***151番
***
煌びやかに飾られた王車も古くなり
自らの体も、年老いてゆく
しかし、信心深き人の仏法は
老い古びることはない
信心ある人は、また
信心ある人へと伝え継ぐからである
うちかざられし
王車も古(ふる)び
この身また
老(おひ)に至らん
されど心ある人の法(のり)は
老ゆることなし
心ある人はまた
心ある人につたふればなり
王車も古(ふる)び
この身また
老(おひ)に至らん
されど心ある人の法(のり)は
老ゆることなし
心ある人はまた
心ある人につたふればなり
***
煌びやかに飾られた王車も古くなり
自らの体も、年老いてゆく
しかし、信心深き人の仏法は
老い古びることはない
信心ある人は、また
信心ある人へと伝え継ぐからである
**116番
**
善は急げ、善きことをしょうと思ったら、ためらわず急いでやることだ。
悪いことに直面したら、誘惑に負けない強い心で守ることだ。
良いと思うことは、すぐやらないと、そのうちに心が悪に染まってしまう。
善(よ)きことには
いそぎおもむくべし
悪(あ)しきことにむかひては
心をまもるべし
功徳(よきこと)を作(な)すに
こころうきものは
悪の中に
こころおぼるるなり
いそぎおもむくべし
悪(あ)しきことにむかひては
心をまもるべし
功徳(よきこと)を作(な)すに
こころうきものは
悪の中に
こころおぼるるなり
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善は急げ、善きことをしょうと思ったら、ためらわず急いでやることだ。
悪いことに直面したら、誘惑に負けない強い心で守ることだ。
良いと思うことは、すぐやらないと、そのうちに心が悪に染まってしまう。
**81番
**
大きな巌石は、風が吹いても揺らぐことはない。まさに盤石の構え。
このように、心根の座った人は、
他人にそしり、けなされても、
また褒めちぎられても、
(毀誉褒貶のこと)に、
心が揺れ動くことはない。
一(ひと)かかへほどの盤石(いわいし)
風にゆらぐことなし
かくのごとく
心あるものは
そしりと
ほまれとの中に
心うごくことなし
風にゆらぐことなし
かくのごとく
心あるものは
そしりと
ほまれとの中に
心うごくことなし
**
大きな巌石は、風が吹いても揺らぐことはない。まさに盤石の構え。
このように、心根の座った人は、
他人にそしり、けなされても、
また褒めちぎられても、
(毀誉褒貶のこと)に、
心が揺れ動くことはない。
**68番
**
一生懸命やったあとの、達成感。その喜びは何物にも代えがたい。
最高のご褒美だ。
スポーツ選手の勝者の喜びだ。
繰り返し、繰り返し練習を重ね金メタルをとった時のような喜び。
スポーツに限らず、仕事にしても、善行にしても、その力をつくし
悔いのない行動。結果良ければ、すべて良し。
行ひを作(な)しをはりて
こころに悔(くひ)なく
顔に喜笑(よろこび)あり
おもひたのしく
その果報(むくひ)をうく
まこと かかる行ひは
善く作(な)されたるなり
こころに悔(くひ)なく
顔に喜笑(よろこび)あり
おもひたのしく
その果報(むくひ)をうく
まこと かかる行ひは
善く作(な)されたるなり
**
一生懸命やったあとの、達成感。その喜びは何物にも代えがたい。
最高のご褒美だ。
スポーツ選手の勝者の喜びだ。
繰り返し、繰り返し練習を重ね金メタルをとった時のような喜び。
スポーツに限らず、仕事にしても、善行にしても、その力をつくし
悔いのない行動。結果良ければ、すべて良し。
**62番
**
子孫がいて、財産もしっかりある、みんなに相続させ、後々、子孫それぞれ、豊かに暮らさせたい。
我欲は続き、悩み事もつづく。愚か者の考えることだ。
その時、我が身は。自分の肉体は、もうすでに自分のものでない。
何故に、子孫も財宝も、自分のものだと言えるのか。
この世に生れて、何一つ自分のものでない。仮のものだ。慾にかいても死んで持ってゆけるものではない。
根津神社の躑躅。こんなに咲き誇っていても、時季が来れば花は散り落ちて残らない。
「我に子等(こら)あり
我に財(たから)あり」と
おろかなる者は
こころなやむ
されど われはすでに
われのものにあらず
何ぞ子等あらん
何ぞ財あらん
我に財(たから)あり」と
おろかなる者は
こころなやむ
されど われはすでに
われのものにあらず
何ぞ子等あらん
何ぞ財あらん
**
子孫がいて、財産もしっかりある、みんなに相続させ、後々、子孫それぞれ、豊かに暮らさせたい。
我欲は続き、悩み事もつづく。愚か者の考えることだ。
その時、我が身は。自分の肉体は、もうすでに自分のものでない。
何故に、子孫も財宝も、自分のものだと言えるのか。
この世に生れて、何一つ自分のものでない。仮のものだ。慾にかいても死んで持ってゆけるものではない。
根津神社の躑躅。こんなに咲き誇っていても、時季が来れば花は散り落ちて残らない。
**60番
眠りえぬものに
夜(よる)はながく
つかれたるものに
五里の路はながし
正法(まこと)知るなき
おろかの者に
生死(ひと)の輪廻(よ)は
ながからん
夜(よる)はながく
つかれたるものに
五里の路はながし
正法(まこと)知るなき
おろかの者に
生死(ひと)の輪廻(よ)は
ながからん