炭火で焼かれる「うなぎ」は、火もまた涼し、とは言わんでしょう。
*
「心頭を滅却すれば火もまた涼し」
意味は、どんな苦痛にあっても、これを超越して心に留めなければ、その苦痛を感じない。
原文「安禅必ずしも山水をもちいず、心頭を滅却すれば火も自ずから涼し」
[安らかに座禅をするには、必ずしも山水を必要としない。心の動きをとどめて無念無想になれば、火でも自然と涼しい]
甲州慧林寺の禅僧 快川が織田勢に寺を焼き討ちされた時、火炎の中でこの句を唱えたと言うので有名。 (故事ことわざ辞典、三省堂)より
*
冷房や、エアコン無くても、9月から電気代上がっても、新党が滅却しても、「国民の生活が第一」でなくても、干上がっても、涼しい顔していられる。 サウ イウモノニ ワタシハ ナリタイ。とは言えない。
絶対隔離でもされないことにはです。
腹を(背を)裂かれ、蒸したり焼かれたりする「うなぎ」の気持ちになって、心頭滅却とは、行きませんね。
おかげで、電気代も、蒲焼の値段も「ウナギ登り」です。