、それに報いることなく、
大きな借りを返さないで逝くことになるのが、心苦しいです。

・・・と朝には似つかわしくない話題でした。
コメント (2)