最終章だけど、、、

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お雛さまのお蔵入りにやっとたどりつきました。

2020-04-14 09:25:04 | 日記
三月三日のひな祭り当日にお雛様をしまわないと、出遅れる(輿入れが遅れる、化石のような言葉を使うなら、オールドミスまっしぐら路線)という伝説が、かつてはまことしやかに言われたものでした。

お雛様を出したのも二月のごく終わりごろでしたので、一か月遅れでいいわ、四月三日にお戻り(土蔵に)いただくわ、とのんきに構えました。

二月下旬は、当県は、罹患者ゼロでした。広くもない居間にお友達を招いて濃厚歓談、三時間も彼女とき相向かい彼女の処世感の熱弁に聞き入りました。

それからひと月半になります。罹患者数は50名に届きそう。

私の気持ちの萎えは、どんどんひどくなり、なんにもする気になれず、無為飽食に甘んじる毎日です。

やっと、お雛さまを3つの木箱に収めました。毛氈を外して、あとは、ひな壇の組み立てをとれば、元通りの奥座敷になります。


やる気がしないので、デミタスのコーヒーセットにもインスタントコーヒーで済ませ(いつもは、エスプレッソマシーンを使いますが)ひな壇上にあった、菱餅をお茶うけに片付け作業の労を自分でいたわりました。
直前にお仏壇の扉を開けてお線香もあげたので、お数珠も一緒に撮影に加わっています。コーヒー茶碗の小ささが分かります。お数珠の定位置はこちらです。


二人の幼い人の銅像にかけています。
いつものお花が金屏風前にあるのと同じ部屋です。

これは前座敷と呼ばれるいつもの座敷。炉が切られていますが、長いこと炉開きしていません。かつては、庭の蹲で洗心してもらい、少し大勢のお客人を招き入れてお茶事をしたものです。金屏風の裏に茶道口を設けていました。


後座敷です。お茶事には、待合として使いました。
先ほどまで、二條びなを床の間に飾っていました。そろそろ終焉に近づいた庭の椿を手折って投げ入れです。


お雛様のいらした空間は華やぎがありました。
すっかり寂しくなったいつもに戻った部屋の真ん中で、寂しいのは、私のこころ、そのものなのだと、涙がふくらみをまして、生じてきます。

いつになったら、この不安がなくなる日がくるのでしょうか。。。。。

みんなで、こころをひとつにして、乗り越えないといけない凶事です。弱気はいけませんね。

お雛様のあとの奥座敷に、何か掛物を探して掛け、お花も活けないと。ちょっと気が早いですが、五月のお節句のにでもしましょうか。

写真を撮る元気もここまでで、小間(茶室もどき)と水屋の花の写真は割愛します。庭の一番大きな椿の木、露月という白い一重の花をつける木ですが、その下いっぱいに、今は、富貴草が白い花を繁茂させています。小間とお仏壇に活けました。

以上小学生の日記、いえそれにも届かない稚拙な一文でした。おわり




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