松本清張傑作選第三作を読んだ。
いろんな人がセレクトした松本清張の小説集。
これは鉄道モノのジャンルです。
なんといっても「点と線」だ。不朽の名作。
ずいぶん前に読んだので、「飛行機と列車の時間差」としか
覚えてなくて、改めていろいろなトリックに感心。
しかし当時は飛行機でも東京-福岡間が四時間もかかったとは!
まして列車となると、今では気が遠くなるほどですね。
私も小さい頃、鈍行(なつかしい響き!)-特急-連絡船-特急-鈍行というルートで
北海道から石川県まで親に連れられ帰省してました。
それこそ気が遠くなった、子供だったし。
函館に着いて、なんで船の乗り場までボーッとしたまま(たしか夜中の
ことが多かった)走らされたのか、これを読んでやっとわかった。
ウチの親ももうちょっと奮発して指定が取れなかったのか。
それとも当時は贅沢だったのか、とか思ってみたのでした。